【震災による環境の変化】100日後に初老を迎えるわたし-あと14日-
2020年8月11日(火)
~震災による環境の変化~
恋人の実家がある岩手県の家族と連絡が取れない日が続き、テレビやニュースはさらに不安になる情報ばかり…。
少しでも気が楽になればと、お互いの家を往復2時間、自転車行き来していました。
なんて健気(笑)
幸いにも1週間後連絡がつき、ご家族の元気な声を確認できたときは心からホッとしたなぁ…。
大変な時期にそばにいたこと、誰かと一緒にいることの安心感を共有したことで、交際期間は短かったのですが一気に進展してプロポーズ。
大晦日に実家にご挨拶に行き、無事認めていただいた二人は結婚することとなりました。
一方で仕事にも変化がありました。
塾を立ち上げるために共同生活を始めたのですが、メインで先生をやる予定だったメンバーが、震災の不安から実家に帰ることになり、計画は白紙に…。
このままどうしようかなとしばらく悩んでいたのですが、震災で止まっていた講習が再開してヘルパー2級を取得しました。
せっかく資格取ったのにペーパードライバーになるのももったいないなと思っていたら、ましかばのイベントに参加いただいた方から、たまたま近所ある訪問介護の事業所を紹介いただき、そのまま勤めることに。
そしてまた、家の目と鼻の先にあったデイサービスが気になり、話を聞かせてもらうだけのつもりで顔を出したら、施設長と意気投合。
ちょうど人を募集していたとのことで、こちらにもそのまま勤めることになりました。
さらに運がいいことに大学は経済学部だったのですが、卒業するために何も考えずに取った単位が該当していたようで、社会福祉主事の任用資格もゲット。
途中から生活相談員として働けるようになり、ご家族やケアマネさんたちとも関わりながら、幅広く介護の世界を知ることが出来ました。
塾が立ち上げられなくなったことと、資格がペーパーにならないように飛び込んでみた介護業界でしたが、元々シナリオがあったかのようにキャリアアップしていき、神の見えざる手的な感じを覚えたなぁ。
経済学部だけに(笑)
このとき家族や支援者と関わった中で気づいた経験が、その後立ち上げるわでかくらぶの、他塾との大きな違いとなっているので、ほんと何が幸いするか分からないですね!!
ましかばも震災をきっかけに、集まった寄付金や収益を義援金に回したり、メンバーと石巻など被災地ボランティアに行ったり、復興応援イベントを企画したりしました。
団体があったこと、そして何よりもおせっかいで素敵なメンバーが集まっていたことで、一人でやるよりも大きな活動や経験が出来たのは本当にありがたかった。
前年の5月に勢いだけで立ち上げてから1年以上経ちましたが、この活動を通じてやるべきことも結束力も高まり、申請書類もついに完成し、2011年7月11日設立理事総会での承認をもって、正式にNPO法人申請にたどり着いたのでした。
しかしこの後さらに変化が訪れます…。