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kiyosemnote
癌サバイバーの母とのキロク
母のかかりつけの病院からの着信。
1週間前に血液検査、久しぶりのCTを受け、結果は来月の診察で聞く予定だった。
こんなに早く電話が来るということは、きっと結果が良くなかったということ。
一息ついついて電話を取ると、いつもの看護師さん。やはり早めに説明をしたいと言う。
「良くなかったんですね。」
「治療ストップしてますからね。今すぐどうこうと言うわけではないけど、今後についても早めに話をしましょう」
覚悟はしていてもやはり心は乱される。
癌発覚から長い期間、あらゆる抗がん剤を使い、ランマークによる顎骨壊死まではいかないが、口腔内の炎症が酷く【顎骨壊死(がっこつえし)とは、あごの骨の組織が死んで腐った状態になること。あごの骨が腐ると、口の中にいる細菌による感染が起こり、あごの痛み、腫(は)れ、 膿(うみ)が出るなどの症状が出現】歯科に通うも3ヶ月食事がまともに摂れなかったため、それを機に薬をストップ。
かかりつけの歯科と月1大きな病院の口腔外科に通い、口腔内はかなり回復したが、癌は着実に増殖しているのかな。
結果を聞くのが怖いけど、本人が選んだ道。
副作用で苦しむより、病気と向き合い受け入れる。
今できることを、残された時間でできることを、しっかり考えて動かなければ。