石川五右衛門
寅さんの露天でのタンカ…セリフに、こんなのがあります。
「物の始まりが一ならば、国の始まりが大和(やまと)の国、島の始まりが淡路島、泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、助平の始まりがこのオジサンっての。笑っちゃいけないよ、助平ってわかるんだから目つきみりゃ……」
さて、このタンカに出てくる石川五右衛門ですが、ルパン三世の仲間の剣の達人ではなく、安土桃山時代の窃盗団のボスのことです。いちおうルパン三世の五右衛門は、
「いにしえの大泥棒、石川五右衛門の末裔(まつえい※子孫)」という設定ですが……。
石川五右衛門は、昔からホンマに居たのかどうかが怪しい…伝説だけの人物とちがうか? と疑われていましたが、当時貿易商として日本に居た西洋人の「日本王国記」というのに、一味が京都で処刑された様子が記されていました。
さらに同じく日本に居たイエズス会の宣教師が、事件は1594年の夏で、油で煮て処刑されたのは「Ixicava goyemon」と、その家族9人ないしは10人で、彼らは皆兵士のような服装だったと残しているようです。
まあ、歴史はどれが事実か、ホンマにわかりませんけどね。なぜか嘘つきが多いですからね。
明らかなフェイクニュースなんかでも、ずっと後の世にとんでもないマチガイを引き起こすかもしれんので、言論の自由は尊重しつつも、ちょいと取り締まらなあかんかもしれませんな。
この国には、「嘘つきは泥棒の始まり」ということわざがありました。今は、「泥棒」のかわりに、「民主党」と言うらしいですが、私から言わせてもろたら、どこの政党でも目クソ鼻くそ。「嘘つきは政治家の始まり」が、マトを射てるでしょうな。