【NerVouS時代その2】100日後に初老を迎えるわたし-あと68日-
2020年6月18日(木)
~NerVouS時代その2~
バンドのために髪を伸ばし始めたことで居酒屋バイトをクビになり、次に探したバイトがコンビニでした。
懐かしのampmにて夜勤バイト。
日に日に派手になる髪色に、ヤンチャな人たちによく声をかけられたのもいい思い出(笑)
そしてコンビニバイトも、ライブの予定を優先して休むことが数回続くと、クビになってしまいます。
そりゃそうだよなぁ(^◇^;)
そのあとよくやったのが日雇いの派遣バイト。
工場でパイプ運んだり、CMやドラマの撮影風景を作ったり、配送のサポートしたり、柄にもない肉体労働だったけど、意外と楽しかったなぁ!
そしてまたそこで、大きなご縁がありました。
冬の多摩川で、CM撮影のために春の風景を作ったのですが、一緒に作業した方がロン毛で半分真っ赤な髪色。
もしかしたらこの人もビジュアル系では?と思い、休憩中なれなれしく声をかけると
「恥ずかしいからバンド名は内緒ね」
とのことでしたが、翌月から東名阪ツアーをするとのことで、色々根掘り葉掘り教えてもらいました。
そしてその後恋話で盛り上がり(笑)、連絡先まで教えてもらいます。
後日対バンで仲良くなった友人から
「めっちゃ怖い先輩バンドのイベントに参加することになったので、賑やかしにきて欲しい」
と呼ばれ、これも勉強かなと観に行きました。
名前を聞いたことのあるバンドも多く、
「こうやって盛り上げるんだなぁ、ふむふむ」
と観ているうちに、トリの主催バンドに。
サイレンが鳴り響き、客席の間をかなりイカついメンバーさんたちが通り抜け、ステージに上がるなり火を吹きます。
バンドの世界観の怖さと、ファンの子たちの異様な盛り上がりに若干引いてたのですが(笑)、ふと気づきました。
「あれ?ドラムの人、この間バイトで一緒になった人と同じ髪色じゃね?おっと…フライヤーに書いてあるスケジュールも聞いたのと同じなんだけど…」
ライブ後、友人に挨拶しに楽屋に顔を出すと、奥にすごいオーラを出す主催バンドさんたちの中に、やはり見覚えのある方が。
恐る恐る声をかけると、
「おー、この間のキミか!バレちゃったなぁ。」
と気さくに対応していただきました。
他のメンバーさんたちに鋭い眼光で睨まれながらでしたが…(ノД`)
当時のインディーズビジュアル系は怖い先輩方が多く、挨拶できなかったり、ちょっとした粗相をして大変な目にあった友人の話もよく耳にしていました。
出来るなら近づかない方が賢明だよと聞いていたバンドの中にあった名前だったのですが、バイトで出会ったのがよかったのか、恋話で盛り上がったのが功を奏したのか(笑)
ありがたいことにその後も気にかけていただき、トラブルがあったときにサポートいただいたこともあり、本当に助けられました。
このとき長いものに巻かれることの大切さを学ぶのです。笑