【CL京都直前】最後のミュウvmaxデッキ解説
こんにちは、ワデです。
CL京都に当選していたら使う予定だった、ミュウvmaxのデッキ解説記事を書きました。
来年の1月にレギュ落ちがあるため、大型大会でミュウvmaxを使えるのは最後になると思われます。
1月前半のシティリーグまではミュウを使えると思うので、最後にミュウを使う方の参考になれば幸いです。
DMにきた質問、ミカルゲの対策を追記しました。
ミュウvmaxの歴史
フュージョンアーツ発売以降、大型大会で6回、シティで5回以上ミュウを使用してきました。
大型大会
●2021シーズン
CL京都 4−3
フュージョンアーツが発売してすぐのCLだったので、リストがむちゃくちゃです笑
最終戦ではるnさんの白馬スイクンに負けました。
●2022シーズン
CL愛知 5−3
リストを探しましたが、見つかりませんでした。
バケッチャ入りのフュージョンミュウを使っていたと思います。
●2023シーズン
CL京都 ベスト8
準決勝の配信卓で、この時優勝したレジギガスに負けました。
CL愛知 5−3
JCS 4−3
シティリーグ
●2021シーズン
シーズン4 ベスト4
●2022シーズン
このシーズンも何度かミュウを使った記憶はありますが、何も記録が残っていませんでした。
●2023シーズン
シーズン1 3−2
シーズン2 優勝
シーズン3 ベスト4
●2024シーズン
シーズン1 ベスト4
PTCGO
Late Night #34 (280人)
2022年4月に行われたオンライン大会で優勝した時のリストです。
13-2-2で計17戦もありました。
環境考察
CL前の環境考察はYouTuberが投稿する環境考察動画と、直前に行われる大会を参考にして考えています。
バツローグさんのYouTube
12/16に投稿されたCL京都の環境予想動画です。
バツローグさんの優勝予想デッキはリザードンでした。
12/16 ラッシュCS (512人)
カードラッシュが主催している東京の大型自主大会です。
1位 ピジョットリザードン
2位 ロストギラティナ
3位 雪道ミュウ
4位 ロストバレット
使用率1位はリザードンで、優勝もリザードンでした。
12/18 San Antonio regionals (1985人)
アメリカで行われた大型大会では、Azul GG選手が使用したピジョット型のリザードンが優勝しています。
2位はロストギラティナで、カードラッシュCSと1位、2位が全く同じになりました。
TOP16の中にミュウが3人入っています。
サーナイトが一人もいないことに驚きました。
12/17 ワデフェス (70人)
●予選
リザードン20
サーナイト13
ギラティナ12
パオジアン5
インテウーラ4
ミュウ4
ミライドン2
トドロクツキ2
赤ロスト2
ブジンエンテイ1
アマージョ1
コライドン1
ヤドキング1
サーフゴー1
カビゴン1
●ベスト16
リザードン4
インテウーラ3
ギラティナ2
サーナイト3
サーフゴー1
カビゴン1
赤ロスト1
ミュウ1
僕が大阪で主催している自主大会ではTOPシェアがリザードン、優勝もリザードンでした。
リザードンが数を増やした影響でインテウーラの立ち位置が良くなり、4人中3人がトーナメントに進出していました。
ミュウを選んだ理由
CLに持ち込む際に意識するポイントは下記になります。
○練度
○安定感
○有象無象のデッキに強いこと
○まくり性能があること
○対策されているか
○Tier上位のデッキにある程度の勝率があること
以下で詳しく書いていきます。
練度
CLの予選はサイド差での決着がなく、時間切れは両者敗北となってしまいます。
大きな会場で行う対戦はいつもより緊張感が高く、より慎重なプレイになりがちです。
そのため練度の高いデッキを使用しないと、プレイが遅くなり時間切れのリスクがあります。
両負けは最も避けたいことなので、CLでは練度が高いデッキを選択する必要があります。
対戦回数が多いので、疲れてきた時にミスを減らすためにも、使い慣れたデッキを使うことが大切だと考えています。
今までミュウを使い続けてきたので、練度やプレイ速度には自信がありました。
安定感
CLの予選はDay1が9戦、Day2が5戦の計14戦あります。
そのうち12勝2敗がトーナメント出場のボーダーなので2回しか負けることができません。
そこで、事故負けを減らして勝てる対戦はしっかり勝つことが重要となります。
また、14回戦もあればジャンケンに負けて後攻になることがよくあります。
安定感が高く後攻でも強い動きができるためミュウを選択しました。
安定感が高いことはCLのデッキ選択において最も重要な要素の一つです。
ミュウはボールの数が多く、ポケモンを展開しやすいデッキとなっています。
ポケモン展開後はゲノセクトのフュージョンシステムでドロー出来るため、安定感が高いです。
サポートによる展開に依存していないため、先攻の動きが安定しています。
そして雪道ジャッジマンやメロディアスエコーなど、後1からも強い動きが出来ます。
有象無象のデッキに強い
ここでいう有象無象のデッキはTier3以下のデッキを指します。
使用率が5%程度なので当たっても1回ぐらいです。
CLの予選の序盤は環境外のデッキと当たることが多いです。
なぜなら参加者の中には古参プレイヤーだけでなく、初心者の方や初めて大会に参加する方、好きなポケモンやこだわりのデッキで参加する方も多いからです。
僕は以前のCLで連撃テンタクルと3回あたったり、リーフィアと2回あたったりしているので、予選を勝ち上がるには環境外のデッキにも勝つ必要があります。
そうなった時にTier上位へのメタデッキを握ると、環境外のデッキと対戦した時に勝てなくなってしまいます。
どのデッキに対しても先2ボステクノバスター、序盤の雪ジャッジ、終盤の雪道ナンジャモは強力で、デッキパワーの低いデッキに強く出れます。
このことからミュウは様々なデッキに対して一定の勝率があることになります。
まくり性能
長い予選の中では、どうしても序盤に遅れてしまうことや、先攻を取られて厳しい展開になることがあります。
そういった不利な状況の時に逆転できるデッキでないと、CLという長丁場では勝ち上がることが難しいです。
ミュウのデッキにはジャッジマンやナンジャモなどの手札干渉カードが採用されており、雪道でも妨害することが出来ます。
また、雪道ジャッジマンや雪道ナンジャモを再現性高く行うことが出来るのでまくり性能は高いと言えます。
対策
現在の環境はリザードンが多いので、ミュウが数を減らしています。
そのためミュウへの対策カードであるミカルゲやドラピオンの採用が少なくなっています。
使用率の少ないミュウを対策するなら、他のカードに枠を割いた方が全体的な勝率が上がるからです。
Tier上位デッキへの勝率
安定感やまくり性能などを見るとミュウはCL向きのデッキと言えますが、この項目だけは満たしていないと言わざるを得ません。
環境考察を見てわかる通り、現在のTier1はリザードンです。
ミカルゲやドラピオンが少ないとはいえ、正直今のリザードン環境でミュウを握るのはかなり厳しいと思っています。
それでも、CL京都に当選していたら間違いなくミュウを使っていました。
デッキ選択の理由はミュウへの愛です!!!
これしかありません。
今の環境がどれだけミュウにとって逆風でも、最後の大型大会でミュウを使わない選択肢はなかったです。
色々とデッキ選択の経緯を書きましたが、はじめからミュウを使うことは決めていました。
同様に、1月に控えているシティリーグでも間違いなくミュウを使用します。
もうすぐフュージョンシステムやクロスフュージョンを宣言出来なくなると思うと寂しい気持ちになりますが、レギュ落ちするまではミュウを使い続けるつもりです。
リザードンへの勝率は低いですが、全く勝てないわけではありません。
また、リザードン以外への勝率は悪くないため、マッチ運次第ではCLでDay2に残れるポテンシャルは十分にあると思います。
今までミュウを使い続けてきた集大成として記事を書いたので、レギュ落ちまでミュウを使いたいと考えている方は、読んでいただけると嬉しいです。
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