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『うしおととら』をどう紹介して良いかわからなくなったから全巻レビューする
こんばんは!昨日の記事で連続更新50日を達成したわでです!
この調子で記録を伸ばしていきたいですね!
さて、以前の記事で“死ぬまで好きな漫画1位”に挙げた『うしおととら』。
この作品の魅力を伝える術をずっと考えていたのですが、どう分けて紹介したら良いかわからなくなったので、1巻から最後まで1巻ずつ紹介することにしました。
ネタバレを挟みながらにはなると思いますが、ライフワークとしてゆっくりやっていきますので、気になったら原作を読んで記事を追い越していただきたいと思います。
それでは1巻から行きます!
初版が発売されたのは1990年12月15日!もうすぐ30周年ですね。
第1巻は序章「うしおととらとであうの縁」から第二章「絵に棲む鬼」其ノ三までの7話が収録されています。
主人公の蒼月潮(あおつきうしお)は由緒正しいお寺の長男。
父親から毎日のように家に伝わる大事な“槍”の話や妖怪変化は実在するという話を聞かされますが、まったく信じていない中学生です。
そんな潮が蔵を掃除するように言いつけられ、蔵の中で見つけた地下への扉を開けると、そこには槍に貼り付けにされた“妖怪”がいたのです。
妖怪に驚き逃げようとする潮に「槍を抜け」と要求する妖怪。
始めは無視する潮でしたが、地下への扉が開いたことで妖怪の強い妖気が漏れ出し、それに引き寄せられた小妖怪が潮のクラスメイトを襲い始めます。
蔵の妖怪の協力を得るため“槍”を抜く潮。これ幸いと妖怪は潮に襲いかかりますが、潮が手にしたのは妖怪を滅するための槍である“獣の槍”。
潮は自らの体を獣のように変化させ、蔵の妖怪を脅し、小妖怪を共に撃退するのでした。
戦いの後、潮の元から去ろうとする妖怪を『とら』と名付け、自分の監視下に置くことにするというのが第1話のお話です。
初期のとらのデザインで特徴的なのが耳のような部分ですね。最初はかなり強調されていますが、徐々に他の毛と混ざって強調されなくなります。
そして第一章「石喰い」に続きます。
何気にこの「石喰い」の話、後々まで重要なんですよね。
後からこの話が出てきたときは結構興奮しました!
『バクマン。』で「1話完結ではない1話完結」という話が出てきたときに、とても腑に落ちたのを思い出します。
石喰いとの決闘シーン。
この1人と1匹が最強コンビになる!それを予感させる構図ですね。
とても好きなコマです。
そして第二章は「絵に棲む鬼」
潮が憧れていた画家の娘が同じ学校にいると知り、絵のモデルになって欲しいと誘いますが、その娘には鬼となった画家が憑いているという話。
別に紹介しなくても良いんですが、上のページの中段あたりのコマの潮の鼻。これ昔『BSマンが夜話』でも突っ込まれてましたが、どんな鼻なんだよ!と。以降も結構気になる潮の鼻です。
そして、画家の娘である羽生礼子をフォークダンスに誘う潮の前に現れる鬼。その前に格好良く立ちふさがるとらというところで1巻は終わります。
第二章については完結となる2巻の時にもっと詳しく掘り下げたいと思います。『うしおととら』ぜひ読んでみてくださいね!
ではまた!
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