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心が幸せを感じる仕組み〜科学編〜
休んで出して満たしたい
1つ前に
「私は休みたいときに休みたい。
だから日々の時間割を自分で決めたい」という
ブログを書いたのですが
私が休みたい理由は
「一人になって、感情をデトックスしたい」
そして、空になったところを
「幸せで満たしたい」からなんです。
幸せは心が感じることだから、
心を幸せにすれば良いのです。
今日はその心が幸せを感じる仕組みについて
科学的な視点から書いてみようと思います。
幸せの定義
幸せという言葉は漠然としているので
最初にここでの「幸せ」を定義します。
このブログでは
「これ美味しい!幸せ!」
とか
「この花綺麗!幸せ!」
というような
全く個人的・主観的で
誰との比較でもなく
短時間の、
そして体の奥(おへその辺り)から
こみ上げくる振動のような体感を伴った
嬉しい・楽しい・幸せ!というような
感情のことを「幸せ」と定義します。
おそらく誰もがこどもの頃に感じていた
「生きる喜び」
「ヤッホーって叫びたい!衝動的に!」
のような感覚です。
そんな感覚を感じる仕組みについて
科学的に分かってきていることがあります。
ストレスvs幸せ
生き物の行動は「防衛」という反応と
「成長・増殖」という反応の2つに
分けることができます。
防衛はそのまんま
敵が現れたら闘うか逃げるかという反応で
この状態ではストレスがかかっていて
エネルギーが低下します。
風邪を引いたら熱が出て体力が消耗し
不安やネガティブな心持ちになるというのと
同じですね。
成長・増殖のステージにいる時は
エネルギーを増やしている状況で
この時、私たちは喜びや愛を感じることができます。
ご飯を食べてエネルギーを増やさないと
大きくなりませんし、何かに夢中になっている時は
エネルギーが大きく感じられ、
それを成し遂げた時に達成感や幸せを感じる、
そういったことです。
また、敵が現れた時に食事をしないのと同様
この「防衛」と「成長・増殖」は
同時には起こらないことが分かっています。
では、ストレスをなるべく感じないように
するにはどうしたら良いのでしょうか。
人はネガティブを感じがち
人はいつでも無意識に
「どうやったら明日も生き延びられるか?」を
シミュレーションしています。
そのため、人はそもそもポジティブな感情よりも
生存を脅かす恐怖(不安や不満)を
感じやすくできています。
つまり、ストレスを感じやすい生き物なんですね。
他の動物であれば、そのような恐怖は
自らの体験によって学習するのですが
人は知覚がとても発達しているので
他人の体験からも恐怖を学んでしまいます。
その結果、次のようなことが起こります。
恐怖は無意識に埋め込まれてしまう
本能的な恐怖はもちろん、
学習した恐怖も、私たちの行動を自動で動かす
「無意識」の領域に埋め込まれます。
そのため、恐怖を感じると無意識のうちに
ストレスに対する反応が起こります。
ライオンが現れた!のような急を要する
恐怖であれば、体全体が協調して動き、
回避するのに有効なこの反応ですが、
すぐに反応する必要のないことでも
ストレスと感じれば、イライラしたり、
頭がうまく動かなくなってくるという状況が
無意識に起こります。
では無意識を止めることはできないのか?
というと、そういうわけではありません。
意識の方には自分を省みる力があり
無意識の行動に介入して止める力があるので
自分の行動を「意識的に」眺めること
自分の行動を「俯瞰する」ことで
恐怖への無意識の行動も変えることができると
考えられています。
だから私は時々休む
現在のように多くの情報が飛び交っている状況で
人は常にストレスを抱えています。
なので幸せになるには、時々
意識的に防衛反応を休ませ、
幸せモードにシフトしなければなりません。
日々の習慣にそういった時間を
取り入れられれば良いと思うのですが、
私の場合、何か目標ができると
それしか目に入らなくなってしまい
いっぱいいっぱいになった時に
あ、もうダメ
と思って休憩するので
「休みたい時に休みたい」んですね。
そんなわけで、
昨日は朝寝して体力を回復した後
本を読みながら内観・感情のデトックスをし
今日は散歩へいってお花を愛でてきました
(花を見ていると幸せを感じるのです)。
科学だけだとわかりにくいと思うので
次の記事では、
私が具体的にやっていることとその時の感覚
注意点などをお伝えしようと思います。