歴史と文化を味わえる!美しすぎる「高遠の桜」!!
東海・甲信越エリアの桜名所と言えば、長野県伊那市にある高遠城址公園の桜。
開花時期は「さくらまつり」が行われ、夜桜ライトアップやプロジェクターによる投影などがあります。
今回、このさくらまつりに、お昼の桜を楽しんできました。
一面に広がる「天下第一の桜」
戦国時代、武田信玄の家臣であった山本勘助が縄張りした堅城、それが「高遠城」でした。
廃藩置県によって高遠城は取り壊され、荒地となった高遠城址をなんとかしようと、旧藩士たちが高遠範の「馬場の桜」から桜を移植しました。これが、高遠城址公園のはじまりです。
高遠城址公園は、河岸段丘を登ったところにあり、車で登っていく道中の桜の気配から、道中のワクワクが高まっていきました。標高約800mで、町を見下ろすことができます。
さくらまつりの期間だからなのか、出店もチラホラありました。
町民の集会場及び観光客の休憩施設として建設された施設である、「高遠閣」で受付をして、園内の桜を見ることができます。
園内には、なんと1500本もの桜が!!
平成2年には、日本さくらの会の「さくら名所百選」に選ばれているほど、毎年この時期になると、美しい桜が咲き誇ります。
その美しさから、「天下第一の桜」と呼ばれるほど。
高遠の桜は、高遠固有の種類であるとして命名された貴重な桜。「タカトオコヒガンザクラ」と呼ばれています。濃いピンクで、小花が枝にビッシリと咲くのが特徴です。
一面に広がる桜が、本当に綺麗でした。
高遠城址公園の史跡巡り♪
公園内にある「高遠城址公園の案内図」には、史跡の数々と桜がたくさんある場所が書かれています。
高遠城の地理や歴史、公園となるまでの沿革が記されている「高遠公園碑」。
明治時代、朝6時から夕方6時まで偶数時に太鼓がなることで時を告げていた「太鼓櫓(本丸跡)」。
二つの神社が一つの社に祀られている「新城神社と藤原神社(本丸跡)」。
また、城跡内に架かる「桜雲橋(おううんきょう)」は、桜に囲まれている風情ある木製橋で、写真スポットでもあります。
門や櫓(やぐら)、碑文などの史跡が点在していて、歴史と守られ続けてきた桜を味わうことができます。
高遠の桜の開花時期は、4月上旬〜中旬で、今年は例年より早い開花だったようです。
さくらの開花時期が終わり、今年のさくらまつりは11日を以て終了してしまいましたが、来年以降、ぜひ満面の「タカトオコヒガンザクラ」をお楽しみくださいませ。
とても美しい一面の桜と、高遠の歴史と文化に触れることができました。
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<高遠城址公園>
http://www.inacity.jp/shisetsu/koenshisetsu/takatojoshikoen.html
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