道の駅ピンズ集め 稚内方面
道の駅ピンズ集めに、8/31(土)-9/1(日)にかけて1泊2日で稚内まで1人ドライブしてきた。
本当はこの土日、関西に帰省して彦根開催の試合に出て、1500mと5000mを走っているはずだった。これが台風10号の影響で中止。飛行機飛ぶかもわからないので関西に行くことそのものをやめた。
ゼミがあって研究で缶詰になっていた先週の平日。土日は現実から離れてリフレッシュしたい気分だった。そこで急遽、稚内までドライブに行くことにした。
自分はドライブが趣味で、その一環として北海道の道の駅ピンズを集めている。今回は8/31(土)~9/1(日)で稚内まで行く道中、21個の道の駅によりピンズを集めたので、その話を記録する。
行った道の駅の一覧とルートを示す。1日目に8駅、2日目に13駅巡った。
1日目:
部活動の練習が終わり、昼飯を食う間もなく出発。後述するが、道の駅ピンズ集めは時間との戦いである。道の駅でちょいちょいご当地スナックを食べながら移動する。運転しながら片手で食べれるものを買い、時間のロスを抑えることも重要となる。
個人的にまた来たいなと思った道の駅は「風Wとままえ」だ。温泉と宿泊施設を兼ねており(結構このタイプの道の駅はあって、新しくできる「275つきがた」も温泉・宿泊機能を備えている)、普通に泊まってゆっくりしたい。個人的に激アツなのは、館内至る所に座ってゆっくりできる場所があり、その上、ラウンジまであること。
自分は家から離れた遠くの宿で、本や漫画を読むことを目的とした宿泊をしたいと予々思っている。本を読んで、ちょっと飽きたら温泉に入って、それでも気分に乗らなければ街を散歩して、、そういうインドアな旅行がしてみたい。そのニーズがビタっと満たせそうなこの場所を見つけたとき、とてもテンションが上がった。素泊まり1泊3000円、2食つけても6200円でリーズナブル。人が増えればさらに安くなる。とはいえ、自分のやりたいことはあまりにもニッチな気がするので、一人で来ることになるのはほぼほぼ必須なのだけれど。
無事稚内までの道のりを終え、なぜか夜飯前にノシャップ岬、20:00着。「これ、バチバチにミスってないっすか?」というどこかで聞いたバイトの後輩の声が脳内にこだました。「あ〜美味しい飯を稚内に着いたら食おうと思っていたのに、どこも閉まっているではないか!!」と真っ暗なノシャップ岬で飯屋を調べながら落ち込んだ。夜空はとても綺麗だけれど、見に来るの飯食った後でよかったよね。必ずしも夜空の綺麗さは慰めにならない。
宿は「モシリパ」にお世話になった(果ての大地という意味らしい)。ホステルで複数人部屋、夜中3時ごろ、いびきで起こされたこと以外はとてもいい宿でした。自分は物音があると寝れないタチなので、カプセルホテルとか複数人が一つの部屋で寝るタイプの宿は向いていないなあ。
2日目:
昨日逃した「稚内の美味しい飯」を食おうと、安くて美味いで有名な「漁師の店」へ。8:00に開店凸のつもりが、起きたら8:30で店に着いたのが8:50。よっぽど並んでたら別の店かなとか思っていたけれど、30分ほどで入れた。2800円でウニ・イクラ丼が食えて、美味しくて最高だった。
そして、朝飯を食った後は例に倣って、道の駅でご当地の軽食を買いながら移動。どれも美味い!「はまとんべつ」の「ブリオッシュメロンパン」は、今時どこでも美味しく食べれるメロンパンが人気グルメなことあるか?とか思って食べたが、メロン部分っていうんですかね、サクサクで味もバターが効いてて美味しかった。
2日目で個人的に印象に残っている駅は「絵本の里けんぶち」。自分は本が好きなので、絵本ランキングに惹かれてしまう(最近見たTV番組「犬とラーメンと赤ちゃん」で言っていたがランキングも人間は好きなもの)。「けんぶち絵本の里大賞」受賞作の「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」(ヨシタケシンスケ)を買った。絵本を普段手に取ることはないのだけれど、周りにヨシタケシンスケが好きな人がいて、ここで会ったのも何かの縁と思って買ったのだ。1000円で意外と安いのねとも思った。
「たきがわ」で道の駅巡りを終え、札幌に帰った。走行距離は877.4km、かかったガソリン代は8,202円。1kmあたり9円は相当安いと思う。自分は運転が荒いので、エコな運転はあまりできていないのだ。スズキのソリオが非常に優秀だった。(ちょっとね、ガソリンタンク小さいくて航続距離にハラハラするのが強いていうならって感じね、お前の用途は想定してないと言われたら引き下がるしかないけど)
最後に:
今回の旅で、道の駅ピンズは全部で72個集めたことになる。全てコンプリートするまで残り54個。折り返しは過ぎた。自分が北海道を離れるまで後5ヶ月ほど(無事卒業できるといいなあ)。それまでのコンプを目指していきたい。
道の駅ピンズ集めの旅の、特有の面白さとしては、営業時間の制約があることだと思う。スタンプなら24h押せる場所が結構あるのだけれど、ピンズは防犯の観点で有人エリアに設置されており、営業時間中しか手に入らない。だから、いかに限られた時間の中で、営業時間内に道の駅に到着するか、ということを綿密に考えることが必要となる。そこにゲーム性を感じるし、旅にハリが出る。また、「深夜にも集めるぞ!」とかは無理なので、朝と夜はゆっくりできる。だから、今回は何も恨めしい気持ちなく稚内のご当地グルメを楽しめたし、街の銭湯で熱々のお湯で整って牛乳を…なんてこともできた。自分は目的があると脇目も振らずやりこんでしまうタチなので、この制約のおかげで達成感だけに終始せず旅を楽しむことができていると思う。
まあとはいえ、傍目に見たら結構ストイックな旅だったのではないか。昼飯もろくに食わず、車を運転し続けるのだ。一人じゃなかったらちょっと同行人に申し訳なくて出来ない。そんなこともあり、今回は誰も誘わず一人で行くことにしたのだが、道の駅集めも過半数を過ぎてコンプの目処も出てきたわけなので、一緒に行ってくれる人がいたらピンズ集めの温度感を調整して楽しむなんてことをしてみたい。