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【社会復帰】100日後に初老を迎えるわたし-あと32日-
2020年7月24日(金)
~社会復帰~
音楽の夢を追うために、新卒で入社した頭髪化粧品メーカーを退職した後の2年間、コンビニバイトやバンド先輩の立ち上げた会社、ぷれあRちゃんの勤めていた調剤薬局グループの社内営業(その節はありがとう!)
その他いろいろとつなぎで仕事はしていたのですが、友人との再会で転機が訪れます。
壊れた心の傷も癒え始めた頃、就活サークルで出会ってその後も仲良かった友人から久しぶりに連絡があり、飲みに行きました。
近況を報告し合う中で、この先の人生に漠然とした不安を感じていたことに気づきます。
現実逃避のように毎日飲み歩いていたのですが、重度障害の弟のことや、自分の年齢のことを考えると、いつまでもこのままフラフラしてはいられないなと思っていました。
「もしよかったらうちの面接受けてみたら?」
最初はなんのこっちゃと思ったのですが、彼はAIGスター生命で営業をしていました。
「営業経験もあるし、ようちゃんこの業界向いてそうだし、とりあえず話だけでも聞いてみない?」
と言われ、後日話を聞きに行くことに。
学生時代のバイト仲間のおばちゃんが勤めることになった会社の保険に加入していたので、ついでに見直してみると、知らないとこんな損するものなのかと実感します。
金融の知識もなかったし、社会保障などについても色々と働きながら学べて面白そうだし、何より正社員だし(笑)
もし勤めてみて、合わなかったらそのとき考えればいいかなと、保険業界に飛び込むことにしました。
これが本当によかった!
金融知識を学んだことで、その後起こる実家のゴタゴタで資産整理をスムーズに行なうことが出来たり、時間の融通がつくことで音楽活動もしやすかったり
仕事も順調だったのでかつての仕事よりかなり給与もよく、職場の同僚たちにも恵まれて、すごく充実した日々を過ごすようになりました。
入社して数か月後に直属の上司が移動することになり、僕を誘ってくれた友人の上司だったJさんの下につくことになります。
Jさんのチームは特に仲が良く、下についてからそれまで以上に同僚と協力的になったり、勉強の機会も増え、更に仕事が充実していきました。
しかしある日、Jさんが突然退職することに…。
仲良かったはずのチームも、Jさんがいなくなったことで徐々にバラバラになり、Jさんを慕っていた人たちが1人、2人と辞めていき、職場が日に日に暗くなっていきます。
そしてついには僕を誘ってくれた友人までもが去ってしまいました。
寂しかったけれど僕が辞める理由はなかったので、一人で頑張るしかないかとマイペースに仕事をしていたのですが、ある日まさかのトラブルが起こり、大きく流れが変わっていくのです…。
続く。