LEGOでカメラを作ったワケ
信じられるだろうか?これらの写真はLEGOで造られたカメラで撮影されている!
そのLEGOで造られたカメラというのがこちら↓↓↓
見るからにおもちゃにしか見えない!しかし、それなりの技術と知識があればLEGOでさえカメラになる!仮にLEGOでなくても、段ボールでもオカキの缶でもだ!そうカメラなんて何でも良いのだ!カメラというのはレンズから入った光をフイルムに届かせるまでの闇を作る。その為にあると考えて頂ければ良い。デジタルならばセンサーまでとなる。
と、それっぽい事を言っているが、これは単なる強がりでしかない・・・
2020年、新型コロナウイルスの影響により本業である飲食店の経営不振生き延びる為にあらゆるカメラを手放した。売っても値段の付かないような残った機材を集めて息子のLEGOと合わせてカメラを作った!
蛇腹の伸び縮みでピントを合わせる大判カメラというもの
レンズは135mmから600mmまで
35mm換算で38mmから170mmとなる
本当に撮影出来るのか?と思ったならば製作工程も含めて動画にしているので是非見て頂きたい
製作していくにうちに足らない機能などがいくつも出てきた。アオリ機能が欲しい、スイング機能が欲しい、望遠レンズが使いたい、LEGOというのは無限の可能性を秘めている。欲しいが形になってしまう。いや、形にしてしまう自分がいる。そうじゃない、形にしなければならないというところまで追い込まれている。
カメラがないのだから・・・
こんな感じで撮影をしているわけなのですが、どうしてそこまでして写真を撮るのかということです。下の動画を見てもらえるとわかるのですが、撮影する価値のある場所に住んでいるからです。そしてその美しさを知ってもらいたいからです
「あべちゃん、徳島ってどんなところ?」
これは僕が大阪で料理の修行をしていた頃によく聞かれたことです
「田舎やし、何もないよー!」
当時、都会志向だったこともあり、ずっとこう答えてきました。そしていざ、修行を終えて徳島に帰って来て感じたことがあります。徳島って自然に囲まれて綺麗なところばっかりだということ。どうして、この綺麗な自然があるということを伝えられなかったんだろう。後悔しました。そして一つの答えに辿り着いたのです。徳島が綺麗な自然に恵まれているということを誰にも教わらなかったなと
ならば僕が伝えよう!
そう思って写真を始めた。これが15年ほど前の話し。それから、がむしゃらになって写真を撮影してきた。SNSもない時代、最初は撮影した写真を展示することから始めようと思ったしかし無名の写真家、小さな展示会場すら借りられない
悔しい想いをした
そんな時に力を貸してくれたのが阿波和紙伝統産業会館だった。なんの実績もない僕に大きな会場を貸してくれた
2メートルを超える和紙にプリントした写真を目玉とした
藍染めのタペストリーに和紙写真を展示するなど工夫を凝らした
すると地元新聞や地元テレビ局の目に留まり、取材して頂いた。そこから流れが変わった。小さな展示会場ですら断られていた個展が2019年には徳島最大級の施設アスティとくしまで個展をするに至った
SNSにもいち早く参加し、徳島県有数のフォロワー数を誇るとして地元新聞にも取り上げられた。僕の写真を見て県内外から撮影に来たという写真家もいるほどになった
しかし、これはスタートでしかない
子供達に伝えなければならない
始まりはここである
子供達に生まれ育った故郷の美しさを知ってもいたい
最終的に行き着いたのは写真集という手段だった
写真集を子供達に寄贈をする。そう決めて過去4作、累計7000部を発行し1500冊を寄贈した
出版には2つの手段がある
1つは知られている商業出版、出版会社から出版してもらうというもの 利点として出版費用が掛からない、全国の書店に並ぶなど
もう1つは自費出版がある。この利点は出版物を自由に使えるということがある。つまりはいくらでも寄贈が出来るということ。もし、商業出版物を寄贈するならば出版社から買い取って寄贈しなければならない。ここが大きな違いだろう。
今回は書かないが過去4冊とも自費出版で黒字化している。だからこそ寄贈活動が出来ている
noteでは自費出版のススメなども書いていきたい
ちなみに写真集の購入も↓↓↓↓より可能なので、活動支援頂けると有難い
話しは写真を始めたきっかけから現在に近づいてきた。コロナ禍と世間では呼んでいるが、コロナの影響で1つの計画が止まった
それは2019年から進めてきた新しい写真集の出版中止である
この写真集のタイトルは「巡り」
このnoteではその写真集の内容を紹介していこうと思う
タイトルの「巡り」にはたくさんの意味がある
写真集を通じて郷土愛の種まきと呼んでいるが、子供達に生まれ育った故郷の美しさを知ってもらって、郷土愛の花が咲いたならどんな形でも、郷土愛の種まきをする仲間が増える
仲間には巡り合わせてくれる
それは必然である
どんな手段を使っても写真活動を続ける
そしてLEGOカメラで撮影した絶景写真を出版する
LEGOの面白さは失敗すれば作り直せば良いところ
人生も同じ