【永久保存版】暗号資産損益計算ツール大公開!スプレットシートで半自動で管理!NFTとBCGにも対応
はじめに
暗号資産投資は、近年ますます注目を集めています。しかし、取引履歴を確認し、損益を計算するのは非常に面倒ですよね。企業が提供する損益計算ツールはありますが、無料の範囲で使えるほど初心者じゃないし、かと言ってサブスクを払い続けられるほど稼げてない私は困りました。ネットで調べれば損益計算方法や暗号資産の価格取得方法などは出てくるので自分で作ってみようと思いました。そして完成し使っているのですが、「これ、需要あるかな?」と思い今回、スプレッドシートを活用した暗号資産損益計算ツールを公開することにしました。
こんな方におすすめ
企業が提供する損益計算ツールを無料の範囲で使えるほど初心者じゃない。
かと言ってサブスクを払い続けられるほど利益を出せてない。
海外取引所やウォレットを使っている。
BCG(ブロックチェーンゲーム)を遊んでいる。
ツールの特徴
取引履歴5000件まで対応!
対応通貨11000種類以上!※1
対応取引所、ウォレット数600以上※2
通貨とNFT合わせて最大1700個まで記録可能!
BCG、NFTも管理できる!
スプレットシートの関数などの仕組みを理解してれば自由に拡張可能!
※1 CoinGeckoで確認できる2024/05/06までの通貨が対象です。それ以降に登場した通貨も追加可能。シンボルが重複してる通貨は時価総額、24H取引高、取り扱い取引所などを配慮して開発者の判断で一つを選んでいます。
※2 Koinlyが対応している数です。
ツールの概要
このツールは、スプレッドシートに暗号資産やNFTの取引履歴を入力するだけで、半自動的に損益を計算してくれるものです。具体的には、以下の機能が備わっています。
取引履歴の入力: 日時、種別、通貨種、数量などを記録できます。
NFTの管理: 取得売却日時、取得売却価格、取得形式などを記録しBCGごとに管理できます。
支払う税金の自動計算: 所得、所得税率、住民税率、控除額を記入することで支払う税金を自動で計算します。
損益の自動計算: 入力されたデータに基づいて、取引時の円換算、通貨種別残高、損益などを自動的に計算します。
残高の繰越し機能: SSIDを使ってデータ移行することで残高を翌年のシートに繰越しできます。
各機能のツール画面を下記画像で確認出来ます。
取引履歴
NFT管理
税金計算
損益計算
用意するもの
Googleアカウント: Googleのスプレッドシートを利用するため。無料。(必須)
CoinGecko API: 暗号資産の価格を取得するために利用するため。無料のものでOK。(必須)
Koinly: 取引所とウォレットを連携させ取引履歴を一括で確認するのに利用するため。無料のものでOK。(必須)
defitact: 予備としてウォレットの取引履歴を確認するのに利用するため。無料。
次に見慣れないサービスのアカウントの作成方法などを説明します。
Googleアカウント
ここで説明する必要もないと思うのでアカウントの作り方は割愛します。
CoinGecko API
API取得までをPC版で説明します。
CoinGeckoにアクセスして右上の「アカウント登録」からメールアドレスとパスワード設定してアカウントを作成します。
ログインして右上の人型アイコンをクリックし「開発者ダッシュボード」にアクセスします。
マイAPIキー内にある「新しいキーを追加」をクリックし「作成」をクリック。
マイAPIキー内に表示されるので後々コピーして利用します。
※APIキーは流出すると誰でも利用できてしまうので共有せず管理してください。
※CoinGecko APIについて詳しく知りたい場合は、こちらを参照してください。
Koinly
Koinlyは、取引所とウォレットを連携させ取引履歴が確認できるサービスです。取引10000件まで無料で確認できます。損益計算もしてくれますが日本に対応した設定がないので、取引履歴を一括で確認するのにだけ利用します。税務レポートのダウンロードも有料になるので利用しません。
※英語なので翻訳するなどして利用してください。
使えるまでをPC版で説明します。
Koinlyにアクセスして右上の「会員登録」からアカウントを作成します。Googleアカウントやメールアドレスで作成できます。
サインインしてまず上部のタブにある「Settings」にアクセスします。
下記画像のように設定されていることを確認し「Save」してください。
次に上部タブの「Wallets」にアクセスして「Add Wallet / exchange」をクリックしウォレットと取引所を追加します。
使用しているものを選び「Wallet name」を設定(自分の分かりやすい名前で)しウォレットの場合は、「Setup auto-sync」からウォレットアドレスを入力して登録してください。取引所の場合は、「Setup auto-sync」から取引所のAPIを連携するか「Import from file」からCSVファイルをインポートしてください。
※詳細は設定画面に表示されるYoutubeやInstructionsを確認してください。
※CSVファイルは既定のフォーマットに整える必要があります。こちらを参照してください。2. For importing Tradesのフォーマットを推奨します。
※ウォレットでも対応してないチェーンの場合、検索をかけて下部にあるカスタムウォレットからCSVファイルを使用して作成する必要があります。
そしたら上部タブから「Transactions」にアクセスして取引履歴を確認出来ます。ウォレットや日付で絞るなども可能です。
このようにして所有するウォレット、取引所を全て連携させてください。
※よく分からない場合はこちらの記事も参考にしてみてください。
defitact
defitactはウォレットアドレスを検索するだけで取引履歴を確認出来ます。
ただ対応チェーンが少ないので予備として利用します。
これらを駆使してこれから紹介する「暗号資産損益計算ツール」に取引履歴を記入していきます。
損益計算の説明
誰か分からない人が作ったツールが正確な計算をしているのか不安だと思うので、ここからは参考元も示しながら損益計算の仕組みを以下のツール画面の画像も見ながら簡単に説明しようと思います。
なのでここで紹介する情報を元にすれば自分で作ることも可能だと思います。(笑)
暗号資産で損益が発生するタイミングの確認
仮想通貨を売却した時
仮想通貨と他の仮想通貨を交換した時
仮想通貨で買い物した時
ステーキング、エアドロップ、ゲームなどで報酬を貰った時
NFTを仮想通貨で取得した時
参照元はこちらの記事で確認出来ます。
取引履歴からこれらに当たる取引を割り出し、購入、売却別に「通貨種」「数量」「ボーナス数量」「総額」を関数を使ってまとめています。
ボーナスについて
ボーナスとは上記4.に当たる取引をまとめたものです。これらは売却や交換時以外に取得時にも所得が発生するのでここで合算します。
参照元はこちらの記事で確認出来ます。
所得の計算方法
所得 = ( 売平均単価 - 総平均単価 ) × 売却総数量 + ボーナス価額で計算しています。
参照元はこちらの記事で確認出来ます。
BCGとNFTについて
BCGについてはこちらとこちらの記事を参考にゲーム内の行為を計算しています。
NFTについてはこちらの記事を参考に計算しています。
このようにしてこのツールでは損益計算をしています。
各社の損益計算ツールとの比較
ここで企業が提供する損益計算ツールと主な機能を比較したいと思います。
料金プラン
注意点
このツールは一日の終値で計算している為IEO、ローンチパッドなどの上場戦や一日に何回も取引するトレードなど値動きの激しい取引は正確に計算できません。
CoinGeckoの無料プランをご利用の場合は、通貨レートが1年間しか取得できません。その為、年内に計算を終わらせデータをダウンロードし保存する必要があります。
免責事項の抜粋
ツールは、可能な限り正確な情報を提供するよう努めておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
ツールのご利用によるいかなる損害も、一切責任を負いません。
ツールを使用することで得られた結果は、あくまで参考情報です。
ツールの個人利用以外の複製、転載、改変、頒布等を禁止します。
いかなる理由も返金できません。
ツールの購入をもって本免責事項に同意したものとみなします。
必ずこちらの免責事項をお読みください。
まとめ
暗号資産の税金計算が楽になるか企業の提供するツールが安くなってくれるといいですね。
どれだけ需要があるのか分かりませんが、このツールが少しでも役に立てば嬉しく思います。
ツールの使い方
ここから最初に使い方を説明した後、最後にGoogleスプレットシートのURLをお渡します。
手順
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