【#ホロスタ1stACT】今更現地ライブレポをまとめました
せっかくなのであの時を思い起こして改めてライブのレポートをまとめてみました。
実はライブ翌日に書いて一瞬公開したものがあったのですが、「良かった」と「すごかった」ばかりの拙い文章で、自分でも読んでてよくわからなくなってしまったので下書きのままにしていました。
ただやはり、円盤発売までにあの時の感動を忘れないように、遅ればせながらライブレポートをここにまとめていきます。
0.現地の話
12/26 12:00
Twitterで続々スタ民が八王子に集結している様子を眺めながら、私はまだ自宅でゆっくりしていました。都内在住の自分は八王子へのアクセスも割りと近く、遠方からはるばるやってきた皆さんが山手線回ったり、渋谷の広告の写真を流しているのをわくわくしながら眺めていました。特に知り合いとの約束も(この時はまだ)無かったので、まったり自分用のホロスタプレイリストを再生しながら、軽い足取りで電車に乗りました。昼過ぎに早くも傾く日差しを受けて、先日発表されたばかりのマスターの「POP-TALK」を何度も繰り返し聴きながら、現地へ。
14:00
到着して、何人かのフォロワーさんに声をかけていただき挨拶させていただきました。「いつもイラスト見てます!」「いつも切り抜き見てます!!!!」とお互いに文字同士だった常連さんが概念ではなくちゃんと実在していたことを現実に認識しながら、Twitterで知り合った方々といろいろお話させていただきました。まぁ当たり前ですけど、現地にいくとやはりお嬢様方が多かったのですが、その中でもメンズもちらほら目に付き、「お、けっこう男の人もおる」と嬉しくなって、スタ民のメンズ同士でずっと外で喋ってました。3時間ぐらい。ホロライブ箱推しの人も多かったので、ホロライブとホロスターズの両方の話がたくさんできて個人的にはこの時点でもうものすごく楽しかったです。
17:00
開場の時間も迫り、続々とJCOMホールに人が集まります。フォロワーさんと別れて、自分は2階席へ移動。ライブグッズ買い忘れてたので実はグッズは手ぶらでしたが、いざ2階から開場を見渡すと1階のペンライトの明かりがステージから続くカラフルな海みたいになっていてその光景だけで感無量な気持ちになりました。「現地に来られてよかった」と改めて実感が湧くと共に、これから何がはじまるんだろうというワクワク感でどうにかなってしまいそうでした。
会場入り直前に撮影した夕刻の夕刻。
開幕前に流れたシノヴさんの影ナレ。ノンストップストーリーでえーちゃんが影ナレしていたのを思い出しながら、さすがに緊張が伝わるシノヴさんの言葉に開場から既に溢れんばかりの拍手が。私も「ついにはじまる」という思いと共に「シノヴさんからはじまるライブ」というホロスターズのライブに来てるんだという実感をここでもう一度改めて感じることができたのがとても印象に残ってます。
「それでは、ホロスターズ1stACT JOURNEY to FIND STARS 開演いたします!」
1.オープニング楽屋裏
ライブ直前、でも雰囲気はいつもの調子の9人のアニメーションムービー。ぽんぽん切り替わるテンポの早さはさながらホロぐらのスターズ版で、「はじまるぞ...」という緊張感をいつもの調子のみんなが良い意味で崩してくれました。ホロスタのアニメーションコンテンツとして初お披露目だっただけに、インパクトが強く、全員が同じ空間にいるという感動がここでどっと押し寄せてきて、今更ながら「3Dすげぇ...」と一人で唸ってました。真面目な雰囲気よりも、いつもの調子で少し外したメッセージが彼ららしくて微笑ましかったです。
そこからJFSの曲とオープニングムービー。カウントダウンで死にそうになりながら、ここから始まる最高のステージに胸を高鳴らせていました。
2.Just Follow Stars
そしてここからライブ本編。先頭に持ってこられたら全力で声を張りたくなっちゃいますが、そこをこらえて必死に9人のライブ衣装を目に焼き付けました。全員お揃いの専用衣装、あるとは思っていましたが、一曲目から最大火力を叩きつけられただけに「うおおおお!!!!」とこっちもテンションが一気に最高潮まで上がりました。親のJFSより聴いた実家のような安心感の中、心のペンライトを振りつつ、声には出さずに口はJFSをずっと口ずさんでいました。JFSはりっくんの記念配信で5人で歌うパートがありましたが、その時は振り付けもなかったので、今回のバチバチに仕上がった9人の振り付けと歌がめちゃめちゃ仕上がってて驚きました。
ホロライブのライブステージも目に焼き付くほど見てきましたが、男性の体型だからこそできる大ぶりのダンスパフォーマンスに終始見惚れていました。肩の動き、腕の振り回し方、足の振り上げ方、豪快で見応えがあり、思わず「おぉすごい」と唸るシーンもたくさんありました。
特に、マスターとボスやアステルくんなど、なんとなく踊るイメージがついていた人よりも、みやびくんやイヅルくんやオウガくんはあまりイメージがなかったので、このパートでは特にじっくり見ていた気がします。
中でもセンターで全身使って歌って踊るみやびくんが素敵すぎた。きっとたくさんたくさんレッスンしたんだなぁというのが、もちろんみやびくんだけではなく9人全員から伝わってきました。みやびくんはセンターというのもありますが、彼が真ん中に立つことで、一見バラバラに見える9人が1つに引き締まる感じがしてすごくビシっと決まった一曲目でした。
2.5.MCパート(9人)
え、河原??????????????????????
なぜ河原?????????????????????????
八王子にいたのでは?????????????????????
その謎は最後まで明かされず、何事もなかったかのように自己紹介&ライブの意気込みを語る9人。とにかくテンションMAX元気いっぱいで今まで見てきたライブだとMCパートって割りと休憩パートなイメージがあったんですが、休む暇もなく全員がエネルギーに満ちあふれていて凄かったです。
実は現地で見ていた時、このMCパートが収録なのか生なのかわからず、歌って踊った直後にしては落ち着いてるな、、と勝手に収録だと思っていたのですが、どうやら生パートだったと後から知りました。知った時、あれだけ動いて歌っていたのに、その疲れを見せないプロの姿勢を見せつけられて、プロのアイドルというものがどういうものか、少しわかった気がしました。
3.旅は道連れ
2曲目にして度肝を抜かれました。そうです、サプライズユニットです。常連なのでまず視界に飛び込んできたのはマスター。そしてその隣にいたのはみやびくんとイヅルくん。え、ちょっと待って待って待って待って、この3人で歌うの!??!?!??!!?!?!?
軽快な弾むテンポと共に、にっこり笑顔で左右にステップする3人。クラップを観客と揃えて会場と一体になりつつ、巡りまわる背景映像はまるで世界を旅しているかのような気分にさせてくれました。アップテンポから転調する曲調が、まるでショーの開幕を告げるように、会場全体をワクワクする気持ちで包み込んでくれました。間奏ではステージの端っこまで走って手を振る3人が微笑ましかったですし、本当、3人とも笑顔がとても素敵で、オレンジ色の世界にその笑顔と振り付けがずっと脳裏に焼き付いていました。
4.GO!!!
いきなりのサプライズユニットに次どうなるか予想がつかなくなったところで、これまた予想外の天真くんの「GO!!!」。「いっくぞー!」の掛け声と共に会場が黄色一色に染まり、ハイテンポな曲を高らかに歌い上げる天真くんの姿に観客も私もテンションがさらにぶち上がります。
ソロ!!!!!オリ曲じゃない!!!!!GOだ!!!!!!!やばい!!!!!!!かっこいい!!!!!!!!!!
歌とダンスと映像、どれもこの時点で100点満点で良い意味で予想を裏切ってくれました。私の中ではオリ曲の曲調のような爽やかな歌のイメージが天真くんの印象でしたが、ライブに合わせて会場を沸かせる「GO!!!」を選曲してくれたの、「本当にやってくれたな」という気持ちでした。それまでは全体、ユニットとそれぞれの色の彩りに溢れた会場が天真くんの掛け声一つで黄色に染まり、爆発する勢いをそのままに「Bang!」という映像が天真くんの背景でかっこよくギラギラしているのが本当に印象的でした。ステージ中央で高らかに拳を振り上げる岸堂天真くん、ソロ一発目にして最高の仕上がりでした。ほんと、すごい。
5.Silent Night Requiem
ソロパートは続いてオウガくんになり、赤と黄色のステージが一気に緑と銀色の世界に変わります。テンションも一転して静かにゆったりとした曲が流れ始めます。おそらく配信で見ている人は「オリ曲」だと気づいていたと思いますが、現地で見ていた私にはその判断がつかず、ただただ、オウガくんが魅せる世界に浸っていました。会場のライトも緑一色になり、普段聴く機会の少ない魔人の重低音ボイスを大音量スピーカーで全身に浴びる貴重な体験。振り付けもどこか妖艶かつストーリーを感じさせるもので、恐らく最初から通しでちゃんと見ると、色んなメッセージが伝わってくるんだろうなと思いますが、この時はとにかくオウガくんの世界に耳と目を向けることに精一杯でした。
そしてサビの映像。あれがやばい。真っ暗な闇の中から突如光の円環が魔人を照らし神々しい儀式のような妖艶さが加速して、なんというかステージに魅了されていました。192cmの体格で伸ばした腕、足、そのひとつひとつが動くだけで形になり、声も、体も、彼の強みを余す所なく発揮できる素晴らしいステージになっていました。あと、自分が言うのは失礼ですが、それでも歌の上達が過去のものと比べて段違いで、「うまっ」と会場で声にならない声をあげていたのは記憶しています。もちろんオウガくんに限った話じゃないですが、でも彼の声が100%活かせる世界にひとつだけの歌がこのステージでお披露目できたこと、後から知って本当に嬉しく思いました。
5.5.MCパート
オウガくんの銀色の世界を飛び越えて再び河原へ。リラックスしきったりっくんアステルくん天真くんの三人のやりとりが微笑ましい。さっきまでのステージを振り返りつつも、彼らの視点で見たそれぞれの曲の解説が聴けて良かったです。足を伸ばして地面に座って、パタパタしている天真くんとりっくんが特にめちゃくちゃ可愛かったです。会場にいる観客にも「どうどう?」って聴いてくれてこの辺から「あれ?これ収録じゃなくて生??」って少しずつ気づき始めました。
6.88
この3人で88はずるいって。サプライズユニット2組目。
アルさんがボスとアステルくんの高さに音を合わせていて、3人の歌い方がキレイに重なっていたのが本当最強でした。ダンスは一番練習したんだろうなというのがわかるアステルくんのキレのある動きも、アルさんの指先まで伸ばした綺麗なシルエットが映える動きも、歌に合わせて強弱をつけてパートごとに映える動きを見せてたボスも、全部凄かったです。それぞれの別々の個性が曲を通して1つになっていて、これも普段見ない3人の新鮮さが光ったステージでした。アニソンとして知っている曲でしたがここでこの3人で歌う意外性に衝撃を受けてました。
このステージの背景映像もすごい凝っていて、サビの部分で3人の振り上げた手に飛行機雲が尾を引くように流れる演出があって、平面であるステージにすごい奥行きが出るんですよね。地平線の上で風が吹き抜けるような歌の疾走感をそのまま映像に出力させてて、見事なステージでした。
7.Henceforth
問題作来ました。ここまでの6人がわかれば消去法で予想できましたが、りっくん、オウガくん、天真くんのこれまたなかなか見ない3人のユニット。等間隔に並んで敢えて間を空けてステージの空間を作りながらのダンスは、それぞれの振りが繋がっていくような精錬された動きがステージの映像と合わさってよく映えていました。
オウガくんの重低音からのりっくんの高音、その中間の天真くんのバランスがこれまた新鮮で歌の雰囲気も相まって幻想的なステージになっていました。88の駆け抜ける空模様から、雲が渦巻いて色とりどりに変わる空模様に変わり、3人が時計の針を逆戻すようなカチッカチッと大きく腕を回す振り付けが揃うところが印象的でした。滑らかな針の天真くんと大きく長い針のオウガくんのバランスも良かった。「うでなが、、、広い、、、」。
キラキラと眩い光の中で星空にも見える空が、会場のペンライトと相まってとても幻想的でした。
8.BEGINNING
「お前達、いくぞ...」というボスの柔らかい掛け声の後にリードギターバリバリのハードロックなイントロが流れ、会場が一気に紫色に染まります。ボスも炎の中から現れて拳を突き上げ会場を煽る様子はさながらロックフェス。熱血な曲調は私が知らないアニメのオープニング曲なのかと思いましたが、ボスのダンスと歌のハマり具合、歌詞の雰囲気で1番を聴き終えた辺りでこれが「オリ曲」だと気づきました。(そしてここでオウガくんもオリ曲だったんかなと察する)
鑑合わせに反射するような青い空間とサビの爆発する映像演出、それに合わせて軽快なステップと力強い腕の振りで全身を動かして会場を沸してくれました。間奏の煽りもバチバチにカッコよくて「俺という存在をお前たちの魂に刻み込め!」とか事情がなければ全力でコーレスしていたでしょう。皆さん言っていますが爪痕が刻み込まれる瞬間の鳥肌はやばかったです。「うおおおおおお」。
9.かつて天才だった俺たちへ
初めて聴いたのはアルさんの歌枠。特徴的な歌い出しから会場が紫から緑に変わり、大きな体格で腕を伸ばす様がとてもステージに映えていました。
思い入れがある曲だと思いますが、とにかく歌枠の時よりもレベルが何倍にも上がっていて、ステージ用に仕上がっている感じが凄い伝わってきました。あれだけステージで動きながら、かつ息切れせずにこのラップ調の歌を歌い続けられるのすごいですよね。雑談で聞いたレッスンの話が思い浮かんで「アルさん;;!!!!!!」ってなっていました。
このステージの演出も凝っていて、ほんとホロスタのステージ映像全部神がかってるんですけど、その人の個性とかイメージカラーとか、曲の雰囲気世界観がすごく良く反映されていて、アルさんもガリレオの例のシーンで流れるような化学式を映すところとかこだわった映像が本当に素晴らしかったです。サビで腕を大きく振りながらそれに合わせて左右に揺れる会場のペンライト、流れる背景映像の疾走感も相まってDJアルさんの世界に浸れる一曲でした。チャキチャキィ!
10.セカイはまだ始まってすらいない
アイドルだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!すき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イヅルくんは歌枠の配信スタイルや3Dの時の印象もあって弾き語りストリートアーティスト系のステージを勝手にイメージしていましたが、まさかのアイドル全振りで度肝を抜かれました。カラフルなステージで腰を左右に振りながらニコっと笑いかけてる奏手イヅル。奏手イヅル!!!!!お前そんな動きするんか!ええんか!
小さいながらも全身を使って腕を伸ばしてジャンプして、もう本当にすごい。いつかの配信でダンスに集中して歌が疎かになりそうみたいな話をしていましたが、歌もダンスも完璧に仕上げていて、会場全体の雰囲気がここでガラっと変わったのを覚えてます。振り付けも普段の彼とのギャップがあってサビでぴょんぴょんジャンプしている様子は本当に可愛いの塊でした。
しかし歌の力強さ、シャウトするところはさすがの奏手イヅルで、ダンスとのギャップも相まってもう最高でした。背中がよぉ。。
11.MagicWordOrchestra
MCパートを挟んでついに来ましたMWO。ライブまでに聴き込んでたこの曲もダンスがつくとまたガラっと印象が変わりました。中心に立つイヅルくんとアステルくんの歌唱力はライブで一層映え、アステルくんの「進むだろうー」のロングトーンえぐいえぐい。背中合わせに歌うシーンあー!あー!オタクが求めてたやつー!!その後のみやびくんがソロで「この歌を届けたい」って上がるところ本当に鳥肌が立ちました。
4人のハモりもリリースされた音源よりさらに精錬されていて、聴くだけでもめちゃくちゃ浸れるのにこの歌に動きがついて4人それぞれの個性がさらに強調されてしまってもう本当に演出から何から完成度がやばすぎましたね。2:2で分かれて背中合わせになったり、腕をクロスさせたりする振り付け、ぐっと来ました。
ステージ映像も地球じゃないどこかの惑星に流れ星が降り注ぐような幻想的な光景で、何も無い冷たい世界を魔法が包み込むような、そんな世界感が歌とマッチしていてこれも最高でした。
12.Pentas
はいきました、ついにきました、大人組のぺんたす。
流れで「次来るぞ...心臓持たせろ」と曲終わりに生唾飲んで覚悟してましたが、始まった瞬間「うおおおおおお」と心のなかで絶叫せずには居られませんでした。
どんなダンスなんだろうとずっとMVの雰囲気からあれこれ考えていましたが、もう艶かしくて最高。高身長で体格の良いメンバーが体のラインを使って滑らかに踊る振り付けはそれ天才の域。歌声もライブバージョンという感じで個々がアレンジをかけていて「ここでしか聴けない一曲」に仕上がっていたと思います。こういう曲も歌うんだという、ホロスターズの可能性が一気に広がった思い入れのある曲なので、こうして現地で見られて本当に良かったと実感する一曲でした。ステージライトが夜のネオン街のようにカラフルにキラキラ切り替わっていくのが幻想的。
ばぶどんのラップパートやアルさんの語り、りっくんの高音、オウガくんの囁き、見所聞き所満載の最高のステージでした。
このあとのMCパートでメンバーの疲労感が少しずつ見え始め、ようやく収録じゃなくて生でやってるんだと確信を持ちました。しかし、なんで河原。。。でもみやびくんの言葉がここでグサグサ刺さって、あぁ彼がライブを満喫できていて本当に良かった。。とよくわからない目線でちょっと涙腺に来てしまいました。
そして、マスターのMC終わりの語りから「これは来るぞ、、」と身構える私。雰囲気を察して会場も既にオレンジに切り替える方々多数。
13.POP-TALK
本当にきたあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!本当にきたPOP-TALK。きた。
発表されてまだ2日しか経ってない夕刻ロベルのオリ曲。始まった瞬間薄暗くて「ああ!!これは雨模様の店内!!!」ってもうわかってテンションがぶち上がりました。ここにきてオレンジ一色になる会場、アイドルのマスターがそこにいる。泣きました。だってね。そうじゃん。
見せるものだけを見せていく彼は、舞台裏の話をほとんどしないので、ダンスレッスンの様子もボイトレの様子も何もわからないまま迎えたこの日。それでも、おのゆーさんのライブを通してマスターのこれまでの積み重ねを感じられて、そしてこのオリ曲でステージに立つマスターにずっと泣かされていました。
「C」の振り付けも「あ、これ傘じゃん。しかも位置的にもうひとり入れるやん」って勝手に解釈してもうダメでした。本をめくるような可愛らしい振り付けにも軽くやられましたし、29歳成人男性にこの日も狂わされてしまいました。歌うとアイドルなんて軽々しいものじゃなく、ステージに立っているのは間違いなく自分の知っている明るく陽気できさくなバーのマスター、夕刻ロベルでした。
歌、2周年であったお披露目ライブで一度歌ったからか、2回目の今回は緊張もなく本当に伸び伸び歌っていて、こういうやる時に100%やりきるところはさすがだなと思いつつ、ここまで来るのにリスナーに一切それを見せずに突き通すプロ精神に改めて感服しました。そういうところ本当に大好き。
今回のライブでは背景の映像に「歌詞」を映す演出があまりなかったのですが、このPOP-TALKではサビで歌詞がどどんと大きく流れるようになっています。後でマスターが「まだお披露目されたばかりで歌詞がわからない人もいるだろうから歌詞を入れてもらった」という話を聴いて、ぶわってなりました。オタクは歌詞流されると勝手にエモくなる生き物なので助かりすぎた。。。中でも「好き」と「夕刻」の歌詞が映るところは本当に。。
「なぁ皆さん、俺がステージで輝く姿、しっかり目に焼き付けていってや!」
間奏で黙っていられないタイプのバーマス。自分でも自然に言ってたと後で言ってましたが、その自然に出た言葉が本当にまっすぐで、ここで涙腺が決壊します。その後のコール煽りもアイドルのライブに通っているマスターだ!!!!とテンション上がって腕をずっと振り上げていました。
「みんなー!ありがとうなー!」
歌が終わり、シンプルだけど最大限の感謝。心から出た言葉なんだろうなとここでまた涙腺ダム決壊。ほんと、ここまでたくさんもらっちゃってありがとうなぁとオタク一人でずっと泣いてました。
16.星の唄
花咲みやびの歌う「星の唄」。
暗いどこかの誰もいない星で、青とペンライトの赤の2色が交互に揺れるステージ。過度な演出はしないで、ステージに立つ王子様に全ての視線が注がれました。
どれだけの積み重ねでこのソロステージがあるのかわかりませんが、彼を支えるようにゆっくりと前後に揺れるペンライトが印象的でした。それまでの3D配信で見る姿とは違い、花咲みやびの世界に会場が一瞬で包み込まれました。このステージも幻想的だったのですが、宇宙と無人の星というのもあって、始まりと終わりを感じさせられて、最初に立っているのはみやびくんで、最後まで立っているのもみやびくんなんだなぁと勝手によくわからない解釈が生まれて、9人でこの場所でライブができている今の状況と重ねてぐしゃぐしゃになっていました。
ゆっくりと、でも普段よりも力の籠もった振り付け。長い時間をかけてここまで来た、というのが星の演出と相まって、そしてその中で彼の葛藤が歌の中の言葉に込められていて、「こんなにも...」と言葉が出なくなりました。途中からホロスタを見始めた私ですが、それでも彼がこうしてステージに立つ姿をこの瞬間に見られて本当に良かったと思いました。堂々とした花咲みやびのステージ、最高でした。
チョケランディスのMCを挟んで落ち着いたところで続くソロパート。
17.ホシアイ
「星」の歌がみやびくんから続き、アカペラから入るりっくんのステージ。
会場が一気にピンクのペンライトに切り替わり、りっくんの声だけに包み込まれるJCOMホール。声の振動が大音響用のスピーカーを通って、自分の体に届いて揺さぶられるのを感じ、なんかもうこの世のものとは思えない世界に一気に引き込まれました。これがアーティストの歌い方なんだと全身で浴びせられたホシアイ。ブレスのリアル感も相まって、彼がすぐそこでこんなにも大きな会場に向けて歌っているという現実感が凄い感じられました。遠いけど近くに感じる、そんな始まりでした。
ホシアイもキラキラと輝く演出に溢れた眩いステージで、りっくんの衣装映えもあってみやびくんとは違った旅する王子様感が出ていて凄い良かったです。そえでいてホロロイドの電子的な映像も合間に挟まっていてファンタジックな世界とエレクトロニカルな世界が交差していてりっくんらしさに仕上がっていたと思います。サビの伸びと今までのライブよりも精錬された振り付けもあり、最後まで引き込まれるキラキラした景色を見せてくれました。
18.未来銀河と汽笛のメロディー
キラキラ、もはや聴き慣れたイントロからステージ映り込む列車のシルエット。宇宙から銀貨鉄道、車掌のとなってステージに現れたアステルくんのソロパート最後のショーが始まります。
3Dお披露目の時から演出、表現の完成度がエグくて、ホロスタのみならずお姉さん方にまで評判が広まったアステルくんのショーをこうして目の前で見られるのはまた特別感が違いました。
スピーカーを通して聞こえる彼の語りは、「終わり」が近いこのライブがホロスタにとって「希望に満ちた始まり」であることを改めて教えてくれました。そういう意図がどのくらいあったかはわかりませんが、未来の先へ出発する彼の歌をソロパート最後に持ってきたのはとても素晴らしかったと思います。
全身で歌を表現するアステルくんの本気のダンス。会場全員一人ひとりに届けるような語りかけ、メッセージ性の強いこの曲を全身で体感できてよかった。。。
改めてこれが最高のライブだと再認識。そして、ライブは終幕へ。
19.JOURNEY to FIND STARS
「旅を続けよう」。その言葉が本当に本当に嬉しくて、ずっと応援していたくなる、彼らが輝き続けることを見守っていたくなる。
もうひとつのJFSであり、このライブのタイトルであるこの曲は、出会いを歌うジャスフォロから一緒に旅路を歩むジャニスタに繋がっていてそれがライブの最初と最後に構成されているのが本当によくできていて、、、
9人それぞれの振り付けの一体感がすごくて、順番に手を振り上げるところとか、それぞれの色に切り替わっていく映像とか、ライトのこだわりまで1つ1つが精錬されていて、ここが1つの表現の到達点なんだなと実感しました。
この曲は、ただ明るいだけじゃなくて、覚悟みたいなものも私は感じていて、でもその覚悟って今までの積み重ねがないとできないもので、それはここまでこの場で見てくれたみんなと一緒にというメッセージがきっとあるんだろうなと勝手に解釈して勝手にエモくなっていました。
マスターのPOP-TALKで決壊し続けた涙腺はもう枯れていましたが、ずっとずっと手を振り上げて彼らの1つ1つの動きを見届けていました。
そして発表と最後の言葉。しんみりしつつもアステルくんが色々沸かせてくれて助かった。いつものノリで最後まで聴けたこと、それでもやっぱりみやびくんの言葉で最後また泣いてしまいました。
20.Blessing
再び光りだすステージ、色とりどりのペンライトが並ぶ会場。
あの時のあの感動が蘇って、そこからこれまでの軌跡があって、そして新しい9人でこれをまた聴けて、もう色んな感情がぐちゃぐちゃになって、ただただこの歌を聴ける幸せを噛み締めていました。
みんなは本当に楽しそうで、リラックスして全身で踊っているというのが伝わって、「楽しい」という感情がどっと押し寄せてきて、この光景は本当にずっと覚えていようとカラフルに輝くステージを見ながら心にそっと刻み込んでいました。
でもやっぱり切なくなって泣いちゃってましたね。聞こえない声も聞こえちゃいました。それぐらいこの曲は何回も聴き込んでいましたから。
でもこれが今の彼らの最大限なんだと、応援する私たちにとっての最大の形なんだと、それは嬉しくて、これからのこと、何があってもやっぱりホロスターズというグループが私の中で大きな存在なんだって思えました。
私は、「隣」もよく見ていますから、彼らの立場がそういう意味では色々見えてしまうことがよくあります。
でもそれはやっぱり関係なくて、彼らは彼らなりに今を応援してくれている人に対してまっすぐに向き合って、全力で応えてくれる人々なんだと。それを見ているだけで自分も色んな意味で応援されているんだと思えて、改めて感謝の気持ちが強くなりました。
21.最後に
ホロコミで夕刻ロベルを知り、ホロスタを知り、そして今日までホロスターズを応援してきて本当に良かった。これはお姉さん方にも言えることですが、アイドルだけどみんなそれぞれの楽しみ方があって、考え方とか仕草とか話し方とか笑顔とか、色んな要素にエネルギーを貰っていて、こんなに素敵な人たちを好きでいられるんだから、自分ももっと素敵に生きようって思えるんですよね。
そして、この感動をもっともっと多くの人に知ってもらいたい。
「夕刻ロベルってすげえんだぞ」「ホロスターズって面白えんだぞ」「ホロライブプロダクションってカッコイイんだぞ」。
ライブという一つの到達点を迎えた彼らがこの先どういう広がりを見せていくのか、その星の輝きをこれからも観測していきたいと思います。
最後に、こんな長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
実は、私、配信アーカイブはライブ明けに1回見たきりであとはこのレポを書く時にもう一回見たぐらいなんですよね。
なるべく現地の映像のまま自分の中に残しておきたくて、その感動をなるべくこのレポートに込めたくて、こうして時間がかかりましたがまとめておきました。
次がまたいつあるかわかりませんが、スタ民の皆様と会場で交流できたこと、一緒にホロスターズを応援できたこと、本当に楽しかったです。
これからも、ホロスターズとホロライブをよろしくお願いします。