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高気圧の中心で、中間支援愛をさけぶ
こんにちは。4月ももうすぐ終わりですね。ゴールデンウィーク、みなさんはどんな予定を立てているでしょうか。
ぼくの場合は毎年恒例の田植えのほかは、親族で集まったりとか友人ファミリーとバーベキューしたりとか、地元でのんびりまったりの予定です。
そんななか、1日だけ家族と別行動で、この人たちのライブを見に岡山へ行ってきます。
小5の頃からもうかれこれ40年のファン歴ですが(紅白初出場が1983年)、実はライブは初めてなのです。
たかみーもう69歳ですよ。なんだか年齢までロックですよ。
ほんとこんなカッコイイ69歳になりたい。ほんとあと何年歌ってられるんだろう(失礼)。
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それこそ溝が擦り切れるくらい聞きました(死語的表現)
さて、先週のことですが岡山に行ってきました。
ライブ会場の下見に行った・・・わけではもちろんなくて、目的は中間支援組織で働くスタッフ向け短期集中講座への参加。
わがことのメンバーとして、地域で活動するプレーヤーをどう支援していくかを学ぶよい機会ということで、仲間(トップ画像の2人)と一緒に電車にゆられて向かいました。
ぼくが受講したのは現場スタッフ向けの講座で、スタッフとしての心構えから支援先との向き合い方、相談対応の進め方など、前後の関連セミナーも含めて朝10時から夜の9時まで、まる1日みっちりの座学。
中国5県の中間支援組織が集まって企画した講座でしたが、中国地方だけでなく大阪・兵庫や愛媛・徳島、遠くは愛知や富山から学びに来られた方も。ほとんどの人よりぼくたちのほうが距離的にも時間的にも近いという状況でして、それだけに参加者の熱量をすごく感じました。
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環境が良すぎて、外の芝生でずっと寝っ転がっていたかった…
そこでの学びはいろいろとあったのですが、その中で個人的に印象に残った言葉をいくつか。
◎私たちがなすべき支援は"support"であって"care"ではない
「支援」という言葉にあたる英語には
support:下から持ち上げて支える
assist:横から支える
aid:求められるもの・ことを援助する
help:困っている人を助ける
care:病人やこどもの世話をする、心配する
follow:追いかけて応援する
とさまざまありますが、地域で活動するプレーヤーを支援する目的は「そのプレーヤーがもつ能力を底上げして、自力で活動できるようにする」こと。困っているからといって代わりにやってあげるだけではプレーヤーのためにならない。
やり方を見直す手伝いをしたり、方向性を整理してあげたりすることが大事。
◎2歩先の未来を見据える
例えば自治会組織でよくある「組織の担い手が高齢化し、若い人も入ってこない」問題に対して、どうすれば若い人に入ってもらえるか、自治会のあるべき「1歩先の未来」像を考えるのが自治会の持つべき視点。
では支援組織はというと、もう1歩先を読み、未来を予測しておく。
自治会組織の担い手は60~70代の定年リタイア組だが、すでにベビーブーム世代が70代後半になり、これからこの世代はどんどん減っていく。
定年延長・再雇用でリタイアの時期が65歳~70歳になってきて、自治会活動に参加できる人材の供給も減少している。
従来の自治会の構成では成り立たなくなっているなかで、新たなモデルを見いだしていく必要がある。
目の前の問題をクリアするだけでなく、長期的視点に立って支援していくことが大事。
◎答えを与えるのではなく、ずっと質問し続ける
相談に来た人に安易に答えを与えるのは、試行錯誤や挑戦の機会を奪うことになり、結局本人のためにならない。
なぜそれをするのか、なぜそれでないといけないのか、質問し続けるなかで本人自身が見いだした自分なりの答えが、活動を続けていくうえでの軸になっていく。
活動が意義あるものになるために、考えるきっかけとなる言葉がけをしていくことが、支援者として大事。
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変えられるように、サポートしていく
私たちの支援はよく「伴走」に例えられます。
それはただ横に並んで走るのではなく、ましてや走れなくなった人を救護所でただ待っているのでもなく、ゴールの方向を見定めて、そこに向かってしっかり走りきれるように「お手伝い」をすること。
走るのはあくまで本人の自力で、それを後ろから押したりするのは違うということ。
そんなことを心に刻んだ、「晴れの国おかやま」らしい、高気圧に覆われたさわやかな一日でした。
さて、コピペして研修報告書提出しとこ(一石二鳥)。
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