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尊敬する人をYouTubeでみつけました

このnoteは、アジアの障がい児の自立を支える認定NPO法人、アジア車椅子交流センター(WAFCA)の活動に携わるスタッフが交代で好きなことを書く「交換note」です。

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今回の記事を担当します、水谷成美です。学生ボランティアとしてWAFCAに関わり始めて2年目に入りました。

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さて、この交換noteでは自分の好きなものや興味のあることについて書いている人が多いみたいなので、この記事では私の考え方に大きな影響をもたらした人について書いていこうと思います。興味を持ってくださった方がいれば、このままお付き合いください<(_ _)>


さっそくご紹介しますが、写真の中でさわやかな笑顔を浮かべているのが、私の尊敬する人物、葉一(はいち)さんです。


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最近テレビにも多く出演なさっているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。「とある男が授業をしてみた」というチャンネル名で主に小学生から高校生向けの授業動画をYouTubeに投稿されています。チャンネル登録者は2022年2月時点で約170万人。

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↑ テレビ出演中の葉一さん


私は世の中の流れをキャッチするのが苦手なので、「YouTubeで勉強をする」という感覚が今どれほど浸透しているのか分かりませんが、私の周りには「学校で習っても分からないときは授業動画に頼ってるんだよね」という子も結構いました。

そして、授業動画どころかYouTubeすら日本で盛り上がっていなかった時期に勉強コンテンツを投稿し始めたのが葉一さんなのだそうです。 (今年で10年目)

もはや葉一さんのおかげで「授業動画」という存在が定着したといっても過言ではありません。

https://youtu.be/HGTgyv3PtI0
↑YouTube Originalsで葉一さんの活動が紹介されています。

https://youtu.be/ofidlrfGPxw
↑今ちょっと忙しい人のためのショートバージョン(トレーラー)



とにかく板書が美しい


上の動画を見た人や、葉一さんをもともと知っている人は共感してくれるのではと思いますが、葉一さんは板書に関して強い思いを持っていて、字もとても見やすいのが特徴的です。

私が葉一さんの動画に出会ったのも、中学生1年生の時に母が「ねえ、この人の授業、字がめっちゃきれいで分かりやすくない?」と見せてくれたのがきっかけでした。

私はその頃自分のスマホを持っておらず、ネット上のコンテンツに触れることもあまりなかったのですが、自分が分からなくて悩んでいた問題が葉一さんの動画を見ることで解けるようになった感動から、家のパソコンを借りて頻繁に彼の動画を見るようになりました。



葉一さんの動画から学べるのは「学校の勉強」だけじゃなかった


それから数年の月日が流れ、私が高校2年生になると、学校のシラバスから数学が姿を消しました(文系のコースをとっていたため)。一方、葉一さんの動画のうち、高校の分野は数学のみ。これで葉一さんの動画を見ることがなくなったかと思えば、そうではありませんでした。

葉一さんの動画には、授業動画の他に、勉強法についての動画や保護者向けの動画、勉強とは直接関係がないけれど葉一さん自身が考えていることについて語る動画など、様々な種類があります。

その中で、授業動画の代わりに私がよく見る(聞く?)ようになったのが、「だらだらじお」というシリーズです。↓

https://youtu.be/5mwVOzLl5eQ

https://youtu.be/-3_-W1Y22d8

https://youtu.be/2kaRSGI0iLY

(比較的最近の動画をランダムに選んでみました。)


このシリーズでは、葉一さんの人柄や考え方を特に深く知ることができます。葉一さんは「自分はネガティブな人間だ」とよく言っていて、気分が明るくないときに自分がどのように対処するのかや、自分が迷っている時の心境についても動画が上がることがあります。当時思春期真っ只中で、しかも元々否定的な考えに傾きやすい私は、勝手に親近感を抱きながら「葉一さんだってつらい時期を乗り越えてここまで来ているのだから」と勉強や人との関わりで悩む自分に言い聞かせることが多々ありました(今もよく聞いていますが)。

こうして学校での勉強についてだけではなくて、「つらくなった時にはこんな考え方をしてみよう」だとか「たまにはこんなことがあっても大丈夫」、「これがすべてじゃないと思うんだよ」と色々な考えを提供してくれる存在は、学校と家という狭い世界を行き来するだけだった私にとって、とてもありがたい存在でした。同じように考えている視聴者もきっと多いのではないかと思います。



私もいつか


私が葉一さんを尊敬する理由はいくつかありますが、そのうちの1つが、自分の抱いた違和感を行動に移している、というところにあります。

再び上の動画の内容とかぶりますが、葉一さんは塾講師をしていた時代に、「親がお金を払ってくれる子しか自分は教えられない」という現実に疑問を抱き、学生たちからお金をもらわなくても自分の授業を届けられるように、と広告収入がない時期から動画を盛んにアップしていました。

私も日々を過ごす中で感じた「これはおかしい」という感覚を自分の中で反芻して解決策を編み出し、それを行動に移す人になるぞ、と葉一さんは強く思わせてくれました。

4月から私は大学生になりますが、この思いを失わず、新しい世界に飛び込んでいきたいと思います。


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