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BOOX Nova Air買った

今年最後の大きな買い物、7.8インチ電子インクタブレットのBOOX Nova Airを買った。

iPad(+mini)やスマホでは目が痛かった

夜ベッドで電子書籍を読みながら寝落ちするのだけど、iPad miniだと目が痛いのですよ。「さぁ、寝よ」と薄明かりの部屋のライトを消したら、まぶたに強烈に白い色が残っていて、数分は目を閉じていても目が痛い。

妻からもらったKobo Libra2がとてもよかったんだけど、PDF表示をすると、よく落ちる。必ず同じページで落ちるので、PDFファイルになにかあるのかもしれないけど、いろんなPDFでよく落ちる。とてもじゃないけど常用できない。

かと言ってiPad miniは目が痛い。そんなわけで前からEInk端末かつアンドロイドタブレットのBOOXとか他メーカーのデバイスが気になっていた。

一昨日もiPad mini6でPDFを読んでいて強烈に目が痛かったので、思い切って本機を買った次第。今年9月に出た製品なのでどこの販売サイトも値引きはなくて、43,800円だった。20日に買ったのでポイントアップになっていて、4,380円分ポイントがついてた。10%もつくのか。

翌日到着、まずは初期設定

午前中に注文したので翌日の午前に着いた。

同梱物は本体、USB-C/Aケーブル、スタイラスペンと保証書。なお充電アダプターはついてない。ペン同梱がいいよねぇ。4万円台のデバイスでペン付きだから、iPadのような書き心地は期待してないけど。

大きさを比較すると、モロiPad mini6と同じ大きさ。

なんか合わせて作った?というぐらい同じ大きさ。

電源を入れて、セットアップ開始。まずは言語設定。しかし、ここで日本語にしても日本語入力できないので、速攻でGoogle日本語入力を入れる。

最初にスタイラスペンの位置調整をする。なんか懐かしいなぁ。ボクはシャープとかソニーの電子インク端末を使ってきたけど、大好きなんだよね。なんなら今でもソニーのCLIEとか使いたいぐらい。

ひととおりセットアップガイドが終わると、ホーム画面になる。このホーム画面になにを表示するかは設定で変えられる。ボクはアプリを最初に表示するように後で変更した。

なにはともあれGoogle プレイストアにつなぐ

使えないアプリもあるようだけど、まずはGooleプレイストアを有効化して、いろいろアプリを入れる。

設定→アプリ→GSF IDをタップして、この端末をGoogle側に承認してもらう。
Googleの認証画面。

GSF登録とやらが完了すれば、見慣れたプレイストアが使えるようになる。

なにはともあれGboard。これで日本語が入力できるようになる。

Gboardを有効にすると日本語入力も可能になる。

アプリをガンガンに入れていく

この端末で使いたいアプリをとりあえずは全部入れていく。

先日書いたようにobsidianはアンドロイドと同期するのが面倒そうなので諦めてる。そのためkeepを使う。問題なく使えてる。
ブラウザはPCもスマホもbrave。youtube含めて広告がすべてカットされるので快適。もうこのブラウザ以外考えられない。
gmailも普通に使える。
もちろんメール本文も問題なく表示できる。
スマニューは色が薄いけど文字を読むだけなら問題なし。
むしろスマホみたいにチカチカしないので目には優しい。
Yahoo!天気予報とか。
Googleニュース。
Yahooニュース。モノクロだけど動画もちゃんと再生される。
純正Twitterも問題なし。
楽天市場も大丈夫。さすがにここから検索して買い物はしないけど、注文した商品の配送状況を確認したいことがよくあるので入れておく。
楽天iSpeedも大丈夫。ここから日経テレコンに飛んで日経新聞も問題なく読めました。
スマート家電コントローラも動いた。横のスマホからリモコンデータを受け渡して、すぐに動かせた。

手書き端末としての実力

期待してはいなかったけど、使えるなら使いたいと思ってた。事前にyoutubeなどでレビューを見ていたんだけど、「メモ書き程度なら使えるんじゃないか?」と思ってた。

試してみるとこれがとてもよくて、「iPad mini6+Apple Pencil2より上かも」と思い始めてる。

Apple Pencilの出来は素晴らしい。それは認める。

問題はiPad側ってツルツルしていて書きにくいんだよね。次第に肩が痛くなってくる。

かと言ってペーパーライクフィルム貼ると書き心地はよくなるんだけど、コンテンツが見えにくくなる。このジレンマを何年も解決できてないんだよね。

このEInk端末はそれを解決してる。そもそもコンテンツの見えは「テキストが読めればいい」という割り切った端末。その上で適度な抵抗がある書き心地はメモ端末としては上々。

これはいけるかもと思って、自作していたスケジュールをテンプレートとして読み込んで使い始めた。

なお、標準ノートアプリで自作テンプレを使う場合は、「noteTemplate」フォルダにPNGを入れる。PDFは読み込んでくれない(PDFをアプリで表示して、手書きメモはできるけど、それはビューワとしての機能で、メモアプリのような自由度はない)。

指によるピンチイン・ピンチアウトができないので不便かと思ったけど、iPadと違い、小さく細く書けるので、解像度さえ合わせておけば拡大縮小なしで書ける。電子手帳としては余分な手間がない分使いやすい。

電子書籍リーダーとしてはどうか

一番大事な機能。そもそもそのために買ったんだからね。

まずは自炊PDFを読む。今読んでいた森博嗣の「笑わない数学者」がKobo Libra2では落ちまくっていたので、これが読めないと困る。

アプリはPerfect Viewer(+PDFプラグイン)を利用。一度起動して、端末にPerfectViewerフォルダを作り、その下に「小説」とか「コミック」というフォルダを作って、そこへPDFを入れていく。どうやら「PerfectViewer」フォルダ直下へPDFを保存しても読み込んでくれない様子。

問題なく表示。綺麗に表示されてる。
自炊コミック(PDF)も綺麗。
続いてKindleアプリで電子書籍。問題なし。
koboアプリでマンガ。もちろん問題なし。

とまぁ、本来の目的であった自炊PDFで読書、kindleやkoboアプリで電子書籍を読書はまったく問題なし。

まとめ:とても満足感が高い

動作はキビキビしているから、読書していて「あ、今浮かんだことをメモっておこ」という時も左下から画面をスワイプしてアプリ一覧を出し、メモアプリへ手書きでメモるということもさくっとできる。

個人的にiOS/iPadOSでは画面下からのスワイプで誤動作が多くて、AssirtiveTouchは必須なんだけど、BOOXは画面下からスワイプは百発百中の動作をしてくれる。

左下から上にスワイプでアプリ一覧、中央からスワイプでホームへ戻る、右下からスワイプでひとつ戻る。ストレスなしに動作する。

それから、youtuberなどで絶賛されていたハードカバーは見送った。あれをつけることでハードボタンが追加され、ボタンで電子書籍のページ送りができるようになるし、それほど高いものではないんだけど、重くなるのがイヤだった。多分ボクの性格からして、あの重さのケースは絶対つけなくなる。

そうするとタップでページ送りになる。「これがイマイチ」というレビューも見かけたけど、個人的には全然問題なし。KindleやKoboの電子書籍端末と同じようなページめくり。あれを我慢できる人なら、こちらも問題なし。

ブラウザで読んでる時のスクロールも思ったほど煩わしくなく、期待していなかった分むしろ「こんなにスムーズにスクロールするんだ」と驚いてる。

メインはもちろん読書のために使う。でもちょっとメモったり、ちょっと情報を確認したりという使い方ができるのがとてもいい。

本気で調べ物するならPC使う。ささっとテキスト入力して誰かに連絡を取るならスマホを使う。

でも情報確認だけという場面が生活の中では意外に多く、その端末としては目が疲れない本機はぴったり。

いやー、買ってよかったなぁと初日から思い始めてる。これを知ってたら、iPad mini6は買わなくてもよかったんじゃないか・・・と思い始めた。

家ではデスクトップPC+BOOX Nova Air+スマホ、外ではM1 MacBook Air + BOOX Nova Air+スマホで満足できると思う。iPad Pro 11もiPad mini6も必須ではなくなってきた。Luma Fusionでの動画編集端末として優秀だから、mini6は使い続けるけど、むしろそこしか使いみちを今思いつかない。

バッテリーの持ちも十分だしね。公称だと1週間ぐらい持つようだけど、ボクは基本的に毎日充電する。だから節電設定でするような、WiFiやBluetoothは使わない時は切っておくとか、しばらく使わない時は電源が切れるようにするといった設定は「しない」。5分でスリープする設定にはしているけど、節電はそれだけ。毎晩充電するから、これでよくて、むしろ「さっと出して、さっと確認/メモ」というストレスフリーな使い方の方がボクには大事。

前から気になっていたBOOXだけど、もっと早く買えばよかったなぁ。見た目や質感もいいので所有欲も満たせてくれる。

しかも、USB-Cだ。













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