手書きメモは紙かデジタルか→デジタル推しの理由
少し前に現在手書きメモはGalaxy Tab S7で書いている記事を書きました。
手書きメモを取る時、紙かデジタルかは、住居で言う「賃貸か持ち家か」という「どっちでもいいじゃん、その人が好きな方で」という議論に似ている気がします。
今のボクは断然デジタル派です。以下その理由を書いていきます。
いろんなノートを1つにまとめられる
ボクは「デイリーノート」や「思考ノート」など、いくつかのノートを使い分けていますが、デジタルだと一つのアプリにまとめることが可能です。
昔モレスキンにはまっていた頃は3冊も4冊も使い分けながら持ち歩いていました。出張ですら3-4冊持ち歩いていたので重量は結構なものになります。
デジタルだと1つにまとめられるし、視認性もいいし(あのノートどこだっけ?がなくなる)、2-3年前に書いたノートもすぐに出してこれます。
分類ごとにノートを分けていてもページ追加が簡単
最大のメリットはこれかなぁ。デイリーノートは簡単なテンプレを使っていると以前書きました。今もこれで書いています。
当日会議があるとこの下に次々とページを足していきます。1項目1ページとしているので会議が3つあれば少なくとも3ページは使います。
大事なのがここからで、後日その会議で追加する内容があったり、会議内容に対して自分の考えをまとめる時、その下にページを追加して「この会議と関連がある」と明示できる点なんです。
これが普通のノートやスケジュール帳だとすでに後日のデイリースケジュールとかノートが書かれているはずで、バインダー方式やシステム手帳でない限り「あとから過去のページにページを付け足す」ことは不可能だと思います。
これの顕著な例が思考ノートです。今日で終わるようなアイデアなら1~2ページだけでいいのですが、2-3ヶ月かけてプロジェクトを行っている場合あとからあとから追記したいことが出てきます。
これは以前も紹介した、とあるコンサル案件の報告書内容を考えているページです。
アイデアなんて電車で移動中、車で待機中、喫茶店でリラックス中に「あ、この項目も検討したいな」とか湧き出てくるものです。
その時デジタルメモならさっきのデイリースケジュールと同じく、案件単位の思考ノートページの下にページを追加すればいいだけ。
そして、新しい観点を書き出したら、報告書の追加部分の構成をまたページ追加して練ります。
この簡単さ、視認性の良さはデジタルメモならではですよねぇ。システム手帳だと可能ですが、表裏で違う内容を書いていたりすると「P1表:A案件」→「P1裏:B案件」→「P2表(追加):A案件」と順番が分かりにくくなりますからね。
簡単に絵日記っぽくできる
今使ってるデジタルノートではほとんどしていませんが、写真やスマートウォッチの体調管理数値のスクショを貼ることで絵日記、写真日記っぽくできます。
もちろん紙でもできます。モレスキンの時はやってました。でもいちいち写真を印刷して、ノートに貼り付けてとか面倒なんですよね。デジタルだと写真アプリにある画像を貼り付けるだけ、リサイズや位置調整も簡単です。
画面分割しながらメモれる
これもデジタルならではですね。画面分割して左にChatGTP、右のノートでメモっていくということをよくします。
もちろん紙でもできる。でも電車の中で左手にスマホでChatGPT、右手に紙ノートにペン書きって不安定ですよね。1つのデバイスで完結する点が使いやすいです。
読書メモを取る時も画面分割すれば大変取りやすい。
あと、ちょっと計算したい時も電卓アプリを呼び出せば簡単にできます。
テキストをコピペできる
これも大きな利点だと思います。ボクはITエンジニアなのでパスワード情報を頻繁に参照します。これを手書きで全部すると大変だし、写し間違える可能性があります。デジタルメモだとエクセルやメールからコピペってくるだけです。
何度も繰り返しですが、紙手帳でもフォメモみたいなシールプリンター使えばできるけど、面倒だし、セキュリティがないに等しい紙のメモに機密情報を書くのは抵抗ありますよね。
クイズを解く時のメモに使える
youtubeやwebで図形のクイズとかなぞなぞを見かけることが多いのですが、それもスクショや図形を取り込んでから手書きであーだこーだ言いながら解いていくのが楽しいです。
PDFに書き込める
印刷すればもちろん紙でもできるけど、300ページもある書籍を持ち歩くのは大変です。書き込み用と蔵書用と2冊持つ必要あるし(書き込み用だけでいいという人もいるだろうけど)。
ボクは基本的に購入した本はPDFに自炊します。特にオライリーは電子書籍がないので「購入」→「スキャン」→「PDFをタブレットに取り込み」とすぐに作業します。
ノートアプリ(ボクの場合NoteShelf)にPDFを取り込めば普通に読書できるし、ペンでメモを書いていける。
PDFのマスターはPCに保存しているので気軽に書き込んでいけます。
またメモを書き込んだページにはブックマークをつけておき、読み終わったらブックマークしたページだけを表示して振り返ることも簡単です。
通常の本だと付箋紙をたくさんつけていく感じですね。あれをもっと簡単に、スマートにできます。
同期とバックアップが簡単
これも大きいですよね。同期はアプリが対応していないとできませんが、バックアップはOS側で行ってくれていたり、ノート単体でPDFにエクスポートしたりして定期的に保存することが可能です。
これが紙だとなかなか10年前の手書きノートを保存している人もいないと思うし、引っ越しや「お茶をこぼした」等の事故で紛失、破損する可能性もあります。
まとめ
かといって紙を全部捨てているわけではありません。「コンマ5秒でも早く書きたい」という時は紙のほうが圧倒的に速いので、机の手が届くところには小さな紙のメモ帳が置いてあります。
でも防水端末だと風呂にも持っていけるので、ほんとに「今思いついたアイデアを逃さない」ライフスタイルが実現します。
先日記事に書いたS22 Ultraの手書きメモですが、中古のS22 Ultraに不具合があり、返品・返金対応となりました。でもスマホで手書き生活に慣れるとSペンがない生活はとても不便だったので、新品でGalaxy S24 Ultraを買いました。その話はまた別の記事で書きたいと思います。