【劇団WAGNAS】プレ企画第一段【天空橋~羽田イノベーションシティ】
劇団WAGNAS団長オンダ・シュウジです!
劇団WAGNASは来年より本格始動いたします!
その前のプレ的な企画と申しますが、予行練習と申しますか…
ともかく『天空橋~羽田イノベーションシティ』の辺りを探索してきました!
飛行機に乗る際などに通過する天空橋…
幾度と通過したことはありますが降りたことはなく謎の駅です。
アラフォー世代の人からするとマスタードラゴンがいそうな気がしてしまうかもしれません(笑)
では早速、天空橋探索の模様をお送りいたします!!
天空橋駅に集う劇団WAGNASの主宰2人!
少し早く到着した副長は既に下調べしたとのことでしたが、どんな一日になるのでしょうか。
ん…?
そういえば天空橋って、「駅」である前に「橋」なんだよな?
その橋ってどこにあるんだろう?どんな感じなんだろう?
駅から少々歩くと小さな橋が…え?なになに!?これが天空橋…?
しかも“てんくうばし”と認識していたが、本当の読みは“てんくうはし”らしい。
橋としては名前負けと言うかちょっとガッカリスポット感も否めませんが、
汽水域と言うか河口域と言うか、潮の香りが漂い、何かを期待させてくれますね!
更に面白い神社があるとのことなので先へ進むと…
極彩色に彩られた鳥居をくぐると、立派な大きな神社がお目見えです!
お稲荷様の神社って独特の雰囲気がありますよね。
何でもかんでも神様にしてしまうことで有名な日本の神様事情ですが、
そういった理由や事情もあって、各々の神社がまとう雰囲気も千差万別と言えましょう!
のぼりが立っていますが七五三なんかもやっているようです。
勉強不足で僕は知らなかったのですが、地元ではかなり有名っぽい雰囲気。
自転車やサイクリングが趣味と思われる人が数名ほど、専用のヘルメットを携えながら参拝していたのが印象的でした。
その手の趣味の人にとって神社とは、参拝を兼ねた一つのチェックポイント代わりなのかもしれません。
ちょっとした遊具気分で井戸のポンプを動かし、実際に井戸水が出てくる。
当たり前に存在して、いやむしろ物心ついたことには当たり前になくなりつつあるものだったけど、このシステムを考えた人って間違いなく大天才だよなぁ。
どことなく優雅で幽玄な雰囲気を醸し出すこの空間は一体…?
よくよく説明書きを読んでみると、これは神社の入り口に良くあるお清め所とか手洗い場のようなものだったみたいです。
菊の花の浮かんだ人工池から、小さな鳥居の手前にあるお稲荷様の石像に杓子で水を掛ける模様。
こういう、あってもなくても構わない、あったところで意味も分からない。
だけどそこに確かに存在して何かの意義があるような気がするものって、妙に「わびさび」みたいなものを感じてしまいますね。
稲荷神社と言えばこれ!
神聖なような不気味なような、不思議な気持ちにさせられるこの鳥居の群。
神聖も不気味も紙一重、ひっくるめて畏敬の念と表現してしまう不思議。
そういう一見真逆っぽい感情を抱かせたり、八百万の多種多様な神様も含め、そういう懐深いところも日本の神様事情なのかもしれません。
人がくぐる用のちゃんとした鳥居の横に、なぜかミニチュアの鳥居が!?
シルバニアファミリーだったり怪獣のフィギュアを置いてみたくなるのは僕だけでしょうか?(笑)
鳥居を最深部まで進むと…
やや暗く、とても雰囲気があります。
これを神聖と取るか不気味と取るか、はたまたどちらも感じるかは人それぞれですが、こういった懐の深い雰囲気設計は大変に興味深く思います。
更にはお土産?コーナーも!!!
ここの砂を持ち帰って庭などにまくと、大変なご利益があるそうです!
ちゃんとお持ち帰り用の封筒なども置いてあり、ホスピタリティ溢れる新設設計にも感動しました!
だがしかし、都心に生きる現代人の哀しい性として、その砂を撒ける庭がある環境に住んでいるか…と言うのは、現実的な問題としてのしかかってくるでしょう。
副長はこの砂を、どうするのでしょうか。
僕のイメージにある「鬼が島」風な雰囲気の石垣で出来た建物を階段で登っていきます。
あらゆる運気一つ一つに対し賽銭箱がその都度ありますが、課金圧の強い神社とか言ってはいけません。
目に映る全ての運を求めてしまえばその分お金がかかるのは当然、自分に本当に必要と思うもの一つだけに絞ってお賽銭すれば、決してそんなことはないのです。
階段を上って辿り着いた頂上は結構高いです。
神社やお寺の雰囲気って、「日常の中の非日常」が感じられてよいですね。
話が変わりますが、僕的にもう一つそれを感じられる場所があって、その場所は「デパ地下」です(笑)
世間では不景気だ仕事だ政治だ流行だと騒いでは、皆して慌ただしい日常を生きているわけですが、
神社やお寺やデパ地下?は、子供の頃から今も何一つ変わらない、そしておそらく自分が死んでからも変わらないんだろうなぁと思わされる「日常の中の非日常」があるんですよね。
頂上にこんな木札がありました。
これは一体どういうことだと思っていると…
この石に膝を置いた状態で参拝するという訳です。
この意味や理由はよくわかりませんでしたが、何とも面白い不思議な風習でした!
神社を一巡りし、多摩川・海老取川の辺りを散歩します。
残念ながらこの日は青が棲んでいませんでした。
しかしながら綺麗な晴天の日にこの辺りを散歩したらさぞかし気持ちの良い事でしょう。
震災や戦争、または事故などで亡くなった人の水死体が、昔はここに良く流れ着いたようですね。
そういった方の供養のための祠も立てられています。
供養やもっと言えばお葬式なんかも、僕は残った人の自己満足と思ってしまうところがあるのですが、同時にそれを継続して行える人は偉いとも思います。
今年の冬は変な感じで、11/25時点では昼間はまだ結構暖かかったんですよね。
でも日が暮れるにつれて冬の寒さがやってきます。
しかしその寒さがまた心を温める何かがあるようにも感じてしまうのも冬の良さ。
やはり海が近かったり、もともと埋め立て地も近いこの辺りですから、昔は堤防があったようです。
東京シティガイド検定有資格者の副長曰く、その名残とのことでした。
天空橋とは違う、弁天橋を渡って戻ります。
更にその橋にはこんなレリーフが。
この辺は海苔で有名だったみたいですね。
海苔を生育する木の道具?を海の中に仕込んで、それを回収して、加工して、食べられる状態にして…
と言う様子が、橋を渡るごとにレリーフに記され、羽田と海苔の歴史を垣間見ることが出来ます。
この鳥居は副長曰く「いわくつき」らしいのです。
何でも元々別の場所にあったものを、移動させようとしたら呪いがあった系…とのことでした。
しかしそれをなんやかんやで移動して今はここに落ち付けた…的な?
ごめんなさい!うろ覚えです…!
この鳥居のことではなく、この一帯の歴史が書かれていました。
元々戦後のGHQの政策かなにかで、一体に住んでいる人は48時間以内に出て行けと言われたこともあるみたいですね。
何とも昔の話で現実味がありませんが、だからこそ歴史と平和は紡いでいくべきものなのでしょう。
世界平和とはすばらしい言葉である…
がゆえに、曲解されたり色々な方面の人が自由に表現し過ぎた結果、現代日本では何とも胡散臭い言葉として認識されているイメージがあります。
本当に大切なことは、あえて言葉や文字にしない方が、かえって心に伝わる事もあるのかもしれませんね。
潮の満ち引きの関係で、浅瀬になったりならなかったりするみたいですね。
当たり前すぎて考えることをやめていたけど、これってすごく不思議で面白い現象ですよね。
理詰めで理解することは出来ても、やはり目の当たりにするとそう思わざるを得ません。
さっきの神社が穴守神社だったから、この辺の地名と思われますが、あまり注目しない地名をよくよく読んだりルーツを探るのも楽しいかもしれません。
そして、ようやく…?
そう、忘れていました…完全に忘れていましたよね(笑)
そう、ここは羽田なんですよ。
羽田と言えば飛行機なんですよね、さっぱりこの瞬間まで忘れていました(笑)
海苔の歴史を見せてくれた弁天橋とは変わって、この穴守橋は「空飛ぶ乗り物」の歴史を橋中レリーフにて教えてくれるんです。
この辺で副長とも話していたんですが、昔の飛行機乗りってとんでもなく天才だったんだろうなと思います。
今の時代もとても優秀な人だとは思いますが、マニュアル化されているわけだし、操縦のプロ、整備のプロ、修理のプロ、製造のプロなどなどと分業化されているわけです。
でも飛行機黎明期はマニュアルなんて当然なく試行錯誤だろうし、機体に関わる全ての知識を自分自身一人の頭に完全に入れておかなければいけないわけで…
そういう途方もない天才かつ途方もない冒険野郎たちのおかげで、今日の飛行機があるのだと思うと感慨深いです。
橋を越えて数分歩くと、突然現れる空港に驚かされます。
天空橋も羽田空港も、何度も行った事(通過した事)はありますが、
天空橋で降りて歩きながら羽田空港の飛行場を見た事のある人って、意外と少ないんじゃないでしょうか?
凄く当たり前の話をしますが、飛行機って巨大です。
誰でも知ってますよね(笑)
でも実際、窓越しでもガラス越しでもなく、柵の一つ向こう側に見る飛行機って、本当に巨大なんですよ。
空港からの飛行機しか見た事ないって人、これまた意外と少ないのではないでしょうか。
そしてついに後半戦の要!
羽田イノベーションシティにやって参りました!
この時点で夕方くらいの時間帯でしょうか。
実は数年前から羽田イノベーションシティ自体はあったが、ここ最近ホテルが出来て、それでさらに開発が進んだり有名になったりして来ている、らしいです。
天空橋駅に隣接しているため、昼間もちらっとは見たのですがその際は人がほぼいませんでしたが…
うーん、若干は増えたんだけれども、盛況という訳ではなさそうですね…。
場所的にアクセスも微妙だし、まだ売り出し中感が否めない商業施設なので、今から2.3年後に期待…と言った感じかもしれません!
商業施設としてはハッキリ言って微妙です!(2023/11/25現在)
しかしそれゆえか、地元大田区が主催?展示会などが多く行われていました!
興味のあるなしはあるかもしれませんが、変にお高く留まらずにこうして地元区の事を知ってもらおうという類の展示には、非常に好感が持てますね。
大田区は工場が多いらしいんです。
その工場で使う工具や機材や、一見ゴミに映る鉄クズなんかが、現在アート風に並べられた謎空間。
工場といっても、イメージ的にはシステマチックな大量生産系ではなく、職人のものつくり的な感じの工場が多いのか、展示物もそういった雰囲気でした。
完全に個人的な話になるんですが、僕の実家は鉄工所だったんですよね。
とはいっても父が早くに亡くなったので潰してしまいましたが…
で、鉄製品や鋳物なんかを旋盤で加工していたらしいんですが、その結果出る削りカスが上記の画像でして、幼少期の頃の庭にわんさかあったんですよ。
あれから20何年と見る機会もなく生きてきましたが、まさかこんな場所で再び巡り合うとは…!
何とも懐かしい気持ちになっていました。
ちなみに正式名称は知りませんが、僕の家では「キリコ」と呼んでいました。
さっきの展示が「ものつくりの街・大田区」をアート的に知らしめるものだとすれば、
こっちはその技術力を科学的に知らしめるためのパビリオンの模様です!
読んで字の如くです(笑)
立体的になる折り紙と言うより、紙とプラの中間のような素材で折り紙と言うか次ではなかったな…
でもこういった一見大したことのない一歩が、何か大きな発明の躍進に役立つものなのでしょうね。
そして手前にあるのが20センチ以上はあるガラス状の透明な物質。
もしこれに十分な強度があるのでしたら、それこそ水族館の巨大水槽などで改革的な発明となる事でしょう。
写真はありませんでしたが、はねぴょん以外にも「ぴおたん」という、悪魔みたいな羽の生えたちょっと眼付き悪いヒヨコ風なゆるキャラもいました(笑)
東京とは思えない雄大な風景が広がる。
飛行場と言う非現実的な広さの空間だからこそ演出できる、東京の絶景の一つかもしれません。
ご飯にしました。
思えばずっと歩きっぱなしです。
飛行場近くらしく、全国の食べ物を取りそろえたフードコート的な場所を見つけたのでそこにすることに!
無国籍風と言うか、日本の文化をごちゃまぜにすると、そこはかとなく日本人が思う「中華風」になってしまう事ってありません?
好きとか嫌いとかじゃなく、ありのままの事実としてやっぱり文化のベースはそこなんだなーと思わされますね。
日本全国の食べ物とのことだったのですが、なぜかタイのフェスみたいのもやっており、オンダはトムヤムラーメンにしました!
ちなみにカップヌードルではトムヤムクン味が一番おいしいと思ってます!
副長は広島風のお好み焼きをチョイス!
広島県民へこれを広島焼と言うと怒るらしい。
広島風お好み焼きと言ってもタカ派の人は怒るらしい。
美味しければ何でもいいじゃん、むしろ認識できないと困るじゃんっていうのは、県外の人の考えらしい。
秋の日は釣瓶落とし…いやもうどちらかと言うと冬か。
今年は本当に秋が一瞬でしたね。
黄昏から帳が降りてくるこの瞬間は、度の季節であっても美しいものです。
東京シティガイド検定を持つ副長は東京の事なら何でも知っています!
冷えてきたしここには無料の足湯があるから行こうとの事。
無料の足湯とは、一体…?
ほほう、なるほど!
ロケーションが良ければ飛行機を眺めながら足湯を堪能できるとのことでした。
しかし飛行場の各種点滅ランプなど所謂「夜景」が綺麗に見えるこのロケーションゆえか、足湯に浸っているのはカップルか若い女性同士の組み合わせのみ。
さすがにそこに乱入してしまっては、純粋に足湯を楽しみたいだけでも変質者扱いされかねない為、おじさん二人はクールに去りました。
夜景って何だろうと思ったりします。
それが人為的なものでもなくても、多分夜の景色なら夜景なんでしょう。
ただ、どうしても最近は「夜景=イルミネーション的なもの」ばかりになってるのはちょっとつまらないなぁとは思います。
夜景については思うところはあれど、結局見て綺麗ならいいと思ってしまう現金な人間心理。
原始時代の名残か、人間は本能的に闇の中の光に対し、安心感や癒しを感じるように設計された生き物なのかもしれません。
結論から言えばこのお店にはい入りませんでした。
が、お店の看板ポスターにちょっと気になる記載が!
国産バナナを皮ごとジュースにしているらしいんです!
バナナを皮ごと食べる…、バナナの皮は食べられるの…か?
この後道順に羽田イノベーションシティを後にしたわけですが、最後の最後に見た「皮も食べられるバナナ」が今でも気になって仕方ないオンダです(笑)
という訳で、天空橋~羽田イノベーションシティを周りました!
都内近郊の人は絶対通過したことのある天空橋駅。
しかし名前がカッコいいこと以外知らないという人も多かったのではないでしょうか。
そんな天空橋に出来た、都内の新名所“羽田イノベーションシティ”。
まだ未完成感は否めませんが、飛行場からも近いしこれからどんな風に発展していくかが非常に楽しみでもあります!
劇団WAGNASではこんな風にラフに適当に活動していきますので、都内近郊巡りに興味があったり、
こんな僕たちと一緒に遊んでみたいなぁという言う方は、お気軽にお声がけください!
※顔写真等の撮影や掲載は任意となりますのでご安心ください※
【お知らせ】
劇団WAGNASの団員(一緒に活動するメンバー)募集中です!
東京の新たな魅力とノスタルジーを感じたい方はぜひ劇団WAGNASへ!!
※芝居はしません…
興味ある方はこちら↓↓まで
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