思いつき小話その1

1 あるとき様々な生物の代表が集まって、地球の今後について話し合うことになった。「仲間同士の争いで、殺し合いまでしている。それだけではなく、多くの他の生物も巻き添いにしている。」「地球全体の環境を変えてしまうだけでなく、環境全体を破壊するようなことをやっっている。」「地球そのものを壊せるすごい武器を作って、いくつも持っている。」などの意見が出され、このままでは地球に住むほとんどの生物にとっては害悪とまで言われています。中には」犬や猫、ジャイアント・パンダなどの一部からは自分たちには必要だという意見もありましたが、圧倒的多数でその生き物を地球上から絶滅させるという決議がなされました。そして細菌や昆虫がまず中心となり、病気を大流行させて多くを殺し。また動物たちや植物も食べられないようにしていき、飢えという援護射撃で絶滅に導くという作戦が決まりました。そう、その標的はホモサピエンスという動物です。


2 ホモサピエンスの中でもその動きに気づく人たちもいましたが、それはほんの一部でした。一番先に変化を感じるはずなのは、環境問題や生物、医学関係の学者です。でも大多数の研究者は自分の目の前の狭いことにしか関心を持たず、変化を見逃していました。そんな中で異常に気づいた学者の少数意見は、学会などでは相手にされませんでした。それでも地道に声を上げ続けた人たちの力で、危機に向かっていることがだんだんんと一般の人々にも伝わってきました。それでも実際に人々をリードする政治的指導者たち、彼らは自分の保身や利権などにとらわれて役割を果たせませんでした。そして打つ手は後手後手に回り結局、ホモサピエンスという動物はいなくなり、地球の危機はひとまず回避されました。


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