【感謝】キングオブコント準々決勝進出したので感謝したい人ランキング
祝福してください!
私、何かしらの代表「山崎ユタカ」と「あのつばめ」さんとのユニットトリオ「燕代表」がキングオブコント2024準々決勝に進出しました!
これはとても素晴らしいことです。
「決勝じゃなくて??」
「せめて準決勝からだろw」
「キングオブコントって予選とかあるんだw」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
えぇ、わかっています。
それでは、ここで、1962年人類で初めて月面に降り立ったアームストロング船長の名言を思い出してください。
「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」
これを今回の事柄に当てはめるとこうなります。
「お笑い界にとっては小さな一歩だが、一人の芸人にとっては大きな飛躍だ」
です。
その理由を今から説明します。
素晴らしい理由は主に4つあります。
▼素晴らしい理由たち
理由1:即席ユニットである点
2024年4月23日に前のコンビ(ハウメニーピーポー)を解散したのですが、4月21日の事務所ライブのリハーサルの時にその場にいた大勢の芸人の前で解散を報告しました。
4月といえばまだキングオブコントもM-1グランプリの予選もエントリーも始まっていない時期。コンビ内では4月18日に解散が決まったのですが、その瞬間、私はキングオブコントもM-1グランプリにもエントリーすることが出来なくなった※のです。※ピンではエントリーできない為
4月21日の事務所ライブのリハーサルで芸人の前で「解散することになりました!」と大声で報告し、一旦変な空気にして、リハを終えて楽屋に戻ろうとすると声をかけてくれた人達がいました。
「あのつばめ」の「ししくらサソリ」さんと「いときん。」さんです。
「山ちゃん、解散するの?」
「はい…」
「キングオブコントとかM-1どうするの?」
「ユニットでもなんでもいいので出ようと思っています!」
「キングオブコントは俺ら出ないし、チケット※余っているよ。よかったら声かけてね」
「マジっすか?いや〜でもwまぁ、出る人いなかったらお願いしますw」
※キングオブコントはM-1とは違い、ユニットはOKだが個人の重複エントリーが不可である為
うろ覚えですが、こんな感じだったと思います。
「出ましょう!」と即答出来なかった理由はいくつかあります。
「あのつばめ」さんの普段やっているのは漫才。
どちらも先輩であり、長年組んだコンビを解散して、個々の芸歴はくそ長いけど(笑)、コンビ歴はまだ浅いコンビ。
「ししくらサソリ」さんと「いときん。」さんとは、どちらとも仲良いけど「あの2人とのコントか〜…ビジョンが見えないな〜」が最初の正直な感想でした。
月日は少し流れ、M-1グランプリにユニットで出場する後輩芸人の「コメくん」が別の人とキングオブコントに出ることを聞かされました。
個人での重複エントリーはできないので、私は仕方なく(失礼)、「あのつばめ」さんとユニットとしてキングオブコントにエントリーしました。
新ネタを書き下ろし、2回ほどライブで披露して、7月18日の1回戦に臨みました。
結果は通過。
私の配偶者や「あのつばめ」さんのファンも会場まで駆けつけてくれました。ありがたい話です。
理由2:ほぼ新ネタである点
先述の理由でも書きましたが、私の前のコンビも解散直前にやっていたのはキャラ漫才(キャラではないですよ?うふふ)。そして「あのつばめ」さんのスタイルも漫才であるため、生粋のコント師は「燕代表」にはいないのです。
エントリーはしたけど「ネタは山ちゃんにお願いしていいかしら?」みたいな感じだったのでトリオのネタなんて書いたことないのに新ネタを書きました。
生粋のコント師はいないし、普段から3人でお酒を飲む関係ですし、3人の素の延長線上でネタができるような新ネタを書きました。
まぁ、原案は私が2021年に365日連続で現X(Twitter)であげていた4コマ漫画ではあるんですが。ちなみに原案となった4コマ漫画はこちらから見れます。https://twitter.com/YamazakiYutaka/status/1433369178690424838
※僕は旧Twitterではなく、現Xと呼びます。
通常であれば1年間、ライブでかけて、単独ライブでかけて、仕上がったネタを出すのに新ネタ。
ユニットならではですが、これが2つ目の理由です。
理由3:誰も売れていない
キングオブコントで過去に決勝に行ったユニットでは「最高の人間」がいます。どちらも知名度も実力もあるピン芸人同士が組んだユニットですね。
我々はどうでしょう。
トリオの総合芸歴は60年は越え、年齢は合わせると120歳強になります。
2人とも先輩ですが、誰も売れていない。
知名度もない。何かしらのバッジ(賞レースで決勝に行ったとか)も無い。
平均年齢40代前半のトリオが組んで、ましてやコント畑で育っていない3人が組んで準々決勝。
本当に手前味噌ですが、「お笑い界にとっては小さな一歩だが、一人の芸人にとっては大きな飛躍だ」です。
理由4:飛び道具ではない
理由2でも挙げましたが、今回のキングオブコント、「燕代表」の為に書き下ろした新ネタで挑戦しました。
4コマ漫画から想像して頂けるとは思いますが、飛び道具(突飛な発想、リズムネタ、大掛かりな小道具を使った等)ではありません。
昔ながらの、最初に数十秒フリがあり、設定バラシで笑いを狙い、展開していく、という王道スタイルのコントです。
もちろん飛び道具のコントを否定しているわけではありません。
コント師ではない3人が、つまりコントの演技力に長けていない3人がやった王道の設定コントで準々決勝です。
台本を褒められているような気がしてめちゃくちゃ嬉しかったです。
本当に手前味噌ですが、「お笑い界にとっては小さな一歩だが、一人の芸人にとっては大きな飛躍だ」です。
他にも様々な理由はありますが、主な理由は以上の4つと言えるでしょう。
▼感謝すべき人たち
そしてここからはタイトル通り、感謝すべき人たちをご紹介します。
ランキングと称したので順位をつけたいのですが、比較することはよくないことなので並列でご紹介していきます。
しかし、一番感謝したい人は決まっているので一番最後にご紹介します。
・ジョニーハナガタ(キャメル)
同じ事務所の先輩コンビ「キャメル」のミスターデータ収集こと、ジョニーハナガタ氏。最近、配偶者と毎日ウォーキングをしているのですが、普通にウォーキングをしてもつまらないので【ウォーキングコースの途中にジョニーハナガタさんがバイトをしているコンビニに勝手に行ってコンビニの前で写真を撮ってLINEで送る】という少しホラーなボケをしていました。でも本人会えない日が続いたので【事前にシフトを聞いて、シフトの日に合わせて、コンビニの前で写真を撮り、コンビニに顔を出して、雑談をして帰る】というような奇行をウォーキングの中に組み込みました。ある日、コンビニに顔を出すと「おっ!山ちゃん!突然なんだけど、明日って何してる!?芸人同士が集まってネタ見せ会をやってるんだけど、いつものメンバーのある芸人が来れなくなっちゃって!顔出してよ!いやー、直接誘えて良かった!良かった!」と言ってきたのです。
そうです。「もうバイト先のコンビニに後輩が勝手にくるという奇行」には慣れてしまったのです。むしろ喜ばれました。慣れとは怖いものです。その後は笑いながら品出ししていました。でも、数日後にキングオブコント2回戦を控えていたので僕もマジで嬉しかったのを覚えています。実際、そのネタ見せで2回戦でやる予定だったネタのライブ映像を見せて、色々な意見をくれたりヒントをもらって改良できたのです。ありがとうございます。ちなみに、いつものメンバーのある芸人とは「あのつばめ」さんでした。これも運命ですかね。
・そのネタ見せにいた芸人たち
ブリキカラス、セバスチャン、キャメル、オオトウ(デンドロビーム)。さまざまな角度から意見をくれました。ありがとう。
・卓ちゃん(四天王)
去年、松竹に入ってきて事務所ライブでも連続優勝したり、営業にもメディアにも出ているコンビ「四天王」の卓也努力勝利(たくやどりょくしょうり…どんな名前だよ)。僕は普段「卓ちゃん」と呼んでいるので、卓ちゃんと呼びます。我々が出たキングオブコント1回戦の結果が出たらすぐに卓ちゃんからLINEが来ました。そのまま、そのLINEでネタの相談に乗ってくれて、たくさんのアイデアをくれたりしました。2回戦突破できたのは卓ちゃんのおかげもあるのです。ありがとう。
・あのつばめ(ししくらサソリ、いときん。)
言わずもがなですが、ユニット「燕代表」の相方の2人です。トリオのネタなんて書いたこともない私にネタを任せてくれたり、2人ともがまず仲が良い。なのでネタ合わせがとても楽しい。あと、大人、優しい。そして、あの日、僕が芸人の前で解散報告をした時に、その場所にいてくれたこと、そして声をかけてくれたこと。感謝しかありません。あと、飲み代を多めに出してくれる。ありがとうございます。
・配偶者
去年の9月に結婚をしました。その時は前のコンビでやり始めた「何かしらの代表」というキャラ漫才(キャラではないですよ。うふふ)がなんかライブでウケ始めてM-1グランプリとか、オーディションとかも少しだけ手応えを持て始めて「これからだー!2024年こそは!」って時に急な解散(解散の詳細はこちらから。1万文字あるので時間がある時に是非)。
40歳だし、タイミング的に「芸人辞めろ。就職しろ。」とか言われるのかなと思ったら…全く、皆無、むしろ応援。泣きそう。「あのつばめ」さんとキングオブコントに出るって言ったら食い気味で「良いじゃん!面白そう!!」って笑顔で言ってくれました。全力で取り組めたのは精神的なサポートをしてくれた配偶者のおかげです。ありがとう。ちなみに僕は「妻」のことを「配偶者」と呼び、先述の奇行の写真も撮ってくれます。
・会員(ファン、お客様)の皆様
解散してから落ち込んでいましたが、解散報告のnoteを購入してくれたり(解散の詳細はこちらから。1万文字あるので時間がある時に是非)、色々な方法で応援してくれるゴールド会員の皆様のサポートもあり、ユニットでキングオブコントに出る決心がつきました。「あのつばめ」さんのファンの皆様も、「あのつばめ」として出場するM-1グランプリの大事な時期に急にユニットでお邪魔した私、山崎代表のことも含めて「燕代表」をちゃんと応援してくれています。本当に「あのつばめ」さんのファンは素晴らしいです。ありがとうございます。
他にも沢山いますが、ここには書ききれないので割愛します。ごめんなさい。でも、ありがとう。
▼一番感謝を伝えたい人
そして一番感謝をするのはもちろんこの人です
それは…
誰かと言うと…
そうです!
ここから先は
なんと私、結婚いたしました! そこでご相談なんですが・・・ あんまりこういうのは良くないのかもしれませんが・・・ 祝ってください。