イ・ラン 「オオカミが現れた」#001
韓国で2016年になんかの楽曲賞を取ったイ・ラン(Lang Lee)という人の8月に出たアルバム「オオカミが現れた」を聴いた。
Twitterでたまたま見つけてイ・ランって歌手名も全く知らなかったけど聴いてみたらめちゃくちゃ良い。車の中で聴きたくなる訳じゃないけど。
11曲全部韓国語だけどそれが良い
何もわからない意味なんてわからなくて良い
聞き馴染みの無いようであるハングルが一番耳に言語として入ってこないのかもしれない
日本語や英語じゃ聞き取れなくとも言語として脳に入って来すぎる。
それが嫌な訳では無いけど
何も考えたく無い時、エッセイとかを読む時とかは、音は聴いていたい。一切のノイズを排除して欲しい。私は音楽を聴くときに歌詞に一才の興味がない。何を意味していてもいいから音を楽しませてほしい。
といったこれまで何度も思ったことをこのアルバムが私に取っては答えを出してくれた気がした。(作者は意味を込めて曲を作っているんだろうけど無視)
声も一つの楽器、78億も音の種類があるこの世で一番多様な楽器
これまでの地球で何人もがこんなことを言ってきたんだろうけどな
音楽性を評するみたいな技術はないけど、部屋で良いスピーカーでこのアルバムを流していると冷蔵庫の音がうるさ過ぎてバターが終わるのを覚悟で電源を切りたくなった
部屋に静かに流れる音の重なり、そこに言語の雰囲気は全くない。
何が他よりいいんだろ、中学生の頃にK-Popが好きだったから韓国語に抵抗がないのかもしれない。その抵抗のなさと意味のわからなさと素敵な民謡的な旋律がマッチングして100点の音楽体験だった。なにもしなくていいよと肯定してくれてるみたいな
日本語を書く時、日本語を読む時、に一番適してる音楽だった。
まあ韓国語がまるでわからない私だからなんだろうけど。
世界のフォークソングを聞いてみることにしよう。