新しいカメラが話題になるたびに思うこと(1/3)
カメラ界隈ではNikonから発売されるZ8についての話題で持ちきりですね。
なんでもNikonのフラッグシップモデルであるZ9と基本的なスペックは同じなのに、軽くなって安くなっているとのこと。
つまりフラッグシップ級の能力を持ちながら小型軽量(とはいえAPS-Cカメラと比較したらデカいし重い)に進化したというわけですから、そりゃ話題にもなります。
僕も例に漏れず、いろんなYouTuberの方の先行レビューを拝見するわけなんですけれども。
ただ、買いません。
自分の懐事情だったりレンズ資産の話もあるんですけど、これが仮に僕が資産家級にお金を持っていたとしても買わないと思います。
なぜならそんないいカメラは僕の使用用途に合っていないからです。
僕が今使っているカメラはα7sという結構古いカメラです。
今や業界ではCanonやNikonと並べられるカメラメーカーに成長したSonyが提供しているフルサイズカメラ群の一つ、Sシリーズの初代です。
このカメラは2014年に発売されたカメラですから、もう9年も前のカメラなんです。
当たり前ですが、最新のa7sIIIと比較しちゃうと性能という面ではもはや月とスッポンです。
でも僕にはこのα7sで十分なんですよね。
今日はその理由を解説していきます。
1.本体サイズ
α7sはフルサイズカメラにしては相当小さいカメラです。
Sonyのカメラは間違いなく小型軽量を基本設計にしていると思います。
フラッグシップモデルであるα1が他社のフラッグシップと違って縦グリップを採用していない点や、大三元レンズの最重要といっても過言ではない24-70mm F2.8レンズの新型が695gという超軽量(Canonが900g,Nikonが805g)である点を見ても明らかです。
とはいえそれは他社のカメラと比較した上であって、αシリーズもどんどん大きく重くなってきてはいます。
僕の使っているα7sの最新モデルであるα7sIIIが699g(バッテリー、メモリーカード込み)ですし、フラッグシップのα1に関しては737gです。
再三申し上げますが、これはフルサイズカメラにしては超軽量です。
それはCanonの準フラッグシップであるR3が1015g、NikonフラッグシップのZ9が1340gという点からもわかります。
最新のフルサイズカメラはどんどん重く、大きくなっているということは明らかでしょう。
で、問題のα7sはというと、なんとバッテリー込みで489gです。
500mlのペットボトルより軽いです。
普段カメラをあまり使わない方からすると、数百グラムしか変わらないように思えるでしょうが、その数百グラムがめちゃくちゃ大きいんですよ。
特にカメラは肩にかけたり手に持って使うものですから、なんなら数十グラムの差でも十分にわかるくらい差があります。
これだけカメラが軽ければ、持ち歩く頻度も増えます。
別に写真を撮ることが目的ではなくても、とりあえずカメラ持っていくか〜って感じで鞄に入っていますし、なんならスーパーに買い物にいくだけの時ですら持っていったりします。
それだけ持ち歩く頻度が多くなると自然とシャッターを切る回数も増えます。
シャッターを切る回数が増えれば、いいショットが撮れる回数も増えてきますよね。
「いやいや、性能がいいカメラだったらそれだけいい写真も増えるんじゃないの?」という疑問が浮かぶでしょうが、詳しくは次にお話する性能面でお話しします。結論から言うと、スマホ画面で見る分にはフラッグシップだろうと、α7sだろうと、ましてやiPhoneのカメラであっても大きな差はないんですよね。
ピントが合ってさえいれば、あとは現像ソフトで色を調整すればどうとでもなります。
というわけで、今日はちょっと長くなってしまったので、また明日に持ち越しますね。
明日も健やかにお過ごしください。
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