アンチ専業主婦だった私が不妊治療に全振りするために専業主婦になった話


自営業で働き者の祖母と
基本的にキャリアも形成せず
困った時は人のお金を当てにする母

そんな正反対な2人の女性像を
間近に見ながら育った私は

幼い頃から
「自分で稼げる自立した女性」
に憧れていました。

手に職つけようと
看護師/保健師の資格を取り
華々しく自分の人生を送ろうとした矢先
父が無職になり実家に引き戻され
新卒で実家の経済を支える
という予想外の期間も経験しました。

転勤族の夫と出会い結婚し
新卒で入った病院は退職。
その後楽しい職場も経験しましたが
「転勤」の一言で私もまた退職。

このタイミングで
不妊治療の問題も浮上し
転職活動は更に厳しい状況となりました。

そんな私が
一番なりたくなかった専業主婦を
選ぶことになった理由は…?


夫の転勤に帯同し、
遠い地での生活がスタートした頃。

ちょうど前代未聞の「コロナ」が
世界に広がり始めた頃でした。

そんな中で転職活動を始めた私は
かなり厳しい状況であることを知ります。

まず、転勤族の妻であることは
キャリア形成ができる仕事に
携わりにくいということ。

私の場合、経歴を辿ると
地名で転勤族だとバレてしまい
「長く務めて欲しいので」
と断られてしまう。

さらに、入ったばかりの職場で
不妊治療との両立を理解してもらうのは
とっても難しいこと。

特にフルタイムの仕事では
不可能であることがわかりました。


看護協会の相談員の方には
「一度子供を諦めるしか…」
と言われる始末。

アラサーの私に
そんなに猶予はないんです!!
(結果的に5年も不妊治療をすることに。)

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