WAFCAはじめての”マルシェイベント”を開催してみた!イベントの作り方大公開!【前編】
こんにちは!WAFCA事務局の近藤みなみです@禁酒失敗中
このnoteは、WAFCAのスタッフや関係者が書く交換noteです。
新年度です!今年は桜が長く楽しめ、良きですねぇ〜🌸
さて、WAFCAでは3月26日(土)に「かりやSDGsマルシェ」を開催しました!大雨でしたが、約300人の地域の方に来ていただけて主催者としては大満足でした。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
1番最初に動いたのは2021年の11月だったのですが、今日はその準備の話を書いていこうと思います!
SNSを見ていても、屋外で、感染防止対策をしやすいマルシェイベントの需要が高まってきているように見受けられます。ご参考になれば嬉しいです!
ステップ1. ブレインとなるメンバーを集める(イベント開催4ヶ月前)
私たちは普段からたくさんのボランティアさんに支えられてWAFCAの活動をしています。今回のマルシェ企画メンバーは、そのボランティアメンバーに声をかけ、希望者に集ってもらいました。特に今回は
・コロナ前のリアルイベント経験者
・図面が書ける人
・絵が書ける人
・地域の地区長さん
・ボランティアに興味がある学生さん
以上のスペシャルな経験、技術、立場をお持ちの方が揃ってくれたことがとても大きな力となったと感じています。
また、私のような楽観的なタイプだけでメンバーを構成するのはお薦めできません。リスク想定に長けている方は必須だと思います。今回も雨の想定、駐車場の想定、出店者さんにどのくらいの品数を持ってきてもらうか、ちゃんと売れるのか・・・など後半でゾロゾロ出てきそうな考えたくないけど考えた方が良い話を、前もって考えられました。ついつい、なんとかなるでしょと考えがちなんですよね。
ブレインとなる方を集めて実行委員会を立ち上げたのがステップ1でした。
ちなみに今回は徐々に実行委員会が増え、最終的には20名で構成されました。
ステップ2. コンセプト・コンセプトカラーを設定する
出店者さんがものを売るためのマルシェイベントならそんなに重要じゃないかもしれないのですが、今回のマルシェは目的がはっきりとしていたので、それをお客さんに伝えるため、しっかりと設定していきました。
私たちの開催目的は
だったのですが、これを元に考え、中でも高校生実行委員メンバーのアイデアが素晴らしく、
SDGs×(つながる)刈谷の輪
というコンセプトに決まりました。
また、コンセプトカラーを薄い緑・薄い紫に設定。①会場であるゆうきそうが緑に囲まれていて、②SDGsの3番目「すべての人に健康と福祉を」の色で、③「つながる」という意味を持つと言われる 緑をベースカラーに。
そして、街の花であるかきつばたの紫をポイントカラーに。
しっくりくるカラーが選択できると、その後の広報物作成やあらゆる資料に統一感が出せます。今回のイベントはこのコンセプトカラーにとても助けられました。
ステップ3. イベント名を決める
え、ここでイベント名?と思うかもしれませんが、今回はイベント名をこの段階で考えました。なぜかというと、コンセプトが決まらないとタイトルもつけられなかったからです。
SDGs入れるか、刈谷の表記は漢字?ひらがな?カタカナ?このイベント名を考えるうえで、ターゲット設定しないと考えられない!ということになり、ターゲットを
子どもとその家族、地域の人、会場近くに住んでいるWAFCA会員、刈谷市に住んでいる外国籍の方々 としました。
ターゲットが決まってからイベント名を決定しました。
ステップ4. 企画内容を決める
次に企画内容を詰めました。マルシェイベントってこんなに企画があるのか?と思うくらい今回のマルシェには企画がいっぱいでした。
まずはアート企画
・私のSDGs宣言の木
子どもたちが考えるSDGsの宣言に、大人がハッと気付かされました。
準備としては、大きな段ボール・SDGsと意味の一覧・ペンと付箋を用意し、当日は説明する人が1人ついていました。
・絵を描こうのコーナー
WAFCA造形クラブに所属している自閉症アーティストの浩くんと一緒に絵を描くスペース。
このためにボランティアさんからお花や動物の図鑑お貸しいただき、当日使えるスケッチブックや画材を用意しました。
大人も子どもも、絵が得意でも苦手でも、障がいがあってもなくても、大きな机でみんなが集まって好きな絵を描く、とても温かい場所になりました。
・ワイヤーアート
WAFCAのチャリティ商品で定番のワイヤーアート。こちらはコロナ前のイベント出店で何度もやっていたベテランボランティアさんのご協力で、準備もすでにあるものでできました。お子さんが針金を使う際の安全メガネや、用具を使った後の消毒は必須です!
まだまだあります!
・スタディークイズラリー
高校生ボランティアの子の担当で、来場した子どもたちが日常の近くにSDGs貢献に頑張っている団体を知ってもらうための工夫満載のクイズを作ってくれました!
景品は先ほども登場したWAFCA造形クラブのメンバーが書いてくれたポストカード。かわいいデザインが好評でした!
・ボッチャで遊ぼう!
審判をしてくださる方をお願いして来ていただきました。そして、ボッチャのセットは協力団体である株式会社デンソーのものをお借りしました。
列ができてしまうほど大人気企画となりました。
そのほかにも
発見いっぱい!わくわく車いすツアーという目玉企画があったのですが、こちらは雨のため中止となってしまいました。
準備はしっかりしていて、
街の危険箇所や気づきを書き込める車いすツアーMAPの作成や
コース確認やリハーサルもしました。
いつか実現できるといいなと思っています。
ステップ5. 後援を申請する
ターゲットが子どもと決まったため、近くの小学生や幼児園児にアプローチしたいと考えました。そこで必要なのが、市・市教育委員会の後援です。
市教育委員会の後援があると、小学校や中学校でチラシを配ってもらうことができます。刈谷市について言うと、後援のみだと、ポスター掲示や、ご自由に持って行ってくださいとチラシを置くだけになってしまいます。
生徒児童一人ひとりに配ってほしい場合は、チラシができ次第、教育委員会の審査をもらう必要があります。審査は1週間程度かかりました。その間に配ってほしい学校の校長先生にアポをとり、イベントの趣旨説明と教育委員会に申請中だと言うことを伝え、許可が下りたらチラシ配布のご協力をお願いしたい件をお話しておきました。
ステップ6. 出店者を集める
今回は、刈谷市に活動する障害者就労支援団体をメインに日頃からお世話になっている団体にお声がけしました。飲食店は大学生インターンの子にリサーチしてもらい、インスタグラムのDMを使って交渉しました。
出店者さんが決まったら広報のために色々な情報をやり取りさせていただきました。今回はSDGsがテーマということもあり、普段どんなSDGsの項目達成に貢献しているかなども回答いただきました。
・・・・
だいぶ長くなってしまったので、この辺で終わりにして前後編ということにします。
後編では、
ステップ7. イベント広報をする
ステップ8. 会場図を描く
ステップ9. 会場デザイン・装飾を考え、製作する
ステップ10. 当日ボランティアを集める
いざ、当日!
という内容をご紹介したいと思います。お楽しみに!