
アカウント方針+音声作品レビュー
待たせたな。
はじめに少しだけ解説させてくれ。知ってる奴はちょいとスクロールしてくれ。
音声作品とは
通常、イヤホンかヘッドホンで聴覚にうったえる「音」に主軸をおいた作品のこと。
テーマは全年齢向けなものから、R18を突き抜けるドマニアックなものまで様々。
動画サイトで無料で視聴・または配信されているものから、DLsiteなどで販売されているものもある(作品の出来は必ずしも値段に比例しない)。
ASMRとは
聴いていて脳がとろけるような快感を催す音または声のこと(例:耳かき・咀嚼音・シャンプーなどなどなど挙げればきりがない。音フェチとも)
ふつう、ステレオ・モノラルなどの音声録画方式の一種「バイノーラル録音」を使用して録音する。
この方式で録音された音を聴くと、まるでその場にいるかのような臨場感・実際に耳かきなどをされているかのように錯覚する。マジですごいから。
(催眠音声とはまた別)
これらは組み合わさっていることがある。
↑解説ここまで↑
さて
問い合わせに対して06/08に運営サマから回答が来た。
「ご認識の通り、エロいのはダメです」とのこと。
R18・R18G音声作品のレビューを投稿できないとなると、できる性癖の話が制限されるので、俺のモチベに関わってくる。
折角、わいせつな内容書こうと思ってハンドルネーム「わいせつビーチ」にしたのにね。
代わりに、Twitterと比べてより多くの文章をひとつの作品・シリーズに割くことができる(ハッシュタグはTwitterと同じ#お楽し耳 を使う)。
こんな風に。
(以降はオマケ)
基本情報
全年齢作品
狐巫女テンの耳かきシリーズ
サークル:とみみ庵
定価:すべて330円(ふつう、音声作品の相場は1000円程度)
時間:2~3時間程度
登録ジャンル:癒し 巫女 耳かき 獣耳
信頼と実績(ニコニコにおける健全な音声作品の先駆け)の
とみみ庵による、万人に向け自信を持ってオススメできるシリーズ。
音声作品初心者も慣れた人も、R18音声作品から離れて癒やされたい人も、
まずは1作目の「鈴の緒を引けば」だけでも安さに釣られて購入してみてどうだろう?
俺は1作目の体験版で惚れ込み、当時発売されていた4作品すべてシリーズ購入している。
概要
のじゃロリで(超)年上な狐巫女テンとの耳かきやマッサージの類・会話などを楽しめる。
全編通してバイノーラル録音で、演技・鳥のさえずりや雨音などの環境音・耳かき・茶をすする音・揺れる鈴 etc...収録音声すべてが高水準。
特に足音が良い。まるで実際に歩いているかのよう。
テンと2人で歩いてる時、2人分の足音も作品への没入感を高める。
ただの移動が、季節を感じる環境音と足音で退屈どころか楽しくなる。
それから、尻尾による耳かき。梵天(耳かきの白いふわふわ)とは違ったもふもふな快感の音がする。
が、本シリーズの魅力はそれだけではない。テンのキャラクター性と丁度よい塩梅の会話パートが作品の魅力を引き上げる。
回を追うごとに進む関係は必見(出会い~事実上の結婚まで)。
その他
音があまり主張しないので、安眠や作業を妨げない。
セリフをオウム返ししないので、極めて自然な会話を楽しめる。
ほとんどのトラック名は劇中のセリフから引用される。
エロなし、健全なシリーズ。お子様にも安心して調教...もとい聴教できる。
サムネもkawaii(個人的には3作目「鈴の音と共に」のサムネがお気に入り)
著作権の関係で多分ココに直接画像は載せられないので、
もう少し下にあるリンクを踏んで各自新しいタブを開いてくれ。
登場人物
テン(CV:藤堂れんげ さん)
とある神社の狐巫女で自称コスプレ。古風な言い回しで年長者として敬うようによく言うが、それはそれとして若返りや不老の誘惑に弱い。
反面、料理はお揚げが乗ってさえいれば何でも喜んだり、イタズラ好きだったりと子供っぽい一面も。
過去につまみ食いしたことがある程度には「茶請けは団子に限る」
ちなみに、呼び鈴代わりに神社の鈴を鳴らすと不届き者だと叱られる。
一人称「わし」あなたを呼ぶ時「主(ぬし)」「お主」
口癖「○○○じゃ」「たわけ」「ほ....ほ♪」
「いい夢が見れるといいの」はシリーズ恒例〆のことば。
ビャク(CV:小日向さくら さん)
テンの弟子。2作目「鈴の音を聞きに」から登場。
名前の通り白い髪・白い装束の若い狐巫女。現代かぶれしている。
彼女との会話を通してテンの裏の一面を見れる。
お使いに出されていたり、あなたとテンに気を使って(の割にはテンをよく茶化すが)奥に引っ込んだりして謎が多い。
番外編「ビャクといっしょに 」でキャラクター性が掘り下げられる。
一人称「わたし」あなたを呼ぶ時「お客さま」「あなたさま」
あなた
聴き手が誰でも「あなた」になれるよう、キャラクター性は極力排除してある。
テンの膝枕でされる耳かきが大好き。テンに甘える描写が非常に多く、ややこ(赤ん坊のこと)扱いされる。
テンのありがたいお説教は毎回無視する。
シリーズのタイトル一覧(全5作品)
ニコニコにシリーズすべての体験版があるので、そのリンクも乗せる
1作目 鈴の緒を引けば 02:02:23
テンとの出会いが描かれる、伝説の始まり。
この時点で既に「可愛い狐巫女が耳かきしてくれる健全作品」と、方向性が定まっている。
330円で受けられる義務教育。
トラック07 「狐の...」にて、普段の大人ぶる態度から一変
「そっ...と...ほぉれ手ぬぐいじゃ~ごしごしごし~~!ほぉれ、ごしごし~!」のギャップはクリティカルヒット間違いなし。
聴くことのできる主な音
(足音・テンの身につけている鈴・登場人物の声・川のせせらぎ・なでなではあまりに登場回数が多いので省く)
耳
耳かき棒・梵天(耳かき棒のふわふわ)・綿棒・尻尾・吐息
その他
手ぬぐいでワシャワシャ・雨(狐の嫁入り・
遣らずの雨もどき ※客人を引き止めたくて降ってくる雨)・寝息・子守唄
2作目 鈴の音を聞きに 03:15:47
ビャク初登場回。
テンの心の開いた様子が見え隠れしつつ、まだ好感度に伸びしろがある。
初の相合い傘回。この日以降、雨の日の傘を持っていかなくなったのが可愛い。
鐘の音と共にテンが静かに語りかけるのは、なんとも眠気を誘う。
聴くことのできる主な音
耳
テン
耳かき棒(ハケ付き)・尻尾・吐息・つがいの棒を耳に突っ込む小さな鐘
(そうとしか表現のしようがない)・綿棒・梵天
ビャク
耳かき棒・梵天・吐息
その他
咀嚼音(スイカ)・子守唄・雨・鉄器の風鈴
3作目 鈴の音と共に 03:18:31
狐巫女の両耳同時耳かき(なんとトラック11をまるまる体験できる)
初めてテンと手を握るようになる。握る時「ぎゅっ」と言うのが可愛い。
また、ビャクがあなたとテンに気を使うようになる。
最後に、人間ではないこと・年上なのは見栄ではなく本当のこと・あなたが大切な人間であることを明かしてくれる(知ってた)。
この辺りから愛着が出てきてテンと別れたくない、いつまでも一緒に居たいと思えてくる。(3作も買ってる時点で愛着があるのは自明)
聴くことのできる主な音
耳
テン
つがいの棒を耳に突っ込む小さな鐘・綿棒・尻尾・吐息・ハケで泡洗浄
子守唄・テンがプレゼントしてくれた、テンの鈴と尻尾の毛梵天がある特別な耳かき棒(以後、特別な耳かき棒と呼ぶ)・特別な耳かき棒の尻尾梵天
ビャク
ハケで泡洗浄
その他
みかんの皮を剥く(シリーズ屈指に高クオリティな音)
電気ストーブの温風・茶をすする・雨(遣らずの雨)
テンとビャクの両耳かき(トラック11)
あなたが自宅で夢うつつのところを、なんと神社から抜け出して耳かきしてくれるというシチュエーション。心なしか2人ともちょっと声を抑えている。
前述の通り、ニコニコでトラック1つまるまる聴ける。
テン
綿棒・耳かき棒・尻尾・吐息・子守唄
ビャク
綿棒・尻尾・吐息
番外編 ビャクといっしょに 02:31:13
これまで背景の一部であったビャクに焦点を当てた作品。
未だ表立って好意を示していないテンが不在の間にビャクといっしょに、あなたを恋人だと意識してもらう為にからかうというもの。
帰ってきたテンが見たのは耳や頬まで赤くしてビャクに膝枕されているあなたであった。
やきもちを焼き、子供のように騒いで駄々をこねるテンが普段とギャップがあって可愛い。やはりテンの膝の上での耳かきが1番なのである。
聴くことのできる主な音
ビャク
茶をすする・ひんやりとした布巾を顔にかける・布巾で顔をゴシゴシする
洗髪・シャンプー・リンス・炭酸水で頭皮マッサージ・髪を拭く
オイルマッサージ(肩・首・耳)・肩たたき・爪切り・爪やすり
耳の泡洗浄・綿棒で泡を拭き取る・耳かき棒・梵天・吐息・寝息
テン
綿棒・尻尾・吐息・子守唄
4作目 鈴の音と歩く 03:23:45
シリーズの締めとなる作品。上着についたあなたの匂いや2人きりになれたことに喜ぶことから、いよいよ表立って好意を表していることが分かり、
トラック11では2人はお互いの心の距離を認識し、物理的にも急接近する。
ビャクにやきもちを焼いて「わし程のおなごはおらんぞ。器量良し 気立て良し 玉の肌に髪もさらさらじゃというに」と早口するのが可愛い。
無理矢理テンの膝に乗るシーンも満更でもなさそう。
後日談にあたるトラック12「結婚すればいいのに」では
ビャクに呆れられながらも、テンとこれでもかと存分にいちゃつける。
聴くことのできる主な音
テン
特別な耳かき棒・特別な耳かき棒の尻尾梵天・吐息・子守唄
つがいの棒を耳に突っ込む小さな鐘・綿棒・梵天・黒い綿棒・尻尾
ビャク
爪切り・爪やすり
テン&ビャク
子守唄
その他
テンのくしゃみとあくび・電気ストーブの温風・茶をすする・ししおどし・咀嚼音(団子)
このように
主に聴くことのできる音をリストアップすると、同じことばかりやっているようにも見えるかもしれない。
しかし会話の内容とシチュエーション・場所が全く違うので飽きることはない。
また、環境音・耳かき音だけの「空白」のまったりとした時間もとても大切にしている印象を受ける。(ただし「ビャクといっしょに」の冒頭、初セリフまでの2分27秒間は長すぎて退屈するかもしれない)
注意点
「ビャクといっしょに 」以外、ミニサムネがよく似ていて紛らわしい上に作品にナンバリングされていないため、どれが何作品目なのか分かりにくい。
また、続けて聴く際は○日目ごとにフォルダを切り替える必要がある。
これはプレイリストを作成すれば解決する。
後記
まずはここまで読んでくれてありがとう。
この記事を読んでいるあなたが「狐巫女テンの耳かきシリーズ」を少しでも聴きたくなったのなら万々歳だ。
はじめはこんな5000文字近くの、胃に重たい記事を書いて読んでもらえるかどうか心配だったが、書いてしまえばそんな不安は吹き飛んだ。「なんとしても布教したい」と筆が乗りまくった(読みにくくはなかっただろうか?)。
このレビューを書き上げるにあたり「狐巫女テンの耳かき」シリーズをすべて等速で聴き直した。レビューに説得力を持たせるためである。(間違ったことは書けないし)
そこで気になるのが、このシリーズをすべて聴くにはどのくらい時間が必要になのか?お答えしよう。
14時間31分39秒だ。
5時間くらいかなと思って計算し結果が出た時は、不思議と落ち着いていた。
「ああ、結構聴いてるな」と、さほど驚きはしなかった。
音声作品中毒あるあるだろう。あるよな?
大変だったのは、長時間作品を聴きながらレビューを書き続ける集中力...ではなく、意外にも背骨への負担である(先日、椅子の背もたれが折れてまさしく椅子から転げ落ちた)。
普段、音声作品を聴く時はベッドで横になりながらなので、レビューをPCで書く時はいつも背骨・腰の痛みを戦う...ことはなく、寝っ転がりながら携帯端末で書いたレビュー下書きを後にPCへ転送してTwitterで使わせてもらったテンプレにしたがって肉付けする。これだけ。
今回はずっと背もたれの折れた椅子に座ってレビューを書いたので、やり遂げはしたが、非常に疲れた。しばらくは手頃なレビューか記事にする。
この記事が気に入ったらスキ!してくれ。語ることそのものが目的とはいえ、数字として現れるとそれはそれとして嬉しい。
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