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アップル帝国からの離脱

信者ではないけど、昔からアップル製品が好きだった。Macは漢字Talkと呼ばれていた頃からのユーザーだし、iPhoneは日本での初代にあたる3GSから全モデル使ってきたし、iPadも12.9インチ以外は全部持ってた。iPodも初代のHDDモデル(ジョブスが衝撃のプレゼンした白ダイヤルのアレ)からshuffle、nanoまでほぼ全モデル持ってた。

今も特に嫌ってるわけではないけど、気が付くと、ほとんどアップル製品を使っていないことに気付いた。そこで現在の生活スタイルと、アップル製品について思うことを書いてみる。

現在所有しているアップル製品

・M1 MacBook Air(一番下の2021年春モデル:256GB/8GB)
・iPad mini6(+Apple Pencil2)
・iPhoneSE2(会社支給)
・iPhone12 mini
・AirPods Pro
・Apple Watch5 40mm

今持ってるものはこれだけ。他は売却した。今持っているアップル製品を使わないわけではないけど、常用していない。では、アップル以外でどう仕事とか生活をしているのか。

現在のデスク周り

以前紹介した環境から大きくは変わってない。デスクの位置を変えたぐらい。

やっぱりきっかけは昨年2021年の夏に中古で買ったゲーミングPCだった。Macのほぼ唯一の弱点はゲーム環境が弱いところ。スペック的には十分なんだけど、いかんせん開発者がMac対応でローンチすることが少ない。

特に3Dバリバリのゲームを遊ぼうと思ったら現状Windows一択になる。Windows Vistaの頃まではOS自体の不安定さが目立ったけど、7から安定性、セキュリティ、使い勝手が大幅に向上した。

MacユーザーからするとOS Xになってからの、あの感動に似てる。OS8や9までは「マカーってしょっちゅうフリーズしてるよね」とWinユーザーにバカにされたものだけど(Win XPとか2000はOS8や9に比べれば安定していた)、OS Xになってからは「まだブルースクリーン見てるの?」と逆襲できるようになった。

しかし、7から安定し、10でWindows OSは完成の域に達したかなと感じる。7あたりからマイクロソフトがLinux陣営と協力する意向を見せてからWSLも大変使いやすくなり、Macだと「デフォでSSH使えるし~。シェルスクリプト書けるし~」というマウントも、インストール作業は必要なもののWindowsもWSL(2)で同じことが簡単にできるようになった。しかもWSLで入るLinuxはモノホンのディストリなので、Mac OS用に変にチューニングされたLinux(というかBSD)ではない。

ラップトップ

ラップトップは2021年秋に発売されたSurface Go 3を使ってる。

まぁ、ぶっちゃけ使いにくい。メモリが8GBしかないので重い作業はできない。画面もキーボードも小さいから、これで1日現場作業しろと言われたら「ノーサンキュー」(Ado)。

しかし、なにより軽い。軽いは正義。だから、外出時「緊急連絡があったら、キーボードでガシガシ打つ必要があるな」という時は、iPad miniでもなく、スマホメインでもなく、こいつを持ち出す。

持ち出した時の重量は負担にならないし、キーボード付きのWin PCが手元にあるという安心感は大きい。iPad OSがPCの代用にならないので、仕事でキーボード使う時は、ボクはiPad OSは候補に入れない。「あーして、こーして」と工夫すれば同じ作業ができることが多いけど、そのストレスを生むぐらいなら「おとなしくラップトップ持ち出せ」派です。

なお、M1 MacBook Airは個人的に絶賛推奨できるラップトップなので、今のところ手放すつもりはまったくない。外出先でビシバシ仕事でしばく必要がある時は迷いなくM1 MBAを持ち出す。けど、13インチM1 MBAは1kg以上あって重いし、でかいので「間違いなく外出先で使う」時以外は持ち出さない。

てか、この大きさで1kg切っていて、16GBメモリ積んで、バッテリーがガンガンに持つWinラップトップがVAIOとかhpとかで出てるんだよね。欲しいっす、アレ。

スマホ

Rakuten miniです。無料キャンペーン中に申し込んでタダでもらいました。月に1GBもパケット使わないので、基本料も通信料もゼロで維持しております。

なぜiPhone12 miniを持っているのにメインに使わないのか。ボクの生活スタイルを考えると「iPhoneでなくてもいいんじゃね?」と思ったからです。

金融系アプリ。トラリピだけ毎回パスワードが必要になり(顔認証オンにしてるのに)、面倒で使わなくなった。

スマホで使うアプリってなんだろう?ボクの場合まずは決済系(おサイフケータイなど)。そしてニュース、SNS、ブラウザ、音楽など。

コミュニケーション系。FacebookはPCのみとした。

外出時に音楽を聞く時などはスマホが必須だけど、それ以外って家にいる時は「PCでよくね?」と思ったのです。ニュースとか、SNSなど。

便利系

当然PCの方がスペックは高いからサクサク表示できるし、視認性もいい。スマホで見るからダラダラと時間を潰してしまうわけで、PCを使うことで「必要な時にさっと確認して、さっと終了する」という習慣になる。

今audibleで「Death With Zero」を聞いているのだけど、そこで知った寿命までのカウントダウン系アプリ。毎日を大事にしたくて入れてみた。

そうなると、本当にスマホアプリで必要になるのは、おサイフケータイ機能と音楽系だけになる。だったら、Rakuten miniで十分事足りるし、むしろiPhoneよりいいこともある。

AV系

それは何度も書いてるけど音楽系。iPhoneはアップル製品以外イコライザーを認めていないので、どんなにいいイヤホンを使っても自分好みの音に調整できない。そしていいイヤホンを使っても、個人的にはiPhoneよりアンドロイド勢の方がはるかに音はいいと感じる。

ボクはAmazon Music HDを年間契約してる

iPhoneというか、アップル製品に共通する問題なんだけど、「アップルが提供する機能とレベルに満足できるなら使い勝手とデザインは抜群だけど、カスタマイズしたいとなった途端なにもできなくなる」

お気に入りのイコライザーアプリ。自分好みの音に調整できる

それから重い。Rakuten miniをメインに使っているから、たまにiPhone12 miniを持つと、iPhone勢の中でも群を抜いて軽いのに手に持った瞬間「うわ、重いな」と感じる。ま、これはiPhoneに限ったことでなく、最近のスマホは全部重いんだけどね。

家電コントロールもRakuten miniで。小さなリモコン代わり

細かい点でもアンドロイドユーザーからすると、iOSってメンドーだなと思うこと多いよね。youtuberがたくさん報告してるけど。

obsidianもアンドロイドで使えるようにした。外出先でよく見るのが買い物リスト

ボク個人が感じる「iOSのここがイヤ」は、「ロック画面の音楽コントロールを消せない」「ロック解除してもホーム画面に行かない(スワイプが必要)」「戻る・ホーム画面・アプリ一覧などでいちいちスワイプが必要」「スワイプの精度が悪い」「カメラの向きをロックできない」「iCloudを使う時パスワード求め過ぎ」「二要素認証をオフにできない」などなど。多過ぎ。

もちろん他のノートも見られる。

さっと出して、さっとアクセスして、さっとしまう。Rakuten miniぐらいの大きさだとできるんだよね。

タブレット

BOOX Nova Airを買ってから、ずっと愛用してる。

購入してから1ヶ月ぐらいになるけど、↑の記事でも書いた通り、iPad mini6をすっかり使わなくなった。

自炊PDFはPerfect Viewerを使って読書。余白切り取りもできるし、ページ送りのアニメーションをオフにすることで電子インクでも快適に読書できる。

なにより手書きメモの書き心地が抜群。小さい文字が書けるし、反応は速い。

BOOXの記事で公開した自作テンプレートを少しカスタマイズしたものを今は使ってる。

iPad mini6はLuma Fusionと、たまに遊ぶオンライン麻雀ゲームぐらいしか使わなくなった。

ZOOM会議しながら手元で手書きメモ。適度な摩擦があるので書き心地はiPad miniよりいい。

タブレットの主な使い道である「電子書籍(自炊含む)を読む」「手書きメモ」は目に優しくて、バッテリーも充電を忘れるほど数週間持つ電子インク端末の方が使いやすい。

もちろんiPadはディスプレイが綺麗だし、動作速度も速い。だから写真も動画も綺麗に見られるし、ブラウジングも快適。ゲームも綺麗。

しかし、元に戻るだけど「それ、PCでよくね?」となるの。

そもそも外出先でyoutubeとか見ないし。出張先のホテルとかだと話は別だけど、日帰りの外出ではyoutubeや写真をじっくり見ることはない。見たいと思ったら帰宅してから、PCで見る。

だから、ボクには綺麗な画面のタブレットの優先度は低かった。ただ、LumaFusionで動画編集をしてると「やっぱりiPad mini6って画面綺麗だなぁ」と感じる。この性能であの値段だからコスパはいいよね。むしろ、最近のiPhoneってなんであんなにコスパ悪いんだろ。スマホで10万超えなんて信じられない。

ワイヤレスイヤホン

ソニーのWF-1000XM4を愛用してる。

ノイキャンの性能も音質も抜群。特に上で紹介したイコライザーアプリが効くので、ソニー純正のイコライザーはオフにして、サードパーティのイコライザーをかけてる。すると、有線イヤホンに匹敵するぐらいの音を聞かせてくれる。

AirPods Proもまだ売る気はない。アップル製品との相性はとてもいいし、ノイキャン性能は優秀だし、耳にはめる時の手軽さは秀逸。

でも音はしょぼいし、アップル以外で使う時のあの嫌がらせみたいな接続性の悪さはなに?と。Bluetoothの接続画面からペアリングできるんだけど、毎回ペアリングが必要になるんだよね。は?と腰を落としそうになった。

あと、iPhoneもAirPods系も「ライトニング逝ってよし」です。

スマートウォッチ

数日前に買ったF60とかいう4000円の中華ウォッチを使ってる。黒が欲しい!と書いたらホントにすぐに送ってきてくれた。

たまぁに通知を落とすけど、95%ぐらいの確率でちゃんと通知してくれる。ウォーキングした時にGPSで地図は取れないけど、睡眠や体温、心拍数、歩数などのカウントもちゃんと取れてるし、軽いし、バッテリーは1週間ぐらい持ちそうだし、「これでえぇやん」と思っちゃう。Apple Watchはまだ捨てずに保持するけどね。

まとめ

決してアップル帝国をディスるつもりはないけど、価格の割には使い勝手が悪いし、アップルエコシステムを離れてもまったく困ってない。

iPhoneが壊れた時、買い換えようと思った時、10万を超える製品を毎年のように買い換える覚悟は今のボクにはない。アンドロイド勢なら同じようなスペックでも3-5万出せばゴロゴロしてる。

ただ、今欲しいスマホはZ Flip3(14万)かZ Fold3(25万)なんだけどね・・・。

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