【TRPG】cyberpunk 2.0.2.0.プレイ日記 その①
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それではいよいよ、シナリオを始めていく。
知人のシナリオ作りの練習も兼ねているので、2時間程で作られた即席のシナリオになっていることをご留意いただきたい。
ー 記憶喪失のソロ「ダグ=アイリッシュ」
私が今回のシナリオのためにパパッと作ったキャラクターだ。
本当は2、3年前に作った設定を練りに練ったキャラクターがいたのだが、練習用のシナリオということで使い捨てできる楽なキャラクターでプレイすることにしたのだ。
彼はナイトシティで記憶喪失の状態で目覚めた。
無一文でしばらく街を放浪していたが、物好きのソロ(傭兵)に拾われて、彼に勧められるままソロ活動を始める。
体には身に覚えのないインプラントが多数埋め込まれており、どれも最新鋭のテックだが、起動コマンドを覚えていないため扱えない。
普段は大柄な体と安物の重ハンドガンによる虚仮威しで日銭を稼いでいる。
テーマは「頭の回転は悪いが、持ち前の豪快さで局面を突破していくキャラクター」だ。
ー イントロ(導入)
ダグは、請け負った仕事が上手くいかずイライラしていた。
昼間からやけ酒をあおり、街をうろついていると、いつの間にか暗い路地裏に迷い込んでいた。
ブースターギャングの気配はないが、こんな所はすぐに離れた方がいいだろう。
ダグは足早に路地を進んだ。
すると突然、建物の陰から老人が飛び出してきた。
おぼつかない足元でふらふらと近づいてくると、血を吐き死んだ。
ダグは思った、「この老人はナイトシティに負けたのだ」。
この街では、人の夢と欲望を糧にメガコーポという巨大なエンジンが昼夜を問わずに駆動し続ける。
「これは枯れた夢の”成れ果て”」
ダグは冷ややかな目で老人を見ていた。
死体を避け、そのまま歩き続けると1900年代から蘇ったようなボロアパートが現れた。
ダグがアパートの前を通りかかった、その時、路地に響き渡る甲高い”鳥のさえずり”が聞こえた。
こいつは変だ。なぜなら、野鳥は2008年を最後に街から消えたはずなのだ。
今や”鳥”は物好きがブレインダンスでバーチャルデトックスをするときにしか出会えないシロモノになっている。
もし本物の鳥がいるとしたら、そいつは相当な金になる。
“育てている奴を脅して奪ってもよいし、あるいは、心の傷を癒すために連れ帰ったっていい”
酔いは既に醒めている。
ダグは鳥の鳴き声がするアパートを調査することにした。
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今回はここまで、次回からアパートの調査に入っていく。
短いシナリオなので、そこまでパート数は多くならないはずだ。
次回、お楽しみに。
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