長野探訪②
善光寺参り
長野県に入るだけで、パワーチャージできる理由のひとつに善光寺というエネルギーの高いお寺の存在があると思う。
善光寺は、1400余年前、元は長野県飯田市に建立され、皇極天皇元年の642年に現在の場所へ遷されたという。
善光寺の御本尊は、一光三尊阿弥陀如来様。
一つの光背(仏様などの絵や像において、後光を表わしたもの)に3人の仏様、つまり中央に阿弥陀如来様、 右側に観音菩薩様、左側に勢至菩薩様がならぶ仏像である。
江戸時代末期には、善光寺聖(営業マンのように、善光寺の宣伝・布教で全国行脚する人)の活動などにより、多くの参拝者が訪れるようになり、「一生に一度は善光寺参り」ということばも生まれた。
善光寺と言えば、「牛に引かれて善光寺参り」という説話も有名である。
昔々、心が大変貧しく、信仰心などない老婆がいた。老婆が軒下に干した布を、どこかからやってきた牛が角に引っ掛けて走り去ってしまった。
怒った老婆は必死になって牛を追いかけ、気付けば善光寺の前まで来ていた。
善光寺の仏様の光で映し出された牛のよだれで書かれた文字を見ると、
「ただの牛と思うな。こうしてあなたの心を導いてきたのです。」とあった。
そこからこの老婆は心を入れ替え、仏様を信仰し、極楽往生をとげたという話である。
余談だが、「牛に引かれて善光寺参り」の話を耳にしたときに、私は太宰府の牛を思い出した。
菅原道真公のご遺体を牛車に乗せて運んでいた道中で、牛がその場に伏して動かなくなったため、それは道真公の御意志とのことで、その地にお墓ができ、太宰府の御本殿となった。
太宰府は神社だが、牛は昔から仏様や神様の遣いだったり、化身だったり、そういう存在なのだろうな。
写真は、善光寺参道から門、本堂である。
善光寺周辺散策
りんごの季節ではなかったが、りんごスイーツが食べたくて参道のお店を探す。
サクサクのパイ生地のアップルパイ🍎
りんごはソフトクリームの下。
景観がいい雰囲気。
郵便局も街並みに溶け込んでいる。
超有名な長野名物、七味唐辛子の「八幡礒五郎」さんの本店は善光寺のお膝元に構えている。
ちなみに七味というのは決まった素材はなく、お店ごとに工夫して調合しているそうだ。
菜の花公園
当時、8月あたま、ひまわり畑が見たくてネットで検索したら飯山市の菜の花公園がヒットしたので、善光寺のある長野市から飯山市へ向かうことに。
移動時間は車で約1時間。
その名の通り、春には見事に菜の花畑になるようだ。そして、夏にはひまわり畑に様変わり🌻
と思いきや、今年は長雨の影響で行った当時はまだひまわりはひとつも咲いておらず…
後日確認してみると、今年は8月半ば頃が見頃だったようだ。。
一応、まだ咲いていないひまわり畑の前でパシャリ📷✨
仕方ないので写真を撮って遊んだのである。
長野に癒された
最後は長野県のゆるキャラ、アルクマちゃんにご挨拶。
今回の旅は、戸隠神社のお礼参りが目的で1泊2日の短い旅だったが、最低でも年に1度の長野訪問が果たせた。
やはり、長野へ行って戻ると色々と調子よく、物事が好転する。
山々に囲まれたエネルギーの高い長野。
いわゆる「パワースポット」と呼ばれる場所は県内にたくさんあるが、それはまた別の機会に紹介しよう。