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笑い方を忘れていた
笑い方を忘れていた
先日すごく面白いと思う場面があった。
声がでなかった。目に力が入ってしまった。
息ができなかった
いつの間にか以前のようにガハハと笑うことができなくなっていた。
笑い声がうるさくて別のクラスの先生に怒られていた私が
笑えなくなった…?
にわかに信じがたい話だった。
いつの間にか本気で笑うことなんてなくなっていた。
本気で笑いすぎて呼吸できなくておしっこちびってしまいそうなあの楽しさにはもう何年も触れていない。
思い出して笑いが込み上げてきて、また笑って、私の笑いに誘われた誰かも笑って、そんなことはもう何年もなかった。
あなたの笑い方つられちゃうわって言われていたのが少しの誇りだったのに。
うまく笑えなかった私は、ただ苦しくて、笑いを殺してるみたいだった。
まるで、誰か別の人格になろうとしているかのように。
そのままの自分を殺すのはとうの昔に辞めたはずなのに、また、自分を殺そうとしているかのように。
下品でもなんでも、そのままガハハと笑って見せたらいいのに。
自分が嫌になってきた。
どんどん嫌いな自分になっていくようだ。