見出し画像

新聞人形の力

 1500字 12/9一部修正
 新聞人形とは、新聞でできた人形。新聞は読み終わると、もう不要なものだと思っていた。新聞の人形に、素晴らしいパワーがあるなんて・・・。
 先月(11/22)に人形劇団プーク五階で開催された人形劇のワークショップに参加し、新聞人形の力を感じました。ワークショップの内容は以下です。

 午前中は、新聞人形を作成する講座で、私は午後からの受講でした。
先生が私の新聞人形(見出し写真)を作ってくれていました。名前は、ほがらかちゃんにしました。
私も短時間で教わって骨組みだけの新聞人形作成。
 私の新聞人形の名前は、ほね子?↓

骨組みだけの新聞人形のほね子?


 各自の新聞人形を使ってのグループワーク。年齢もさまざまな方達と初対面で、新聞人形を通しての会話。最初はぎこちなかった会話も・・。だんだん楽しく会話ができるようになった。新聞人形を通して、意思疎通ができるようになった。
 テーマは、三つありました。
①穴
②ほうずきの皮でできたオブジェ
③アンティークなミニテーブル
 ①から③の物を使って、各々のグループで新聞人形を使ってストーリーを作りました。

 ①穴
穴のイメージは、落とし穴、こわい、道のものなど。私は、穴というと芥川龍之介のくもの糸を思い出した。グループワークでは、和気あいあいと新聞人形を通じて会話。発表は時間がなくて残念ながらできず・・でした。

 ②ほおずきの皮でできたオブジェ
ほうずきの皮は本物を乾燥させたもので、中身は布でできていた。とてもきれいなものだった。
 ほうずきの皮の中身を想像した。キャンディー&チョコレートのように見えた。新聞人形が食べる動作をしていると、ほうずきの皮のオブジェが、キャンディーにもチョコレートにも見えてきた。美味しそうな感じがしてきた。
新聞人形を動かしていると、新聞人形の世界にはまりました。
 発表は、グループによってさまざまなストーリーだった。
 
③アンティークなミニテーブル
 新聞人形がミニテーブルを横にしただけでも、ストーリーが浮かんできた。
各々の新聞人形がおしゃべりをする。
 アンティークなミニテーブルに、新聞人形が乗ってジャンプ!
 そこで見えたものは・・。
私の新聞人形には、竜宮城が見えました。他の新聞人形達には、違うものが見えたようでした。発表は、各グループ盛り上がりました。
 新聞人形の魅力に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎました。グループワークというものも初体験でした。受講したことによって、今までよりさらに私のあいぼう(腹話術人形達)がいとおしくなりました。講座を受講したことによって人形について学ぶことができました。人形というものは、本当に奥が深く・・もっと学び、腹話術師として成長していきたいです。いくつになっても学びは、大切だと思いました。
 
   (新聞人形同士の会話)

ほがらかちゃん


ほがらかちゃん:ほね子ちゃん。
ほね子ちゃん:なあに?
ほがらかちゃん:わがしさん、全然遊んでくれないね。
ほね子ちゃん:そうそう。
ほがらかちゃん:飾ってあるだけで。
ほね子ちゃん:そうね。
ほがらかちゃん:わがしさん、たくさん腹話術人形のお友達いるしね。
ほね子ちゃん:私と遊ぼう。
ほがらかちゃん:そうだね。
ほね子ちゃん:しりとりしよう。
ほがらかちゃん:いいね。
ほね子ちゃん:しんぶん。
ほがらかちゃん:んで終わったよ。
ほね子ちゃん:残念。
ほがらかちゃん:そういえば、私達の名前。
ほね子ちゃん:名前?
ほがらかちゃん:ほがつくね。
ほね子ちゃん:気がつかなかった。
わがし:たまたまよ。
ほがらかちゃん:わがしさんだ!
ほね子ちゃん:わがしさん!
  終わり

 


 


いいなと思ったら応援しよう!

腹話術わがし
いただいたサポートはあいぼうさん(腹話術人形)たちの修理代などに使いたいと思います。