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For Mother ではなく For Best Friend

※妊娠、出産に触れたnoteです。



ママになった親友へ 特別な出産祝いを
超短編小説とデカフェドリップコーヒー

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先日、小学校から仲良くしてくれている子が出産をしました。
イニシャルからとって、Aちゃんと呼びましょう。
ものすごく怖がりで、心配性で、たらればで不安になってしまうような繊細な子です。
コロナ禍になってから一度も会えていません。SNSもやっていないので、年に数回のテキストメッセージのやりとりだけが続いています。

出産報告も、Aちゃんのお誕生日翌日に実は先月…と返信で教えてくれました(私はAちゃんの母経由で妊娠中から知っていたのだけど)。
生まれるまで何があるかわからない。妊娠報告が嫌な人もいる。いろいろ考えてのことでしょう。

本音は人づてでなく本人から先に聞きたかったし、心からおめでとうと言えるのにという気持ちがあるけど
会わない年月でお互いの変化に気づくことは難しく、Aちゃんらしい判断だと思います。
そんなAちゃんなので、デカフェであっても、コーヒーというだけで念のために避けているかもしれないという懸念がありました。
でも私、どうしてもこれを贈りたかったんです。

Aちゃんは人の気持ちをすごく考える子です。
だからきっと、私がこれを選んだ理由をわかってくれるんじゃないかな。そう思いました。

For Mother ではなく For Best Friend

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大変な部活、毎日歯を食いしばって続けたね。
恋バナでキャーキャー言って、手紙交換して。
二人とも泳げなくて、プールの追試を受けて。
高校は別々だったけど、ごはん食べに行って。

ずっと同じ街にいるAちゃんと、引っ越してしまった私。
一箇所で長く勤めているAちゃんと、転職しすぎな私。

環境が変わって、いろんな世界を見て、Aちゃんが少し遠く感じるようになってしまったけど、それはAちゃんも同じなのかもしれないね。
まだまだ先になりそうだけど、久しぶりに会えた日には、昨日の続きのようにお話できると思うんだ。

出産祝いの質問に4日悩んでくれたAちゃん。
控えめだし、責任感が強いし、「母とは」みたいな概念に押し潰されないか心配。
たぶん対面できるのは数年後だと思うけど、その時また手土産で持っていくから、どんな気持ちだったかとか聞かせてね。


ゆうこちゃん、この度は素敵なギフトをありがとうございました。
ママであるゆうこちゃんだからこそできた愛のある商品、たくさん広まりますように。


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