イエローストーン国立公園 世界第二のカルデラ --理科好きのアメリカ巡り
どんなところ
世界第二のカルデラ。カルデラとは火山の活動によってできた大きな凹地(世界で一番大きいのは陸地ではスマトラ島のトバ湖)。イエローストーンは現在も活発に活動しており、温水湧出や世界最大の間欠泉などの活動を見ることができる。イエローストーン国立公園では活発な地下の火山活動が続いており、地温が100℃を超えたり隆起や地割れが発生して立ち入り禁止になった地区、突然林の中で間欠泉ができて一面に広がってしまった地区もある。
国立公園として保護・整備されていることにより、バイソン(アメリカバッファロー)、エルク、ビーバー、コヨーテ、黒熊、灰色熊など多くの野生動物も見ることができる。
見どころ
間欠泉(Geyser)と熱水湧水地(Spring, Pool)
世界で一番有名な間欠泉がOld Faithful Geyseyであり、Old Faithful地区にある。
このOld Faithful Geserが有名なのは規模もそれなりだけど、噴出する間隔が平均91分±10分と忠実(Faithful)なため。そのためこの間欠泉がOld Faithful地区の看板となっていて、Old Faithful Geseyを囲むようにビジターセンターやロッジや駐車場が設けられ、この地区の入り口となっている。
ガボガボと煮えたぎっている池はSpringや規模が大きくなるとPool、温度が下がってバクテリアが繁殖して色が変わってきているのはPoolと呼ばれているみたい。
野生動物
多くの野生動物を見ることができる。クルマが数台停まっていたりすると、大抵は何らかの動物が近くにいる。渋滞になっているときは黒熊もしくは灰色熊がいる可能性が高い。ただし公園の規則で、狼や熊とは100yards(91m)、それ以外の動物とは25yards(23m)離れることとなっている。また動物を見る・撮影するときは、車は道路の端に寄せて停めること。渋滞のもとになってしまいます。
https://www.nps.gov/yell/planyourvisit/viewanim.htm
景色
どこにある?
ワイオミング州北西部、冬はスキーリゾートとして、夏は米金融政策会議が開かれるジャクソンホールの北70マイル(110km)。
どうやって行く?
ベストは米国唯一の国立公園(Grand Teton National Park)内にある空港のJackson Hole Airport。ここからレンタカーでYellowstone National Parkまで72マイル(115km)1時間半。Jackson Hole Airportにはデルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空などが乗り入れているが、国立公園内の小さな空港であり便数がとても少ないため、相当前からの予約が必要となる。
一番近くの国際空港となるとSalt Lake City International Airportがあるが、距離は360マイル(580km)、6-7時間掛かる。こちらはデルタ航空の中継空港でもあり便数もとても多いため、ここからドライブ旅行と考えてYellowstone National Parkに向かうもの悪くはない。
宿泊はどのあたりがお勧め?
ロッジやホテルがありどこも良いが、コストを考えるならばロッジがお勧め。Yellowstone National Parkは高地で夏でも涼しい。しかしほんの一時期だけ暑い日が続くことがあり、そのときは暑がりな人にはエアコンが無い(ことが多い)ロッジは辛いかもしれない。逆にホテルは快適ではあるが、費用はそれなりに掛かる。
宿泊できる地域としては、間欠泉で有名なOld Faithful Geyser Basin地区やYellowstone Lake地区がNational Parkの中心でアクセスに便利。コストを考えるなら、いっそNational Parkの外に出て、例えばNational Parkの北東のゲートのすぐ外にあるモンタナ州のSilver Gateにもモーテルやロッジがある。
参考資料
周辺にある見どころ
Yellowstone National Parkの南に隣接するGrand Teton National Parkもお勧めです。できればYellowstoneとGrand Titonを組み合わせて計画を立てると良いです。
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