【恩師との出会い青雲塾】100日後に初老を迎えるわたし-あと22日-
2020年8月3日(月)
~恩師との出会い青雲塾~
仕事や友人関係が軒並みうまくいかなくなり、苦悩していた時期に参加したのが、その後恩師となる中西真彦先生による私塾の青雲塾。
https://www.facebook.com/seiunjuku/
次世代を担う若者たちへ経験や知見を伝えていきたいという中西先生の思いから、青雲塾がスタートすることになった初日に縁あって参加することになったのですが、ここから僕の人生観が180度大きく変わります。
中西先生の話は自分の中でモヤモヤしていたことが言語化され、うまくいかなかった理由がクリアになっていき、それはそれは夢中でメモを取りました。
中西先生は戦後10名足らずの町工場から、世界シェアナンバーワンの配管メーカーに成長させ、高度成長期をけん引した凄腕経営者であり哲学者。
商工会議所の副会頭、日経連常任理事、政府税制調査会委員などを経て、その後超党派政策シンクタンク国家ビジョン研究会を立ち上げ、88歳で亡くなる直前までフィクサーとして国家のために尽力された方でした。
青雲塾では人生哲学や経営哲学の他に、世界情勢や国家が今どのようになっているのかも、分かりやすく教えていただきます。
自分なんかでいいのかと思いながらも、最後の2年間は青雲塾の塾頭を務めさせていただき、亡くなる前の月まで本当に多くの大切なことを学ばせていただきました。
中でも思い出深いのが、中西先生の大仕事のひとつ、アベノミクスを仕掛けたときのこと。
「高山君、この先株価が倍以上に上がるから、買っておいた方がいいぞ。」
当時自宅から青雲塾まで車で送迎していたのですが、車中で突然言われます。
帰宅して妻に相談するのですが、『そんなギャンブルみたいな話に乗っちゃダメでしょ』と言われ、確かにそうかもなと話は終わりました。
しかし驚くことに日経平均8000円程度だったのが、その後あっという間に15000円を超えていきます。
中西先生に『なんで上がること分かったのですか?』と聞くと、
「それが先見性というものだ。そのようになるよう物事が進んでいたのだから分かるのだよ。残念ながらこの先同じようなチャンスはないがね。ハッハッハ。」
買っておけばよかったと後悔しつつ、こうやって世の中は動いていくんだということを、垣間見させていただいた出来事のひとつでした。
話は戻って青雲塾に参加し始めた頃、縁あって会食させていただいたのですが、その日を境に大きく人生が変わっていくのです。
続く。