今期使用デッキとレート取り組み方徒然
こんにちは。
エンジョイシャドバプレイヤーのwagasode(わがそで)です。
詳細なプロフィールを知りたい方はこちらから。
久々に前半戦で着地できたので振り返り記事を書きました。
本記事は2部構成です。
前半部分では、26期前半戦での使用デッキについてあれこれ書きます。
後半部分では、レート勝率を上げるための取り組み・工夫について思うことを書きます。
26期前半戦使用デッキ
BO3
アッパー前は財宝R、回復Bのみを使用。
アッパー後は財宝R、秘術Wで6戦だけ潜りそのまま着地。
財宝R
10/19までの構築
10/20以降はアスシオ2枚目・エスコート2枚目をミカエル・トニー3枚目に入れ替えていました。
○トワイライトエスコートの採用意図
レート初日にアグロVへのメタカードとして採用したのがきっかけだったが、
他対面にも役割があることに気付きその後も使い続けました。
強み①財宝Rミラーにおいて1c3回復が先攻の分割7キルプランに強い
この画像はあくまで一例ですが、財宝Rにおいて安全に先8OTKを構えるというのは意外と難易度が高い(引き、噛み合い、プレイに要求値がある)ですが先7バルバ砲手を構えるのは超簡単で、発生率が高く、ケアできないことが即負けに繋がります。
相手が雑に分割してきてるだけなのに回復札引けず負け…というのが嫌な人におすすめのカードです。
ただし、レート環境が煮詰まるにつれ対面が分割を選択せず丁寧に先8OTKを構えてくることが増えた気がするので、この観点におけるエスコートの強みは薄まったと考えています。
強み②財宝Rミラーにおいて中盤の1c5/6スタッツが強い
財宝Rミラーにおいて先6tの盤面の強さは相手の後6tの副船長進化0c旗抱えを牽制するために重要です。
エスコートは1c5/6スタッツにより、相手の後6ミカエル+大参謀+副船長進化のようなよくある処理範囲を超える盤面を作ることに貢献してくれます。
また、逆に後5エスコート+αと動くことで相手に先6の盤面を強く作らせず、自分の後6の動きの自由度を高められるという強みもあります。(後4ロジャー→先5ロジャー下当たり のような展開が多い)
画像の状況ではエスコート進化+トニー+靴 と動くことで、先6副船長がおおよそ下当たりする形になるため、こちらの後6大参謀ラブロマの8点パンチを通せる確率が高いです。エスコート最強!
レアケですが、0首飾りを抱えておくと後6エスコート+大参謀+落涙でスタッツ3以上守護が3面並ぶことは覚えておくといいかもしれません。
特に回復B対面は先攻で被ったら弱いし、環境的に1c3回復が重要でない場合は採用を見送るカードかとは思いますが、
一般的な財宝Rのリストに飽きて味変したい人におすすめです。
回復B
レート1週目は色々試し、途中からはほぼこれを使用。
◯シトリンラビット2採用の意図
回復Bはベルディリアの有無で動きの幅が大きく変わるデッキです。
特に、様々な対面でルゥを単キープする都合上デッキ内のベルディリアの枚数はできるだけ増やしたいという思いから上記の構築バランスを選択していました。
また、枠圧縮の側面もあり、花少女・タンザナイト・諜報員の枚数を落としつつ、それらの1枚目にアクセスする確率を担保することができ、全体的な構築のバランスを整えてくれるのも強みです。
レアケですが、アイテールから出てドローしてくれることもあります。
後引きの弱みや3c被りの際に消化できない問題などもありますが、自分の認識として今期の回復Bは盤面処理札を欠損した試合でのあっけなさが酷すぎると考えており、そういう試合はベルディリアさえあれば大体なんとかなると思っていたためこのようなアプローチに至りました。
◯諜報員2(減らし)の意図
個人的に諜報員は減らしていいカードだと考えています。
諜報員を2枚にする最大のデメリットは、諜報員に2回進化を切った際に3枚目が手札に加わらないことです。
自分で使っていても度々発生し頭を悩ませましたが、総合的なメリットとデメリットのバランス的に2枚に落ち着きました。
秘術W(おまけ)
6戦しか使ってないので完全におまけです。当然洗練されたリストではないです。
個人的な推しポイントはミデロ3投です。みなさんはアッパー後、7cミデロをプレイしましたか?
もしまだプレイしたことがない人は今すぐ7cミデロをプレイしましょう。
おもろしすぎて世界変わります。
使用デッキについての話は以上になります。
続いては「レート勝率を上げるための取り組みや工夫」についてになります。
レート勝率を上げるために
この項では自分が最近やっていることを4点紹介します。
個人的なメンタル論・感覚に従って書いている部分が多いので、「自分とは考え方がまるで違うな」となる人もいるかもしれません。
それを念頭においた上でお読みいただけると幸いです。
①仮説を立てよう
シャドウバースをプレイする上で「仮説」を立てることはとてもおすすめです。
仮説って? となるかもしれませんが定義としては「分かっていないことに対する仮の答え」です。
例としては
「財宝R対回復Bの先攻では、落涙を単キープすべきである」
「財宝R対マガチヨEの先攻では、2枚目のバルバロスが見えていない場合であっても、1枚目のバルバロスを先4でプレイすべきである」
というようなものです。内容はなんでもいいです。
仮説を立てることの大きなメリットは思考が自動的・強制的に先に進むことです。
もし仮説を立てなかった場合を考えてみましょう。
これは「疑問」の状態であり、仮説ではないと思っています。
個人的な意見ですが「疑問」はいつまでもそのままにされてしまうことがあります。(「うーん、よくわからないけど適当でいいか!」等)
「疑問」が先に進むかどうかは、自分のモチベーション、そのデッキ・シチュエーションへの興味の大きさ、真剣に考える時間や体力があるかどうか、考えのきっかけをくれる仲間がいるかどうか、などに依存するため不安定です。
しかし「仮説」の形式を取ることにより「そのままにされる」ことの頻度は大きく減ります。
このように仮説を立ててしまったが最後、根拠が十分でないものを断定するのは不安であり、これを放置するのは非常に気持ちが悪いです。
そのデッキへのモチベーションがあろうがなかろうが、不安を解消するため、すなわち仮説を立証もしくは反証するための材料を探そうという動機が発生します。これが思考が前に進むということだと思っています。
個人的な話になりますが、自分はシャドウバースを始めてから最初の2年間は「仮説を立てる」ということができておらず、適当にレートを数やるだけのプレイヤーでした。
「流石に取り組みの量に対して上達の度合いが小さすぎるか」と思い自分の取り組み方を振り返ってみたところ「疑問」を「疑問」のまま放置していたことが原因だったと感じました。
「環境がどうなってるのかよくわからないけどとりあえず好きなデッキを2つ使うぜ」で500戦潜って「なんかよく分からないけど全然勝てなかったぜ」では上達のコスパは悪いです。
ぜひ、皆さんも「今の環境はバフDと財宝Rが二大巨頭である」「その2つに対して自分の使うデッキは微有利以上あるので10戦したら7勝することができるはずである」など何かしらの仮説を立ててレートに潜ってみてください。
このように少しずつでも良いので思考を前に進めていくことが上達においてコスパの良い方法だと思うので、おすすめです。
②メモで記録と排水をしよう
メモを取ることは非常におすすめです。
メモには2つの機能があり、それが「記録」と「排水」だと思っています。記録についてはいうまでもありませんが、知識を自分の外部に保管することです。
では「排水」とは何かという話ですが、
自分は「頭の中で言語化されていない思考を強制的に言語化することで、頭をスッキリさせること」だと思っています。
言語化されていない思考って何だよ、と思う方もいるかもしれませんが、これはそういうのがあるという前提で話を進めさせてください。
自分の頭の中に「言語化できてはいないけれど、頭の中にモヤモヤと漂っている思考の塊的なもの」があるんです。
読んでくれた方が「分かる〜」となってくれることを信じて話を進めます。
この言語化されていない思考は非常に厄介です。言語化されていないが故に頭の中に留まり続け、その上思考のリソースを消費します。そしてそのまま解決されることはないがちです。
こいつを頭の外に叩き出すことができるのが「メモを取る」ことのメリットです。
以下に例として、自分が10/18のレートで回復Bが5-7して萎えた時に書いたメモを紹介します。
それまで勝率65%ほどあった回復Bが日付単位ですが負け越しの戦績になり、頭の中で、
(なぜ回復B勝てない…運が悪かった?それとも環境、構築?不明…)
といった言語化されない思考が渦を巻いてしまったので、これを言語化するためにメモりました。
内容としては対面毎の振り返りのような形式になっていますが、正直内容は何でもいいと思っています。
「排水」のためのメモを取る際は、形式に拘らず適当に伸び伸びと書くのが良いと思います。
あくまで目的は「言語化されていない思考のモヤモヤを言語化して頭の外に吐き出す」ことなので、思いついたことをそのまま書く感じです。
ただし、X(旧Twitter)にポストしたりだとか、チームのDiscordサーバーの個人チャンネルに書くにしては情報が散らばりすぎていることが多く、そもそも感情的な内容すぎて他人に見せられないことも多いと思うので、チラシの裏とかに書き殴ってスッキリするのが理想だと思います。
場合によっては見た人を不快にさせる可能性もありますし。
例えばレートで運負けした時は、雑に「運負けした!」と書くだけでも良いと思います。
頭の中に「運負けした〜」というモヤモヤを抱えた状態で次の試合に臨むのと、
「運負けした!!!」と文字に書き起こして次の試合に進むのだけでも、多少なりとも思考リソースの残り方に差があるんじゃないかなと自分は思っています。
という感じで、メモを取ることはおすすめです。
③ティルトケア
レートに真剣に取り組み、モチベーションが高い人ほどティルトに陥りやすいという悲しい構造があると思っています。
ティルトすることの最もまずい点はレートが減ってしまうことではなく、時間が無駄になるということだと思います。
ティルト中に選択した行動がもたらす結果は虚無です。何も反省できることがなく、後々学びとして活かすことすらできない場合が多いです。
なのでティルト対策をしておくのは大切です。
自分がおすすめしたいのは「どうやったらティルトせずに済むか」ということよりも、
「ティルトする前提で、どう被害を最小化させるか」ということを考えることだと思います。
また、「自分が怒りを覚えるシチュエーションを前もってリストアップしておく」ことも大切です。
画像の例では相手の殴りが強いこともあり正直ロジャーを引けなかったら勝率10%もないと思います。
自分はこのような局面でトニーがロジャーを持ってこなかった際にめちゃくちゃ怒りが沸いてしまうことを経験上把握しています。
他にも、
・20%で料理人の進化時効果が5/5に飛んでしまった時
・ミカエルが出て欲しすぎる局面でちょうどミカエルを引いてしまった時
なども怒ってしまいます。
これを把握しておくことで「あ、このままいったら俺ティルトするっぽい!」ということを先んじて予想することが可能になります。
このようにティルトを予期したときに自分がよくやるのは、
・即プレイせず、一旦深呼吸をしてからプレイする
・一旦屈伸運動をしてからプレイする
・「森永乳業 ピノ チョコアソート」を1つ予め冷凍庫から持ってきておきトニーをプレイする瞬間にそれを口に頬張る
などです。
自分の怒りが収まりやすい方法を試すのが良いと思います。
色々書きましたが、ティルトするのは「悪いこと」というよりは「仕方ないこと」だと思っています。
台パンしたりレートのチャットで暴言を書いたりするのも瞬間的な怒りが原因だと思います。それについてもティルトを予期することができればクッションを用意しておきそれを殴るようにする、ペンとチラシを用意しておきその裏に暴言を書いてスッキリするなどの対策ができるかもしれません。
こんなことを書いてる自分自身もよくティルトして「ハァーーー???」みたいな叫び声をあげてその後「ヤバ、隣の人に怒られたらどうしよう」となったりしています。
これを読んでる人でおすすめの方法があれば教えていただけるとありがたいです。
④レート前のコンディション管理
「自分のコンディションを把握する」事はレート勝率を高めること上で最もコスパが良いと思っています。
シャドバは体力ゲーであり、メンタルゲーです。
コンディションが良い日はレートを沢山やるべきだし、
コンディションが悪い日はレート数を抑える・やらないべきです。
しかし問題は「今の自分のコンディションが良いのか悪いのか、いざレートに潜ってみるまで分からない」ということです。
自分では調子が良いと思っていたはずなのに、いざレート潜ってみたら「あれ?全然頭が回らないぞ」ということがあります。
そこでおすすめなのが「レート前に必ずランクマを数戦やる」と「自分の生活習慣を記録する」ことです。
◯必ずランクマを数戦やる
自分はその日レートで使おうとするデッキで1勝ずつするまではレートしない縛りをしています。
レート前にランクマを挟むことで、明らかに思考が回ってない時はそれに気付くことができます。
また、そういう時はランクマであれど全然勝てなかったりします。
1勝するというラインを引いているのはそれをチェックする意図です。
◯自分の生活習慣を記録する
自分は適当ですが前日の就寝時間・当日の起床時間・食事内容・運動時間・体重・日中の疲労度・帰宅後の行動パターンを記録し、自分の自認コンディションと突き合わせていました。
自認コンディションとしては「そこまで疲れてない」であっても、
記録の上で「前日の就寝時間が遅め」「食事があまり取れていない」「体重が変」「日中の疲労度が高すぎる」「帰宅後の行動パターンがいつもと違う」などのサインから「潜在的にはレートできるコンディションじゃなさそうか」ということを適当に予想したりしなかったりしていました。
結局は参考材料が増える程度のことでしかないので記録する手間とメリットが釣り合っていないと感じる方もいるかもしれないので、これはおすすめというより参考になればという程度です。
大事なのは手段はどうあれ「自分のコンディションを把握しようとする意識を持ち続ける」ことだと思います。
ゲームに熱中しすぎると自分のことを客観的に見られなくなり、それにより不利益を被るのは結局自分自身なので、自分を見失わないことが大事だと思います。
終わりに
記事を読んでいただきありがとうございました。
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