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あむのキャラデザに惹かれたけどHookah Hazeのゲームやるのに及び腰の奴が見る記事
https://store.steampowered.com/app/2470300/Hookah_Haze/
このレビューを読んでいるということは、あなたはHookah Hazeが気になっているのだろう。そこで「確実」なる情報を持ち帰ろうとしている訳だが、残念ながら本作の魅力は文章やスクリーンショットで伝えるには魅力が半減するのだ。
とはいえ実際にPCを起動させ、体験版をDLし、ほんの数時間ばかりかの暇を得るのは何の根拠もなしにできることではない。現代人にはね。
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そこで体験版を3人x2周した上で感じたことなどをつらつらりと書き損じてみる。まあなんとかなるだろう。
グラフィックの話をしよう。
事前情報やキービジュアルから分かる通り、どいつもこいつも可愛い。あっ、赤面が最も良いのは主人公です。
緻密なドットにより表現される様々な色の表情はそれ自体見ていて飽きないだけでなく、コマ数が半端ではない。要所ではあるが動く、揺れる、笑いかける!
「ゲームの半分だか7割だかはグラフィックで決まる」と誰かがおっしゃったようにこれだけでも十分購入に値するのだが、少しだけ深掘りする。
ヒロイン3人の煙の吐き方がそれぞれ異なるのだ。
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これだけでもキャラクターとしての個性が垣間見えるし、もったりとした重量のある煙がコマ数多めで描写されるのを眺めるのは、筆者はシーシャを喫したことはないが、なんだか気分が良くなる。
キャラクター達にはそれぞれ独自の魅力と「この店畳んだらどうなんの?」という共通した危うさを併せ持つ(Hookah Hazeは元々期間限定の店であるため、いつかこの時は訪れるのだろう)
更に共通する特徴として、意図したものかは分からんが「お友達にはなりたいけど彼女にはしたくない」が挙げられる。なんかこう...数時間過ごす分には充実した時を過ごせそうなんだが、四六時中一緒に居るときっとメチャクチャ疲れる。
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なんだかネガキャンしているように見えるため説明しておくが、そういった「危うさ」を抱えたヒロイン達が善性の鎧を着込み、しがらみをひとかけらだけ持って行って非日常に一歩踏み入れた先の住人になるのだ。プレイヤーは。
この距離感なのだ。本当に丁度よい。許可のない限りこちらからは立ち入らない線を引いた関係がたまらない。
たまらないといえば主人公のトオルくんの境遇で、余命幾ばくもなく、ずっと入院ぐらしであったため世間知らずながら「やりたいこと」に対する熱意はホンモノで、応援したくなる。これは彼がもうじき死ぬからではなく、そうであっても見つけた役割を全うしようとしているからなのではと考えている。好感がもてるよ。
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音楽も本当に雰囲気がいい。いいのだが、ジュークボックスのUIはもっと分かりやすくお願いします。試し聴き→この曲に決定→プレイリストにセットならだいぶやりやすい。
結論:やって損なし!まずは体験版から.....の前にPVを観るのも良いかもしれない
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