小学校にて

おはようございます。和香です。

昨日は、はじめて私の母校である小学校の校歌の作曲者という方とお話しする場をいただくことができました。音楽関係なく多方面でご活躍されているお姿を伺うことができ、とても楽しかったです。希少なお時間をいただき、ありがとうございました。

私はベビーブーマー世代なのですが、その人数に対応すべく、多くの小・中・高校が作られていた頃です。現在その小学校に全校生徒350名前後の生徒さんが通われていらっしゃると思いますが、私が中学のときには1学年でそのくらいの人数でした。

そんな時代の校歌ですが、今の時代の校歌よりはかなり音楽的にもきちんとした手法を用いた、スタンダードな曲を作曲していただいたため、唱歌のような色あせない感じがあって、今でもボランティアとして教えに行かせていただくほどです。

最近の小学校校歌で歌いにくい曲がある、と周りにいらした教職員の方にお伺いして、ホームページで検索すると、なるほど、確かに音がとりづらい。おそらく、きちんとした技法にのっとって作曲されていないのが原因なのだろうと思います。著作権の起訴が頻発していた時期の曲でした。私たち音楽活動が、正規の方法に則っているにかかわらず、阻害されるのはもったいないと思います。私が作曲の勉強をしているとき、他の人に曲を指摘されたことがありました。その書き終えた五線紙に斜線を引こうとして、師に言われた、一言があります。

「音楽なんて、もうローマの時代には確立していたんだよ、たった12個しかない音の配列が、他人と全く違う確率の方が少ない気がしないかい?」

「もう一度対位法を独学でいいからやりなさい。深く考えなさい。」と。

校歌や唱歌のおかげで、音楽が好きになる子供もいるかもしれない。ボランティアであっても丁寧に指導していきたいです。


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