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【京町家で日本髪暮らし】エピローグ(2021・春)

今回の日本髪暮らしは、前回よりも嬉しいこと・楽しいことも多く、学びも多かったです。

一番嬉しかったのは「日本髪で文楽鑑賞用」として購入したまま、箪笥に眠っていた着物や帯を実際に身につけれたこと。

ここだけの話ですが、「この着物、初めて着たー!この柄、着たらめっちゃ若い!!(驚)」となった着物もありました。

前回は、日本髪姿を数日間持たせるコツが分からないまま企画を実行してしまいました。

今回は、前回の知識を生かし、船底枕で寝る前にダッカールピンを要所に刺す、髪が乱れたら毛流れの方向を確認しつつ整えるというのが比較的スムーズに出来ました。経験に伴う知識は大事。

4月末は比較的過ごしやすい気温だったため、日本髪を持たせやすく、活動しやすいということも身をもって学びました。次に日本髪暮らしを行う場合は「春」or「秋」がベストだなぁ。

街中やお店で出会った人が、日本髪を結ってアンティークの着物を着た私の姿を喜んでくれると嬉しかったです。
興味を持っている人に直接会い、感想をもらうという経験の重要さに気づかされた日々でした。

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私は上方の伝統芸能が好きです。日本髪暮らしの前日に「文楽の簑助師匠の引退」が行われました。日本髪を結うキッカケになったのが「文楽を観に行くため」だったので大きな衝撃を受けました。

簑助師匠は文楽の技芸員として80年以上活躍されており、かわいい美少女役を遣うのが得意な人間国宝です。いわば、国から認められた超絶アイドルが引退するようなもの。

今回の日本髪暮らしを行う3日前の4/22(木)に、4月文楽公演「国性爺合戦 楼門の段」に出演している簑助師匠を客席から観ました。

可憐で上品な動きとはこのことか...と、学ばせていただきました。(あの可愛さが今回の日本髪暮らしに生かされていたらいいなぁ。)

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4/25(日)〜4/28(水)の4日間、日本髪を結っていただいた結髪師さん、京町家のゲストハウスの女将さん、多くのカメラマンさんに助けてもらいながら行いました。

下記に今回の企画に協力してくださった人のSNSのアカウントへのリンクを貼っております。

また、今回、それぞれの記事の一番下にカメラマンさんの名前を掲載&SNSのリンクを貼っています。撮影者それぞれの写真の良さを味わってほしいです。

最後に、ここまで読んでいただいた読者さんに感謝いたします。

【スペシャルサンクス】
ありさ丸さん
錺屋の女将さん
梅夜の女将さん
聡子さん
けいたさん

執筆者:motoco

★今回の記事のカメラマンさん:けいたさん


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