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No game No life(ゲームボーイ編)

僕は、ゲーム以上に魅力的な娯楽は無いと、本気で思っている。

ゲームには、ゲームクリエイターの再現したい世界観・思い・アイデアが詰まっている。一つの宇宙ができている。

ゲームをプレイすることは、別の宇宙に飛び込むことだ。

非日常に飛び込みたいなら、僕は観光よりも断然ゲームを選ぶ。

(ホテルマンが言うことではないけど。)

それに、今まで全然ゲームをしてこなかったら、今の僕はない。

今回は、僕の人生に深い影響を与えたゲームを振り返りながら、

幼少期の思い出を語る。(主にゲームボーイの話になります。)

・ポケットモンスター金

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いくつかポケモンシリーズをやってきたが、「金」が一番良い。

人生で初めて買ってもらったゲームだった。

6歳頃の冬、出産のため母が入院していた病院の売店で売っていた。

ゲームボーイカラーと一緒に父が買ってくれた。

6歳の僕には、ゲーム内で主人公を自宅から外に出す方法すら分からなかった。

でも、嬉しかった。

嬉しくて夜な夜なベッドで遊んでいた。

目が悪くなるということで、すぐに母に没収された。

母は僕をゲームにのめりこむ子供にしたくなかったのだろう。

自宅でのゲームも全面禁止になった。

この頃からゲームへの執着が始まったように思う。

小学4年生になる頃には、友達は放課後に校庭で遊ぶことが少なくなった。

代わりに、流行りのゲームで遊ぶようになっていた。

流行りのゲームを知らない僕は、一人で校庭で遊んでいた。

両親は共働きで夜までいなかったし、友達とも話が合わず、孤独だった。

大人にとっては些細な事でも、子供には惨めなことがある。

そんな時、母がずっと隠していたゲームボーイと、このソフトを見つけた。

もちろん僕はすぐにこのゲームに夢中になった。

また没収されないよう、絶対に見つからないように遊ぶというスリルもよかった。

BGMもかっこよくて最高だった。

このソフトの一番素晴らしいところは、「長く遊べる」点だった。

クリア後、「もうやることなくなったのか、、、」と、喪失感でいっぱいだった僕。

でも、このゲームには、もう一度ぼくを夢中にさせてくれるシステムがあった。(クリア後にまた別の新世界に行けるようになる&かなりのボリューム)

また、「ふしぎなおくりもの」という通信機能を利用すると、通信相手のAIと対戦できるシステムがあった。

当時、唯一の親友のAIと戦ってみると、相手のポケモンが「ルギアLv.100」×6匹だった。かなり絶望したことを覚えている。

(当時の僕はゲーム内では完ぺき主義で、1度でも負けると電源を切ってやり直し、敗戦記録がつかないようにしていた。)

大人になってから知った、ショックなことがある。

最初に与えられるポケモンのうち、ほとんどの男子は「ヒノアラシ」を、女の子は「チコリータ」を選ぶそうだ。

僕はワニノコを選んだ。

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このゲームには思い入れが多すぎる。

・ゼルダの伝説 夢を見る島DX

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ポケモン金もやりつくした頃、近所の古本市場でこのソフトを見つけた。

(世の中はDS全盛期だったが、僕は店内片隅のゲームボーイコーナーがオアシスだった)

このゲームは、最近switchでもリメイクされて注目を浴びたので、ご存じの方も多いと思う。

このゲームをする頃には僕は家庭の事情で、祖母の家からバス通学になっていた。

バスの行きと帰りの時間は、ゲームボーイの時間だった。

(毎日学校にゲームボーイを持っていっているという背徳感と、俺にはゲームボーイがあるという安心感も最高だった。)

このゲームも、BGMとストーリーが最高で、まるで映画を見ているようだった。

はじめは海辺に打ち上げられていた丸腰の主人公。

少しずつ装備を整え、できることや行ける場所が増えていく。

いろんな考えの人に出会い、成長していく。

子供に成功体験を与え、忍耐力を備えさせたいなら、おすすめの一本だ。

ゲームの素晴らしさは、画質だけでは語れない。

エンディングも衝撃である。

ぼくはこのゲームをクリアしたとき、バスの中で号泣した。

・メトロイドⅡ

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このソフトは、今までと違う方面で衝撃を受けた。

「サムスかっこよすぎ!!&なにこれ、むず!!!(難しい)」

子供は想像力豊かなので、ゲームがドットであろうが、脳内でゲームの世界観が補完される。

サムスは、僕が今まで見たどんな戦隊や仮面ライダーよりかっこよかった。

敵のエイリアンの姿も当時の僕には大変おぞましく、ビビりながら遊んだ。

このゲームの素晴らしい点は、自分の装備が増える度に、「これで無敵だ!」と思えることだ。

そんな無敵のはずの自分が、自分のヘタさのせいで、よくゲームオーバーになった。

このゲームは、サムスの成長と、何より自分自身の成長(熟練という意味で)を感じさせてくれた。

恐ろしく丈夫で獰猛な怪獣をミサイルでぶっ飛ばすのは、爽快だった。

今でもできることなら僕はサムスになりたい。

・爆走兄弟レッツ&ゴー!!ミニ四駆GB

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このソフトは、バス通学中にいつも見かけていたゲームショップで買った。

ある日、学校帰りに、降りたことのないバス停でバスを降りた。

小学生の僕が見つけた、自宅からかなり離れた、よく知らない場所のゲームショップ。

新しいオアシスだった。

自分だけの秘密基地だった。

なぜこのゲームを買ったのかは覚えていない。

姉が残した漫画「イニシャルD」の影響で、カーレースゲームでもしたかったのだろうか。

当時の僕はミニ四駆なんて全く知らなかった。(どちらかというと遊戯王やベイブレード世代)

それでも、このゲームにはドはまりしてしまった。

このゲームは、自分が車を操作してレースに勝つゲームではない。

試合前の調整こそが本番なのだ。

自分でミニ四駆のパーツを選び、スピードと強度のバランスを取る。

電池の癖を見抜き、試合にベストコンディションを整える。

それぞれのパーツはすべて消耗品なので、予備の段取りもしなくてはならない。

下準備に時間をかけるほど、達成感が大きい。

このゲームは、結果よりも過程が楽しいということを教えてくれた。

あと、自機をカスタム(=自分好みにアレンジ)することの楽しさも教えてくれた。

(ミニ四駆ではないが、今はPCをカスタムするのが趣味だ)

・番外編:フェレット物語

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小学生の時、僕には彼女がいた。

2年生頃に、鉄棒で逆上がりをしながら「好きだー!」と叫んだら、付き合うことになった。

付き合うといってもお互い子供で、恋愛経験もなかったし、何より何を話していいのか分からなかった。

中学2年生くらいまで付き合ったが、ろくに会話もしていないし、ちゃんと遊んだのも1度だけだった。

(僕はドスケベ糞童貞ボーイだったが、変なところで億劫で、臆病だったのだ。)

でもその子は、毎年のバレンタインデーにチョコをくれた。

(嬉しくてその空き缶をしばらく筆箱にしていたくらいだ)

はじめの数年は、ホワイトデーのチョコは母や祖母が用意してくれたものをお返しとしてあげていた。

5年生の時、「今年は自分で考えたものをあげよう」と思い立った。

当時、京都に戻ってきた姉が、ラジカセを買ってくれた。

僕は夜な夜な、こっそりイヤホンでラジオを聞いた。

素敵な曲があればカセットテープに録音する習慣ができた。

僕は「素敵だ」と思った恋の歌を片っ端から録音した。

そして、「せめて女の子らしいものもあげなきゃな」と思って、例の古本市場でこのソフトを中古で買った。

一緒にこのゲームの話ができるように、少しプレイしてみた。

ゲーム内でフェレットを買い、餌やりやミニゲームで育てるという内容だった。

男子向けのゲームとの差に愕然とし、「女の子はこんなのが好きなのか」と思った。

でも、ゲーム内のフェレットはちゃんとかわいかったので、なごんだ。

(余談だが、僕は当時フェレットを架空の生き物だと思っていた。)

そして、例のカセットテープと、このソフトをその子にあげた。

いつか感想を聞こうと思っていたが、それより先に別れてしまった。

今思えば、その子の家にはラジカセもゲームボーイもなかったかもしれない。

(というか、その子からすると、全く意図が分からなかったと思う)

お互いに、よく話す機会のないまま、別の人と結婚した。

僕は妻を愛しているし、特に未練があるわけではないが、今でも思い出す思い出の一つだ。

・ゲームを楽しむコツ

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よく、「ゲームを楽しいと思えない」という話を聞く。

人それぞれにいろんな楽しみを持っていて、十人十色の価値観があるのも理解している。

しかし、それでも僕は、人生の娯楽として、ゲームを楽しむことをお勧めしたい。

ゲームを楽しむには、コツがいる。

それは、「没頭力」と「脳内補完力」だ。

今でこそゲームは、ものすごい画質になった。

ぱっと見ではCGとわからないくらいにリアルになった。

まるで映画でも見ているようにゲームをプレイできるようになった。

昔のゲームに比べて、随分感情移入もしやすくなったと思う。

でも、画質が悪くても、古いゲームでも、

「自分を主人公と重ねて没頭する力」

と、

「ゲームが見せたい世界観を脳内で再現する力」

があれば、昔のゲームだって最新のゲームに負けないくらい楽しい。

ゲーム内の自分は「もう一人の自分」で、ゲーム内を歩くことは「もう一つの人生を歩くこと」と同じだ。

ゲーム内の出来事を、他人事にように捉えているうちは、本当の意味でゲームを楽しむことはできない。

たかが遊びに、どれだけ本気になれるかということが、ゲームを楽しむ神髄なのだ。

人生は一度きりとされている世の中で、プレイした数だけ他の人生を疑似体験できる。

これ以上の娯楽があるのだろうか。

(それに、ほとんどの娯楽はゲーム化されているといっても過言ではない)


今後は、VR(バーチャルリアリティ)の発展も目覚ましくなるだろう。

プラトンが唱えた「イデア論」のように。

キアヌリーブスが主役の「マトリックス」のように。

無限に広がる新しい世界を楽しむために、いつかは自分も電脳化したい。

(すでに電脳なのかもしれないが)


・ハイスコアガール

最後に、ゲーム大好き世代には絶対おすすめできる漫画と、漫画家がいるので布教したい。

ハイスコアガール

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押切蓮介という漫画家がいるが、この人の漫画はすべて面白い。

言葉選び、画風、思考、趣味において、すべて僕に刺さった。

「ハイスコアガール」が有名だが、ぼくは「でろでろ」やエッセイの「猫背を伸ばして」が特に好きだ。

ハイスコアガールも、やったこともないレトロゲームに思いを馳せることができる点で最高である。

僕の記事を読んで面白いと思える方は、押切蓮介のことも好きになる。

ちなみに、アマゾンのリンクを貼ってはいるが、アフィリエイトではない。
(やり方がいまいちわからない)

嫌儲の方も安心してリンクを踏んでいい。

また機会があれば、自分に影響を与えたゲームの記事を書く。

→書きました。

◇◆No game No life ゲームBGM編◆◇

◇◆No game No life 最古の記憶編◆◇

◇◆宣伝(*゚▽゚)ノ◆◇

ワディの記事の書き方と継続メンタル維持方法をこちらで紹介しています。

投稿後すぐに、購入者からこんな嬉しい好評もいただけました。(´∇`)

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普段の記事は、こんな感じ。

追記:ゲーム脳過ぎて、noteもゲーム化してしまいました。(*゚▽゚)ノ

皆さんも無料で参加できます。ゲーム好きな方、ぜひのぞいてください。


それではまた次回。( ・∀・)ノシ

ワディ



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