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ただ書く
夜には書きたいことがたくさんあったはずなのに、いざ書こうとするとなにも思い浮かばない。なぜだろうか?夜には書かないと決めている。なぜなら、内容は暗いしどこにも出口も救いもない話ばかりになるからだ。べつに、なんでもいいんだけど。
なぜに暗い話や途方もない話をしてはいけないんだろうか。いや、してもいい。なぜにそんなにポジティブがもてはやされているのだろうか。私の勝手な意識かな?でも、あまり出口のない話をされても困るだろう。人は達成感がほしいからかな?ただ、だらだらと下らない話を話したいときもあるのになぁ。
昨日の夜は自分が見た夢について考えていた。ミミズを食べる夢を見たのだ。夢占いを見ると「不安感」なんからしい。そんなことはさておき、ミミズが喉を通る感触だけが妙にリアルに残った。どうして不安なんだろうか。どうして夜は寂しいのだろうか。それから、昔好きだったアーティストのことを考えたりして、なぜいまはあまり好きではないのだろうか。とか、寝る前に聞いた台湾アーティストの歌が頭をぐるぐるしていたりして、夜はやはり混沌としている。出口はなくて、永遠に♾をぐるぐるしている感じがする。
生産性がない。そうだ。生産性がないことに罪悪感を感じる。なぜだろうか?ひたすら自分の生産性の無さにうんざりするのだ。だから、語学を習ってみたりするんだけど、やはり飽きてくる。
私の姉は美人でとても頭が良かった。生産性も素晴らしく、無駄なことはしてなかったように思う。いつも姉と比べられいるようで、私は常に姉の逆をするようになった。比べられないように。姉は背が低くてとても女性らしい服を着た。髪も長くて、ヒールを履き、大学卒業後は優良企業で会社員をした。姉は結婚するまで、ひとつの会社で働いた。
私には到底出来ない!スカートじゃあ、高いヒールじゃあ、早く歩けないし、とにかく疲れてるし、私はいつも男子みたいな格好して、スニーカーやらジーンズやら履いていた。長くひとつの会社にもいられない。とにかく飽きる。くだらなくなってくる。そのことを父親や姉に揶揄されたこともある。しかし、私はなにも言い返せない。姉や父は常に日本の常識をもって正しかった。
とにかく、もし、姉がいなかったら、私はスカートを履き髪を長くして、良い香りがする素敵なお姉さんになっていただろうか。それは誰にもわからないけど、時々そんな自分を想像するときがある。
まとまりがないけど、なんだか悲しいから、なにかに触れているような気がする。
いま、比べられる姉も揶揄する親も近くにいない。私がどんな格好しても髪の毛を緑や紫にしても困る人はいない。これから私は自分がどうなっていくのかが楽しみだ。
とにかく、台湾は私にとってラクチンな場所。好きな格好でどこにでも行く。短パンTシャツサンダルがこんなにも快適だなんてしらなかった。スッピンも楽しすぎる。誰も気にしない。私も気にしない。
だから、可能な限りどこにも属さずにいたいなぁと思う。