異世界の歩き方【8番街入門ガイド】
「私たちの惑星からそう遠くない、となりの宇宙で暮らす高度知的生命体の街。」
この一文から、貴方はどんな街を想像しますか?
月面のような広大な土地にコロニーが点々とある、少し寂れた街
文明レベルは遥か先、空飛ぶ車に高層建築、人工物しかない街。
時空すら飛び越える、時空間住所がある4次元的空間の街。
いいですね!皆さんが思い浮かべた街、どれも正解です。
では、この条件ではどうでしょう。
その答え、私がつくってみました。ようこそ!かぎのこの世界へ!
歩こう。かぎのこの世界を。
かぎのこって?
「かぎのこ」を一言で言ってしまえば、「子どもの頃の人類」とよく似た知的生命体です。
個体差はあるものの、彼らの特徴といえば「好奇心旺盛な事」と、「結構怖がり」なところ。初めてのものを見つければ、木の棒で突きながら確かめてしまう。そして反応があれば一目散に逃げる…。そんな子達です。
その影響もあってか、彼らの文明は我々の遥か先をゆくものの、かなり保守的なのです。
「歴史を守るために技術を開発し、その副産物で新しい技術が生まれる」というわけです。
彼らの生活
彼らは集団で生活します。その中で重要なのが「役割」です。
言い方を変えれば「職業」とも言えるでしょう。例えば…。
街の治安を守る「保安官」
火消しの「消防官」
快適な空の旅を守る「空港スタッフ」
安らぎの空間を与える「ホテルマン」
感情を引き出す「作家・クリエイター」
地球と同じように、彼らの世界は職業によって構築されているのです。
つまり、ほのぼのとした生活を支えるのは、彼ら自身なのです。
彼らの住む「街」
彼らの世界は「国」という概念がありません。
代わりに「連邦委員会」が統治を行います。その惑星をいくつかの区域に分けたうちの一つが、「8番街」というわけです。
かぎのこ族の性格は、好奇心旺盛だけど、けっこう怖がり。つまり保守的なのです。
その要因は街の外観にも大きく影響を与えています。
例えばこの街、青を基調とした次世代都市「ヴィントミューレ」なのですが、ここにも保守的な感覚が滲み出ています。この街の風車は、昔ながらの風車を改修し、風力発電機として再利用した事例です。「昔の景色をできるだけそのままに!」という思いが詰まった事例です。
作者のおかたい話
「かぎのこ」が生まれるまで。
「宇宙人は本当に、わたしたちが思う宇宙人らしい姿なんだろうか。」
そんなふうに考えたのが、きっかけの一つでした。だって、我々人類もれっきとした宇宙人です。宇宙に住んでいるのですから。そして人がいるところに「地に足のついた日々の暮らし」がある。
では、地球外生命体としての宇宙人はどうでしょう。目の大きな宇宙人がファッションを楽しんだり、自然と触れ合ったり、自分の仕事と向き合ったり…。そんな、地に足のついた彼らの暮らしを想像した人は、きっとすごく少ないのではないでしょうか。
なんなら「こわい存在」として認識している方も多くないはず…。
そんな認識のままで宇宙を語っていいのか、もし実際に宇宙人がいたとして、そんな見方をされていると知ったら悲しむのではないか。
それじゃあ、今までにない宇宙人をつくろうではないか!
そんな思考のもと生まれたのが「かぎのこ」そして彼らの住む街「8番街」なのです。
かぎのこの見た目の理由。
かぎのこがあの見た目である事には「理由」があります。
かぎのこは最も身近な宇宙人「人類」をベースに、最小限の要素のみを残したものです。
「引き算しすぎじゃ…。これじゃあ判別がつかないよ。」
そうなんです。彼らは見分けがつかないんです。でも、人間だって同じ。話してみるまでは、その人がどんな人なのか本来わからないのです。話してみて「おっ!意外と…!」と思えばラッキー!苦手だったらサッといち早く逃げれば良いのです。
ただ、彼らを見分ける方法はひとつあります。ファッションです。真面目なスタイル。ゆったりとしたスタイル。ロリィタ服という徹底武装したスタイル。仕事に特化した制服スタイル。彼らがその服を着ているとき、彼ら自身もその姿で判別しているのです。
そんな見分け方でいいの?
それでいいのです。その人を丸々理解するなんて、不可能です。
それを表せるようにデザインしたキャラクター。それが「かぎのこ」です。
これからのこと
このコンセプト・理念をもとに、若草フクロウは「かぎのこの世界」を作り続けます。
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(現在開発中の、かぎのこが主人公のPCゲームの体験版が遊べます。)
何卒よろしくお願いします。
次の記事でお会いできることを、心より願っております。それでは。
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