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二十五、二十一

『二十五、二十一』を見てから、しばらく時間が経ったのですが、すごく中毒性のあるドラマだったと思います。今でもOSTが流れると、ドラマのシーンが蘇るぐらい心に残るドラマでした。

その中でも1番印象的だったシーンは、YouTubeでも上がっているこちらです。


ちなみに公衆電話にもう一度音声を聞く機能があるのは、初めて知ったのですが、韓国だけなんですかね?この動画のエピソードが素敵過ぎて真似してみたいなと思ったけど、そもそも今は公衆電話を探すのも一苦労ですね。簡単に連絡することが難しい時代だからこそ、お互いの声を何度も聞きたくて再生しているシーンがすごく心に響きます。BGMで流れているOSTもとても素敵です。

ナ・ヒドとペク・イジンの関係は最初から最後まで、『応援し合える関係』だったのだと思います。だからこそ、ニューヨークに取材で行ったペク・イジンを応援するためにナ・ヒドが電話で励ましても、ペク・イジンが辛さを自分(ヒド)には吐き出してくれないことに気づき、自分の応援はもう届かないと感じてしまった。よくあるドラマであれば、そこから何とか関係を再生させるために色々エピソードを作ってきそうですが、『二十五、二十一』はそれまでも痛いほど現実を突きつけてくる作品だったので、最後まで復縁することはないという結末にしたんだろうと思いました。

私自身は結ばれてほしいという気持ちもありつつ、でもこれが現実なんだよなと考えながら見ていました。そして、2人が結ばれなかったからといって2人の人生が不幸なわけではないと思い、気持ちを収めていました(笑)

もう一つ私が衝撃を受けたエピソードは、2人の友人のスンワンが学校の先生が暴力を振るっていることに抗議して、スヌン(大学修学能力試験)の直前にも関わらず高校を自主退学したことです。スンワンはずっと学年1位でそのまま行けば、名門大学に行ける予定だったのに、それでも自分の意思を貫いて、高校を辞めました。その後、高卒認定を取って、大学に入りますが、それにしてもとても大変な決断だったと思います。何より韓国は学歴社会で、ペク・イジンも高卒で記者になったことを上司から何回も馬鹿にされていたし、大学受験のための勉強も再度しないといけないのは、本当に大変だと思います。

私自身、第一希望の大学に入れなかったので、浪人してもう一度受験しようかと考えましたが、また1年同じように勉強漬けの生活をする勇気が出ず、合格した大学に通いました。もう1年勉強しないといけないというのは本当に大変な決断だと思うけど、それよりも自分の意思を貫いたスンワンは本当にすごいと思いました。

最後に、このドラマのOSTはどれも最高でしたが、その中でもこの曲とMVに使われている映像がとっても好きでした。

この曲、フルでドラマには使われてなかったと思うのですが、途中からラップになってびっくりしました。ラップの部分もすごくいいです。

またこんな素敵なドラマに出会えるといいなと思いました。

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