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eBay輸出においてDefectが原因でBelow Standardになってしまった時、最速でAbove Standardに復帰する方法(2023年9月30日まで)

《この手法の有効性は2023年9月30日をもって失われるため大幅値下げといたします》

こんにちは ワガハイです。

このnoteではeBay輸出実践者(セラー)の最大の危機であるBelow Standardをいかに安全で早く、そして低コストでAbove Standardに戻せるか?ということを私の実体験を基に解説しています。

※当記事は新型コロナウイルスや自然災害、戦争による国際配送に影響がない状態を前提に書かれております。ご理解をお願いいたします。

私のBelow Standard脱出実践記です。

そして巻末にはこれまで私が百万円近くを投資して様々なコンサルや高額塾で学んだノウハウも記載いたしました。

これらは聞くと「ふ~ん。そうなんだ」で終わりがちですが、経験してみないと知り得ないことが多く、売上や利益に直結する貴重なノウハウです。

無料部分だけでもあなたのお役に立てると存じます。

ぜひ熟読いただき、実践していただきたいと思います。


私はこれまで3度、Below Standardを経験しています。
その原因は3度とも「Transaction Defect Rate」です。


Below Standardになるとこんなデメリットが発生します。


・eBay内であなたの商品が上位表示されにくくなり、売上が激減する
・販売手数料が5%も高くなる。
・プロモーション(広告)を利用出来なくなり訪問者・売上が激減する

日本人セラーがBelow Standardになる原因のほとんどはTransaction Defect Rate

Transaction Defect Rateには次の二つがあります。
・Transactions you canceled for being out of stock
・Case closed without seller resolution

この2つの理由で発生したTransaction Defectの割合が販売数の0.3%を超えるとBelow Standardになり、上述のペナルティを受けることになります。

私の場合、とくにやりがちなのがCase closed without seller resolutionでした。

ちゃんと発送しているのに買い手の悪意などで理不尽なリターンリクエスト、未着クレームが来ることがあります。
売り手に責任のある理由でリターンリクエストを受け入れると、ほぼ100%、赤字になります。
eBay初心者のうちはこのことに我慢できず、徹底的に闘っていました。
そしてプラットフォーム依存ビジネスのいつもの流れ通り、買い手に有利な判定がなされ、買い手はタダで商品を手に入れることになり、売り手にはCase closed without seller resolutionのDefectが一つ記録されるのです。

日本人セラーの多くが同じ目に遭っています。日本人は正義感が強い民族ですので、Below Standardになる原因のほとんどはこの「けったくそ」の問題です。

後述のように、Above Standardへ復帰するにはコストがかかります。また、Above Standard期間中の逸失利益も大きな額になります。
私自身は、リターンリクエストや未着リクエストに対しこれまでとは違う対応を取ることで損害を最小限に抑え、Defectを発生させないように気をつけて運営しています。

Transaction Defect Rateを悪化させない方法


まず、Transactions you canceled for being out of stockについて
つまり、在庫切れです。
無在庫販売の場合によく発生します。
これも主流となる原因は次の2通りです。あなたも身に覚えがあるはずです。
① レアなアイテムで、全国どこを探しても見つからない
② アテにしていた商品が高騰してしまって、取引を続けると赤字になる

原因が②の場合、本来ですと、たとえ赤字になるとしても商品を仕入れて取引を続けるというのがプロのビジネスマンですが、あなたがまだ初心者で資金が乏しい場合はやむを得ない場合もあるでしょう。

この場合、このマニュアルで唯一、グレーな方法になりますが、お客様にお詫びの上、「購入者都合」でキャンセルをします。
ただし、お客様へのお詫び文は慎重・丁寧に書きましょう。
・商品に深刻なダメージが発見された。
・出荷作業中にフォークリフトで踏みつぶしてしまった。
などなど。
お客様にウソをつくことになりますのでとても後ろめたく、心が痛みます。
私は合意してくださったお客様にはいつもなにかお詫びのプレゼントを送るようにしています。

ひとつ、注意点を。
キャンセル処理を行う前に顧客とのメッセージのやりとりを残しておくことが大切です。
メッセージのやりとりがないのに「購入者都合」でキャンセルになるというのはeBay側からするととても不自然です。

私が買い手に送っている言い訳分はこんなものです。(Google翻訳しやすいようにあえて変な日本語で書きます。Googleが正しく翻訳しやすい日本語を作ることもeBayノウハウのひとつです。

「やあ〇〇
注文をありがとうございます。
私達はあなたに謝罪します。
私達は出荷作業中にあなたのアイテムを破損させてしまいました。
出荷担当者が倉庫内であなたのアイテムが他のアイテムに押しつぶされていることを発見しました。
私達はメーカーへ新しいアイテムを注文しましたが、現在、メーカーには在庫が無く、いつ入荷するかは未定とのことでした。
私達はあなたに迷惑をかけてごめんなさい。
私達はあなたに一旦返金していいですか?
私達はもう一度入荷した時にあなたへ知らせます。
その時、あなたがまだこのアイテムを必要ならもう一度買ってくれると私達は嬉しい。
あなたは私達の提案についてどう思いますか?
あなたの考えを私達に知らせてください。
私達はあなたの理解と協力に感謝します。」

これは一例です。
あなたの扱う商品に合わせて、ケースバイケースで柔軟に書き換えてください。


次にCase closed without seller resolution
これには「未着」と「商品に不備がある」の2種類があります。

未着の場合
トラッキングがあって、既に配達が完了となっている場合は買い手やeBayに何度もメッセージを送ってケースを閉じて貰います。
期日までに解決しそうにない場合はDefectを避けるために「Refund」します。
ここが一番、悔しいところですが、Below Standardになるともっと大きな損害が出ますので、ここはプロの経営者として割り切って買い手にお金を返します。

トラッキングが無い場合は買い手にメッセージをおくったあとで即座に返金します。
買い手へのメッセージはこんな文章です。
「やあ
連絡をありがとうございます。
そして、長い間待ってくれてありがとう。
私達はあなたに迷惑をおかけしたことを謝罪します。
私達はUSPSがあなたのアイテムを紛失したのだと思います。
私達はあなたに返金します。
アイテムが配達されたら私達に知らせてください。
そしてもう一度支払ってくれると私達は嬉しいです。
どうか健康でいてください。素敵な日々を」


商品に不備があった場合

これは本当に不良品だった場合もありますが、買い手による言いがかりであるとか、返送送料を負担したくないなど、売り手として納得出来ない場合が多いです。
買い手は日本人セラーにとって返送時の送料負担が大きく、少し脅せば一部返金などで得をすることが出来ると知っていますので、悪意のある買い手は詐欺まがいの交渉をしてきます。

私はまずeBayに不審な点があると報告し、その買い手が過去に同じようなクレームを繰り返す詐欺常習犯ではないかを調査してもらっています。

手を尽くしても期限までに解決しない場合はリターンリクエストを受諾します。返送送料が仕入れ値よりも高額になりそうなら一部返金や全額返金を行います。
とにかくCase closed without seller resolutionを発生させないことがなによりも重要です。
私はCase closed without seller resolution1件には3万円くらいの価値があると考えています。
損害額が3万円以内ならケースを安全に閉じて貰う方が賢明です。

ケースが開かれたその一件については赤字確定ですが、ビジネスは総合的に利益が大きくなれば成功ですので、eBayというプラットフォームで販売するということを決めたからには「一定の割合で発生する運営必要コスト」と割り切りましょう。
Amazonでもメルカリでも実店舗経営でも、理不尽な取引は必ず発生するものです。
悔しいですがこの悔しさを成長への糧にしましょう。


さて本題 どうやってTransaction Defect Rateをさげるか。

Transaction Defect Rateは0.3%未満に保つ必要があります。
0.3%を超えるとBelow Standardになります。
つまり、オーダー300件に1件でも発生させるとBelow Standardです。

Transaction Defect Rateの分母は2種類(期間)ある。

Defectが発生すると、その有効期間は一年間です。
つまり、2021年8月1日に発生したDefectは2022年7月31日まで消えません。
しかし、例外の規定があります。
3ヶ月間の取引数が400件を超え,なおかつその3ヶ月間に新しいDefectを発生させなければAbove Standardに戻れます。

現在の所、この「3ヶ月間で400件の取引作戦」しかAbove Standardに早く戻られる方法はありません。
ですので私達もこの作戦を成功させることに全力を注ぎます。


私がとった「3ヶ月間で400件の取引作戦」の手法

最初に断っておきますが、このノウハウには仕入れコストと送料コストが発生します。
仕入れコストは1000円から2000円。送料コストは1万円から4万円程度かかります。
これはあなたのDefectの発生月や件数でも変わってきます。
しかし、最大3ヶ月でAbove Standardに復帰できます。
私の場合はわずか1ヶ月で復帰できました。かかった総コストは2万円未満でした。

私達のゴール:3ヶ月間で400件の取引を完了させる
オマケのご褒美:同じカテゴリーで400件の実績を作り、そのカテゴリーのアカウント強化を実現する。Above Standard復帰後、そのカテゴリーを大きな収入源に育てる。

eBay輸出ではカテゴリーを絞って、そのカテゴリーに強いアカウントを育てるというのがひとつの成功パターンになっています。
あるカテゴリーでたくさんの販売実績を挙げると「Best Match」に上位表示されやすくなるなど売れやすくなるのです。
「転んでもただでは起きない」というわけです。

400件の実績を挙げるには送料などのコストがかかりますが、将来、自分の商品を売れやすくするための広告宣伝費だと割り切りました。
結果的にはPositiveFeedbackも増え、大きな効果がありました。

では具体的な方法を解説します。

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