【崩壊スターレイル】黄金の叙事詩PVで改めてオンパロスについて考える【ver2.6】
※この記事には崩壊スターレイルver2.6までのネタバレが含まれます。※
こんにちは、waituです。
先日、スターレイル公式情報番組の中でこのようなPVが発表されました。
黄金の叙事詩PV 「オンパロス英雄記」
このPV に対する反応は、人それぞれだったことでしょう。
新たな土地での冒険に胸を躍らせる者…
動画のあらゆる要素から考察する者…
かっこいい/かわいいキャラを見つけ喜んでいる者…
私も新しいキャラが続々登場してとてもワクワクしていたのですが、最後の数秒で興奮のあまりひっくり返ってしまいました。
「崩壊3rd」をプレイしたことのある方なら、全員胸が高鳴ったのではないでしょうか。
今回の記事では、このPVについて
このPVのどこがそんなにすごいのかを出来るだけネタバレ控えめで解説
色々情報出てきたけど結局オンパロスってどんな国なのかを再度考える
という2部構成で参りたいと思います。
もちろんどちらかだけ読んでいただいても構いません。
ネタバレ抑え目で「崩壊3rdやってないけど、あのPV どこがそんなにすごいの?」というのを知りたい方は前半を
オンパロスがどんな国だか私のくだらない意見と妄想を聞きたい方は後半をご覧ください。
よかったらご自身の興味のあるほうだけでも見ていただけたらとても嬉しいです。
※この記事には崩壊スターレイルver2.6までのネタバレが含まれます。※
話題①あのPVのどこがそんなにアツいの?
皆様の周りにも、あのPV発表時にやけに騒いでいる方がいらっしゃったのではないでしょうか。
崩壊3rdをある程度のところまでプレイ済みの方は皆、あのPVを見たら居ても立っても居られなくなって椅子から立ち上がって意味もなく体や机を叩いて奇声を上げないと死んでしまう病気に罹っています。(本当です)
あのPVでなぜそこまで盛り上がっているのかをお話しします。
最初にネタバレなしで結論だけ言います。
ズバリあのPVが盛り上がっている理由は、PVの最後に出てきた少女「キュレネ」と、剣を掲げていた青年「ファイノン」が、崩壊3rdで登場した人物ととても似ているからです。
「じゃあ黄泉とか雷電将軍が発表された時みたいな状況ってこと?」
と言われると、今回はそれとは状況が少し違うと思います。
なぜならば、彼/彼女は崩壊3rdであまりにも重要なキャラであり、今回のPVはキャラが似ているだけでは済まされない要素が盛りだくさんだからです。
この章は崩壊3rdをプレイしたことがない方にも分かるよう、このPVの異常さ、両者の共通点や、(ファンがにっこりしてしまうような)ファンサービスポイントなどを説明していきたいと思います。
※注意 この章の以下の部分は崩壊3rdの微ネタバレを含みます※
お話の性質上どうしても崩壊3rdの軽いネタバレが入ります。
(見出しに(※)がついている節はそれに該当する節です。)
極力公式から明かされてるキャラ設定や背景の説明などに絞りまして、現在3rdをストーリーをプレイ中の皆様や、後からプレイ予定の皆様が崩壊3rdをプレイする際にゲーム体験に影響を与えないレベルでの説明に抑えるつもりです。
しかしあくまで私の裁量となってしまいますので、「3rdのネタバレを1ミリも踏みたくない!」という方はこの章は見ないことをお勧めします。
(そのような方は、この記事を閉じて崩壊3rdを31章までプレイして、ぜひご自分で"彼女"に会いに行ってみてください!)
もう少し深堀りしてあのPVのすごさを語る(※)
前置きも済みましたので実際にお話いたしましょう。
まず崩壊3rd側の説明から始めさせていただきます。
その前にちょっとだけ、事前知識として3rd世界の世界観設定をご説明。
~崩壊3rdの世界観設定~
崩壊3rdの世界には「崩壊現象」という現象が存在します。
この現象は、簡単に言えば原因不明の天災のようなもので、崩壊エネルギーという有害な物質が急に地球に降り注いできて、その影響により生物が変異してしまったり消滅してしまったりする現象のことです。
崩壊エネルギーに侵された人間はゾンビに、動物は崩壊獣に変異します。
また、崩壊現象は時に人類の中から「律者」と呼ばれる崩壊の使者を生み出します。
律者となった者は意識を乗っ取られ崩壊の手先となってしまい、人類を滅ぼさんとしてきます。
崩壊3rdはざっくり言うとこの律者(崩壊)と人類の戦いの物語です。
今はこの「崩壊」という物についてだけ知っていただければ十分です。
それでは次に、3rdで例のキャラが出ている部分について説明いたします。
彼らは3rdのレギュラーキャラではなく、古の楽園編というパートで登場するキャラクターです。
今からお話しするのは、その古の楽園編の出来事です。
──────物語の中で、主人公(サイドのある人)があるモノ(知識、答え)を探すという展開になりました。
主人公はそのモノを探すにあたり、ケビンという男にその答えを尋ねました。
(このケビンという人物は突如世界に現れヤバい組織を結成し、崩壊から世界を救うという名目のもとで過激なことをする、敵か味方かも怪しいちょっと危ない男でした。)
(しかし彼はやけに崩壊現象について詳しく、この世の全てを知っているかのような態度をしています。)
その質問を聞いたケビンは、主人公に「今の君にならその資格がある」と言い、組織の隠された通路を辿ってある場所へと連れて行ってくれました。
二人が辿り着いたのは「古の楽園」という場所でした。
その「古の楽園」に足を踏み入れた際、主人公が初めて出会った人物こそ、自称「花のように美しい少女」こと「エリシア」です。
主人公は、やけに馴れ馴れしてくるエリシアに案内をしてもらいつつ、この古の楽園についてを知っていきます….。
古の楽園には、13人の人たちが住んでいました。
その人たちは、前文明の地球を守っていた組織「火を追う蛾」の十三英傑と呼ばれるすごい強い人たちでした。
(前文明とは?って感じですが、とても昔に滅びた文明のことです。細かくは割愛します。)
十三英傑は、崩壊獣の遺伝子を移植手術によりその身に埋め込み、その崩壊獣の力を使って戦う「融合戦士」と呼ばれる人たちでした。
13人の英傑たちにはそれぞれ順位とその人が背負う刻印(銘)がありました。
1位は「救世」の刻印を持つケビン。
2位は「■■」の刻印を持つエリシアでした。
この古の楽園は(ざっくり言うと)十三英傑たちの記憶によって構築された世界であり、前文明の崩壊との闘いの記録を残すための空間でした。
つまりここにいるケビンやエリシアも、なんなら古の楽園という場所ですらすべて記憶体であったと判明します。
(ちょっとめんどくさいですがここにいるケビンは昔の時点でのケビンの記憶体で、主人公を楽園へと連れてきたケビンとは別の存在です。)
以上のように、主人公は楽園を探索して英傑たちと接触する中で、どんどんとこの古の楽園についての理解を深めていきます。
そしてこの楽園について知るほどに、いつも主人公を導いてくれていた「エリシア」という少女がどこか普通じゃないことに気づきます。
主人公は、彼女のことについて詳しく知るため古の楽園のさらに奥へと歩みを進めていくのでした──────
(つづく)
というのが、崩壊3rdにおける古の楽園編でのお話になります。
重要な部分だけ抜粋すると
・ケビンに言われて「古の楽園」という場所に行って来いと言われた
・古の楽園は土地、物、人、全てが記憶によって象られた世界だった
・その楽園には、13人の特殊な能力と刻印を持つ英傑たちがいた
・その中でも、エリシアという人物はなんか普通じゃなかった
といった感じです。
もちろんこの後も英傑にまつわるお話は続いてきます。
そして、十三英傑編をプレイし終えた艦長たちは、ほぼ全員が「エリシア」という美少女のことを大大大大大大大大大大大大大好きになってしまい、その面影を追い続けて古の楽園から離れることが出来なくなります。
「彼女や他の英傑たちのどこにそんなに惹かれるのか?」
そう思った方は、是非崩壊3rdをプレイしてみてください。
「古の楽園」と「オンパロス」の共通点について(※)
それでは、ここでスターレイル側に戻りまして、今一度オンパロスのPVを見てみましょう。
ケビンとエリシアを知った後だと、ファイノンとキュレネにその面影を重ねずにはいられませんが、それを抜きにしても古の楽園とオンパロスにはかなりの共通点があることが伺えます。
両者の共通点を以下に記していきます。
〇共通点① 13人の登場人物がいる点
◇崩壊3rdでは・・・
古の楽園では火を追う十三英傑がいました。
◇スターレイルでは・・・
PVで神によって作られた12柱のタイタンがオンパロスを作り、繫栄させたことが語られています。
しかし、オンパロスに突如降り注いだ「暗黒の潮」がタイタンたちを侵してしまったことでタイタンと人類の戦争が発生。
オンパロスの繁栄の時代もその戦争と共に崩壊してしまったようです。
こうして神様の時代は幕を閉じます。
しかしその後の時代、"英雄"の後裔たちが黄金の血と呼ばれる物を受け継ぎました。
その黄金の血を受け継いだ12人の後裔たちは「黄金裔」と呼ばれ、今は神殺しのために動いているそうです。
つまり、現状黄金裔12人+キュレネ1人で13人の登場人物がいます。
ちょっとキュレネの部分がこじつけのように思えますが、3rdのエリシアもとても特別な立ち位置でしたので個人的には納得できます。
〇共通点② 崩壊の力を使って戦う点
◇崩壊3rdでは・・・
十三英傑たちはその身に崩壊獣の遺伝子を埋め込み「融合戦士」となり、崩壊の力を引き出して戦っていました。
◇スターレイルでは・・・
オンパロスのPVでは、先述した通り暗黒の潮によって狂気に陥った神々orタイタンの力の残滓「黄金の血」を、黄金裔たちが受け取っていると思える描写がありました。
これだけだと黄金裔が使うのは崩壊の力に見えないようにも思えます。
しかし、ここでいう「暗黒の潮」とは、崩壊現象によるものではないかと私は考えています。
崩壊ユニバースの作品において、「崩壊現象」は発展した人類文明を害するという点は変わらないですが、その現象の起こり方はその時々によって違います。
・崩壊3rd第一部の場合は、人類が「律者」となってしまいました。
・崩壊3rd第二部の場合は、「影」によって世界が分断されました。
・黄泉の故郷 出雲の場合は、巨大な化け物「禍神」が降臨しました。
以上のように崩壊の発生方法は割と多種多様ですが、この「暗黒の潮」も崩壊現象が形を変えて現れた物ではないかと考えます。
もしそうだとすると、「黄金裔たちは崩壊現象によって犯された神々の権能(=黄金の血)をその身に宿して戦う英雄たち」という事になります。
ここまでくると融合戦士とかなり似ているコンセプトに思えます。
〇共通点③ 記憶によって構築された世界であること(妄想込み)
◇崩壊3rdでは・・・
古の楽園は13人の認識(≒記憶)によって作られた世界です。
この世界は崩壊によって滅びた前文明を記録するために存在します。
◇スターレイルでは・・・
オンパロスは、記憶によって構築された世界ではないかと以前考えたことがありました。詳しくは前回の記事の「記憶」に関する箇所をご覧ください。
この当時は、オンパロスに記憶の運命が絡むか分らなかったので妄想程度でしたが、現在ここまで記憶の運命が前面に押し出されているのならば本当にあり得る設定じゃないでしょうか。
また、崩壊エネルギー(または虚数エネルギー)の影響によって文明が破壊されたという点も類似しています。
つまり、もしオンパロスが記憶により構築された世界だとすると、神々の時代に起こった「暗黒の潮」の悲劇を記録するために記憶の世界となったのではないか、と考えます。
〇その他多くの共通点や、類似しているキーワード
そのほかにもオンパロスが明らかに古の楽園を意識しているだろうという点は山ほどあります。
わざわざ黄金裔のことを「火を追う英雄たち」と称したり…
救世の話が出る際にわざわざファイノンを出してきたり…
他にも「少女」「黒い目」「そうでしょう?」「物語」「巻き戻しの演出」などなどなど…
見覚え聞き覚えのある要素ばかり…(詳細はネタバレになりそうなので割愛)
以上のように、オンパロスには古の楽園を彷彿とさせる要素が盛りだくさんです。正直ここまで来ると古の楽園とは関係ないという方が無理があるだろうというレベルです。
要するになぜ艦長たちがあのPVでそんなに喜ぶかというと、オンパロスに皆が大好きなキャラクター(エリシア、ケビン)の並行同位体が登場して、「古の楽園」というみんなが大好きな物語の再来を予感させてくれるからなんですね。
これ以上は言えば言うほど無粋な気がしてきてしまうので「もっと知りたい!」というからは是非、崩壊3rdの英傑編をプレイしてみてください!
(急ピッチで進めればオンパロス実装までに古の楽園編を終わらせられるかもしれませんが、個人的に3rdは素晴らしい物語を反芻しながらご自分のペースでゆっくりと味わうのが一番だと思っています!)
(ですので是非、古の楽園までかっ飛ばすのではなく、公式漫画やビジュアルノベルなどすべて味わい尽くしてから楽園に来てもらえればと思います)
(私も古の楽園到達してから閉幕するまで半年ほどかかりました)
話題②改めてオンパロスについてしっかり考えてみる
私は先日このような記事を書いていました。
(初めて書いた稚拙な記事にもかかわらず、とてもたくさんの方に見ていただけて本当に嬉しかったです。読んでいただいたすべての方に感謝を…。)
ここでオンパロスについていろいろと考えていたのですが、時が進んでオンパロスについての情報がいろいろ出てきましたので、更新された考えを言語化して書き残して置くという意味でも今の視点でもう一度考えてみたいと思います。
三重の運命について
私は前の記事で、オンパロスの三重の運命というのには星神が3体絡んでいて、その星神は、「神秘」「知恵」「記憶」「終焉」のどれかではないかな~とか言ってました。
今ではこの考えは結構変わってきました。
改めてどの星神が関係するか考え直してみます。
まず、「神秘」はあまり絡んでこないのではと考えています。
前の記事では不確定の運命を実現させる星神が「神秘」のミュトゥスしかいないため確実に絡んでくると思っていましたが、今までの情報を見る限りあまり神秘が関与しているような兆しは見られません。
また、今までは神秘の専売特許だと思われていた「運命の不確定性」という点についても、「神秘」以外の運命においてその理論が語られました。
これは後述いたします。
そんな感じで、「神秘」がいなくても「不確定な運命」は実現できるし、ピノコニー編でも「神秘」は絡んできたしで、「神秘」の関与はないんじゃないか?と今は考えております。
改めて、関係しそうな星神を考える
逆に、必ず絡んでいるだろうと思われる星神が2つ存在します。
それは「記憶」と「知恵」です。
1つ目の「記憶」に関してはもう皆さん言わずもがなといった感じかもしれません。
先日公式が記憶開拓者の画像を投稿していましたね。
これがもはや答えといった感じですが、開拓者が記憶の運命に目覚めるというのならば、「記憶」の星神 浮黎から一瞥をもらったことになります。
つまり「記憶」が絡んでいる確率はもうほぼ100%じゃないかと考えます。
そのほかにも理由は色々ありますが詳しくは前回の記事やこの記事の前半部分をご覧ください!
もう一つ、絶対に絡んでくるだろうと思っている星神が「知恵」です。
そう考える理由は二つあります。
まず一つ目に、マダム・ヘルタの登場ですね。
記憶開拓者と同様に、ver3.0での登場が明らかになったヘルタの本体ことマダム・ヘルタ。
彼女の登場にはかなりの衝撃を覚えました。
というのも、今まで天才クラブの物語は基本的に幕間で語られることがほとんどだったからです。
ルアン・メェイの登場やレイシオの天才への挑戦、模擬宇宙に関するストーリーなどは全てそのバージョンで開拓者が訪れている国とは別のところで話が進んでいます。
もしこれがver2.8での実装とかでしたら「お、遂にヘルタの物語について語られるのか~」くらいに考えます。
しかし彼女の実装はver3.0です。
まさか新たな星への旅立ちのバージョンです。
彼女がこの旅立ちにおいて重要な役割をもつのは想像に難くありません。
そして言わずもがなですが、ヘルタは「知恵」のヌースに選ばれた集団「天才クラブ」の一員で、「知恵」の使令であり、ゲーム中でも一番の「知恵」の運命の体現者と言っても過言ではありません。
「模擬宇宙:不可知域」でも、彼女の新たな知識に対する貪欲さは見て取れます。
そんなヘルタがオンパロスへの旅立ちへどう絡んでくるかは正直想像もつかないですが、わざわざこんな重要なポジションが用意されるほどの重役をストーリーでは担ってくれるのではと思います。
(最近のPVを見てもあからさまに重要なキャラ扱いされてます)
そしてもう一つ「知恵」の関与が考えられる理由として、
『天才クラブの存在意義』
『「知恵」の視点から見た「運命」とはいったいどういう物なのか』
という話題がかなり重要そうに語られていたからというのもあります。
このことについて説明するには、「模擬宇宙:不可知域」でのお話が不可欠となりますので次の節で要点のみご説明いたします。
※未プレイでネタバレが気になる方は読まないことをお勧めします。※
【付録】「模擬宇宙:不可知域」でのお話
ここからは「模擬宇宙:不可知域」で何があったのか、それが「天才クラブ」と「運命の確定性」にどう関わってくるのか、について書いていきたいと思います。
「不可知域のストーリーをしっかり読んでいるので必要ない」という方は、次節まで飛ばしてもらって結構です。
まず、「知識の輪」という概念について説明いたします。
「知識の輪」とは、現在のこの世に存在するすべての既知の知識のことで、それを輪に見立てていることから知識の輪といいます。
その輪の外側には人類がまだ到達できていない未知の知識が存在します。
人類がとてつもない発見(初めて火を見たり、重力の存在に気づいたり)をすることにより現存の知識の輪を抜け出し輪を拡大させることが出来ます。
知識の輪を抜け出すブレイクスルーとなりうる発見や、その認知の臨界点を、「知識の特異点」と言います。
ヘルタは模擬宇宙でこの知識の輪を抜け出そうとする(=誰も気づいていない新たな知識に気付こうとする)と、何故か何かによって妨害されるという事件に何度も遭遇しています。
ヘルタは、これが何者かによる意図的な妨害であり、この世界の知識の輪の外には誰にも見られたくない知識の集まり、通称「不可知域」が存在し、それを誰かが守っているのではと推論しました。
模擬宇宙「不可知域」は、ヘルタが模擬宇宙システムを利用して、この不可知域に辿り着こうとする過程のストーリーです。
ヘルタは妨害への対策として、模擬宇宙プロジェクトの5人目の協力者としてすでに亡くなっているルパート2世を招き入れる事を決定しました。
ルパート2世はとてつもなくデカい演算装置「セプター」システムを有しており、模擬宇宙内で復活した彼のセプターを拝借すれば妨害すら踏み越えて知識の輪を突破できるとヘルタは踏みました。
開拓者は過去に存在した凡人の学者パティヴィアとなり、セプターシステムをめぐる学派戦争や彼女が提唱したソリトンアルゴリズムの難題について追体験します。
色々あった後、最終的に開拓者と天才たちは知識の輪を超え不可地域へと到達しようとしました。
しかし、そこである人物が目の前に現れます。
その人物とは、天才クラブ会員番号#4 ポルカ・カカムでした。
(彼女は静寂の主(ロードオブサイレンス)と呼ばれていて、天才クラブ内の多くのメンバーが彼女の手に掛かり命を落としたことが知られています。)
不可知域を守っていたのは、いままで多くの情報が語られるもその顔も正体も完全に不明な、あのポルカなのでした。
そして彼女から知識の輪とヌースに関する衝撃の事実が告げられました。
それは…
「知識の輪」は、現在の人間の知識の到達点などではなく「知恵」の星神のヌースによって規定された知識領域にすぎないということ。
ヌースは、現在の知識の輪を元に完璧な未来モデルを作成した(=これからの未来をすべて予測した)ということ。
そして、誰かが知識の輪を突破して変形させてしまうと、このモデルの計算が崩れてしまい未来が混沌としている方へと向かってしまうこと。
ポルカ・カカムはそのような知識の輪を突破しうる人物を殺害し、混沌の可能性を消し去っていること。
です。
つまり、これまでの話を想像込みの補完をして要約すると…──────「知識の輪」という物は、「知恵」ヌースが規定した「ここまでが人類の認知の限度である」という線引きであり、それを用いてヌースは完璧な未来を予測した。
しかしながら、人類の中で時々現れる「天才」がその知識の輪を超えようとすることがあり、これが実現してしまうと予測した未来からどんどんずれていってしまい、未来は混沌の方向へと向かってしまう。
つまり、誰かが知識の輪を超えるたび、世界の「終焉」は早く訪れることとなる。
これを案じた何者かが、知識の輪を超えうる「天才」たちを、「天才クラブ」という標本に閉じ込めて、そこから抜け出そうとするものは消し去ることを画策する。
その内の一人である#4ポルカ・カカムは現在でも、知識の輪から抜け出そうとする者に対して妨害を行っていて、此度はセプターを用いて知識の輪を超えようとした#83ヘルタたちの前に現れた。
といった感じです。
この先ヘルタたちがどのようにこの場を切り抜けたかは是非実際にプレイして確認してみてください。
(個人的には、あまりに最高の解決方法でとても好きでした)
話を戻しまして
で、結局何でこんな話したの?ってことなんですが。
ようは現在、スターレイルでは天才クラブ関連の物語は、クラブその物の根幹を揺るがすほどの大きな転換点を迎えようとしています。
そして「知恵」ヌース直属の派閥である天才クラブは、「天才として新たな知識を探求し、結果として未来を不確定な方向へと導く派閥(ほぼすべての天才たち)」と「現在の知識の輪を死守するため天才を監視し、未来を確定させようとする派閥(#4ポルカ・カカムや、もしかしたら#1ザンダーも?)」に分かれているという事が判明しました。
今までは予測できない運命を実現できるのはミュトゥスだけだと考えてましたが、この話を踏まえると現在「知恵」が抱える問題もかなり運命の確定性に関係するお話です。
これらのことから予測するに、オンパロスの「運命」についても「知恵」ヌースや「知識の輪」という概念が関わっており、ヘルタもそれに参戦するからわざわざver3.0で登場したのではないか。
というのが私が「知恵」が絡むと考えた理由です。
そして、「記憶」と「知恵」が存在するとして、更にもう一つ星神が関わっていることになります。それについても考えます。
残り一つの運命は「壊滅」では?
正直、これに関してはあまり確信と言えるものはありませんが、個人的にかなりアツいと思っているのが「壊滅」です。
「壊滅」の運命は、読んで字のごとく破壊だったり滅ぼすことだったりに関係する運命です。
開拓者も最初はこの運命に足を踏み入れましたね。
オンパロスPVでは、神の象徴である太陽が欠け、神の時代が終わったことを示していました。
そしてその後、欠けた太陽から黄金の血(=神の権能)が滴り落ちているのが確認できます。
私は、この描写にかなり「壊滅」ナヌークと近しい物を感じます。
星神図鑑の挿絵や以下の星神PVを見ても、ナヌークの頭上には必ずかけた太陽のようなものがあり、そこから金色の液体が滴り落ちているのが確認できます。
また紀行PVでは壊滅の運命の説明の際に「壊滅」の影響による壊滅の描写の一つとして「太陽が落ちる」と言っています。
ナヌーク本人もその欠けた太陽から黄金の液体を受けていることから、「太陽が落ちる事」や、「欠けた太陽」は、「壊滅」の運命の象徴なのではないかと考えます。
また、「戦争」というのも「壊滅」に関わる重要なエッセンスです。
「壊滅」の使令である絶滅大君の一人 幻朧は、仙舟「羅浮」に侵入し、わざわざ仙舟を内部分裂させて互いに争わせ、滅ぼそうと画策してました。
また、「壊滅」ナヌーク自身のルーツにも戦争は絡んできます。
ナヌークは戦争が絶えない星アドリヴンで誕生しました。そして、開発日誌にもそのような星から生まれた星神がどのようなものになるか、想像に難くないとあるように、「壊滅」ナヌークのエッセンスとして「戦争」という要素は切っても切れない関係にあるのではと思います。
以上とPVで語られたオンパロスの歴史から考えるに、
「壊滅」の影響により、オンパロスでは神やタイタンを巻き込む大きな戦争が起こり、一度は神の時代の終わりを迎え太陽が落ちた(壊滅の象徴)。
↓
落ちた太陽より黄金の血(「壊滅」の恩寵)が滴り落ち、
現代の人々がそれを使ってタイタンとの戦いに挑む。
という経緯があったとすると、気持ちいいくらいにピッタリハマる気がします。
あくまで、欠けた太陽や黄金の血が「壊滅」の物であると決めつけた上での話ですので、本当にこうであるかはわからないですが、個人的には「終焉」や「神秘」よりはしっくりくるところがあります。
まとめると
今回もまただらだらと書いてしまいましたが、纏めますと
オンパロス最高!!早くエリシアとケビンに会いたい!!
「記憶」と「知恵」の関与はほぼ確定では?
「戦争」や「落日」、「黄金の血」というエッセンス的に「壊滅」の関与もありそう
というお話でした。
PVが出た勢いだけで書きなぐったかなり稚拙でちぐはぐな記事になってしまったので、随時更新しながらさらに考えを深めていこうかと思います。
皆様もオンパロスに関する妄想、考察がありましたら是非コメントしていただけると嬉しいです!是非参考にしたいです!
感想と考察とも言えない妄想が混じった記事でしたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
古の楽園が来るってことは華が来るかもしれないって期待してもいいんですよね!!!!!!!!!!!!?