【20代からの不妊治療】⑥〜不妊治療専門クリニック〜
手術からお世話になった婦人科を一度卒業し、不妊治療専門クリニックに通うことにした。不妊は男性側にも要因がある可能性があり、夫婦共に検査を受けることが必須なため、初回は必ず夫婦で診察を受けることになっていた。
みんなも同じだと思うけど、初めてのクリニックには緊張した…。私が選んだクリニックは新しく、不妊治療にとても力を入れているようで、駐車場から不妊治療一人目と二人目が分かれており、通う方への配慮を感じた。
………
まずは、紹介状を踏まえて夫婦の意向を聞かれた。体外受精も視野に入れた方がいいということは言われていたので、初めからART治療(体外受精)を希望した。
ただ、不妊治療が保険適用になってから、体外受精を受けるには何かしらの不妊要因がないといけないようで、ART治療を受ける状態なのか夫婦でそれぞれ検査をすることになった。
………
【検査内容】
私:血液検査(風疹抗体、甲状腺機能等、約50項目)、超音波検査(内診)
夫:血液検査(抗体検査約10項目)、精液検査(後日持参)
初回、診察料は2人で約5万円だった…!(高ーい!)
………
検査の結果、夫は正常値で精子の運動率も大丈夫だった…!とりあえず、一安心☺️
そして、問題の私。内診の時点から、卵子を作る卵胞数が少ない可能性が高いと言われた…。
もしかしたら、今月が少ないだけという可能性もあるけれど、先生たちの見立てだと少ないのは間違えないだろうということだった。
………
ホルモンの数値を調べるAMH。当時の年齢(29歳)の平均値は5.0程度。だけど、私の場合は0.681だった。
予想以上に低くて、先生からは「閉経が近いかもしれない。早めの治療が必要。」と言われた。手術をしていたこともあって、ART治療まで進むことは覚悟していた。でも、予想以上に数値が低くて、クリニックを出たときに思わず涙が溢れた…
ネットで調べてみると、私のAMHは40代後半の数値だった。やっぱり手術をしたことが要因のようだった。でも、クリニックの先生が「必要な手術だったのだから、今は前に進むしかない。」と言ってくれて、少し前向きになれた。
旦那とも時間がかかるかもしれないことは話していたため、「一緒に頑張ろう。」と励ましてくれたことが大きな力になった。
そもそも、不妊治療専門のクリニックに通わなければ、気づかないうちに閉経を迎えてたかもしれない…。タイミング的にはラストチャンスをもらえた!と思って頑張ろう✨と気持ちを引き締めて、治療を開始した。