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ウサギもカメも、アリもキリギリスも特性が違う、種が違う、質が違う、比べるのが違う。
このところ頭の中でウサギとカメがいったりきたり。ウサギは愚か者、カメは見習うべき頑張り屋さんという物語。なんでこんな話で善と悪を教えているのだろうか?
と頭がしつこく考えるので書き出しておこう。
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無謀な戦いに挑み、夢中になって走るカメの頑張りは素晴らしい。だけど偉くもすごくもない。
ゴールする時間を計算して休憩し、体力温存するウサギはダメな奴なのだろうか?勝負の世界に戦略は必要なものではないだろうか。
頑張ることは必要だし、休むことも必要。
がむしゃらに頑張るカメの姿を笑うこともいけない。
しかし『頑張ることが美徳』の刷り込みは人を苦しめることがある。
子ども達の9/1問題なども、小さな頃から「カメは良くて、ウサギはダメ」「頑張らないのはダメな奴」と洗脳されているから起きるのではないかと思う。
うさぎだって走ってきたんだから、ひと休みぐらいいいじゃないか!
と私は思う。
こうした子ども達へのプロパガンダはたくさんある。
アリとキリギリスも同様。
せっせと働くアリは別に偉いわけではないし、歌を歌いながらノマド生活をおくるキリギリスはダメな奴でもない。
頑張らない人は頑張った方が良いが、休む事が出来な人は頑張って休んだ方が良いこともある。頑張らないように見える人だって陰では頑張っていることもある。
頑張るのが偉くて、頑張らないのは偉くないという刷り込みはどうなのだろうか?そもそも、ウサギとカメも、アリとキリギリスも特性が違う、種が違う、質が違う、比べるのが違う。
なんで一緒にして比べて、どっちが良くてどっちが悪いになっているのだろう?
とにかく疲れたら休もう。
まあ、こんなこと考えていられるのは今が穏やかだからだろう。
台風24号が深刻な事態にならないよう祈る。