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保育士試験④ 【実技】音楽に関する技術対策

今回の記事では、保育士試験【実技】音楽に関する技術の合格までに、私が実践してきたことを記録します。


【前回の記事】


▽保育士試験受験時の私の状況

本題に入る前に、私が保育士試験を受験した当時の状況について記しておきたいと思います。

私が保育士資格試験を受験したのは、2024年前期(6月試験)。
当時の状況は以下のとおりです。

✔26年ぶりのピアノ
✔産後1年
✔1歳1人育児中
✔仕事は週1回+在宅不定期

ピアノ教室利用なし、育児の合間を縫って自宅で練習するスタイルでした。

▽練習期間と時間

音楽の技術に関する試験のための対策を始めたのは、1次試験の結果が出た6月上旬。
実技試験は6月30日の実施でしたので、練習期間はおよそ1か月弱でした。


実技試験に向けた練習期間が短かったのには理由があります。
(こんな残念な受験者もいるんだなぁという生温い目線でお読みください)

▼【失敗談】情報収集不足

実技試験の練習期間、「短すぎない?」って思われましたよね?
決して試験をナメていたわけじゃないのです。

私は一般社団法人全国保育士養成協議会のHPの読み込みが甘く、「実技試験の課題曲等の発表は筆記試験の結果発表後」だと勘違いしていたのです。

実際には、実技試験の課題曲等とっくのとうに公表されていました(笑)

今までこういうミスってしたことなかったんですけどね~(笑)

そもそも筆記試験が通ると思っていなかったから、相当油断していたというのもあると思います。

ですから、実技試験の練習は1ヶ月で十分だなんてことは絶対ないです!
課題曲は比較的易しい曲ですが、シンプルな曲ほど受験者のクセが出やすいので、これから試験を受けようと思われている皆さんには、どうか十分な練習期間をとってほしいと思っています。


▽「音楽に関する技術」の結果

50点満点中、41点で合格でした。
音楽に関する技術の試験は50点満点で、60%以上の得点で合格になります。


▽「音楽に関する技術」の採点基準

音楽に関する技術の試験において求められる力は以下のとおり公表されています。

幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。
求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。

一般社団法人全国保育士養成協議会HPより

細かな採点項目・基準については、私なりに調べたのですが、正確な情報を得ることはできませんでした。

ですが、様々な書籍や専門家の方のお話を参考にしたところ、どうやら大切なことは以下のとおりであることだけはわかりました。

①歌い方の基本ができている
②伴奏の基本ができている
③保育士らしい雰囲気
④音楽の楽しさを伝えられている
⑤保育士らしい臨機応変さ

上記のように、自分なりに採点基準の仮説を立ててみました。
また、優先順位の高い順に①~⑤としました。


▼①歌い方の基本ができている

憶測ですけど、ピアノの技術以上に歌い方を見られているんじゃないかなぁ?と。
子ども達に弾き語りを聞かせた後の流れはどうなるかというと、「さあ今度はみんながピアノ弾いてみよう!」とは当然ならないと思うんですよね。
「さぁみんなも歌いましょう!」という流れが自然だと思うんです。

だから、お手本としてまず示すべきは「ピアノより歌」であると仮説を立てました。

歌の練習で気を付けたことは、全部中学校の音楽の先生が教えてくれたことばかりです。

✔声の大きさ
✔大きく息を吸う
✔丁寧に発音
✔勝手なテンポで走らない

このくらいかな?
学校教育ってやっぱりすごいなぁと思います。

▼②伴奏の基本ができている

専門家のお話を聞いていると「音大の試験ではないので」というキーワードが何度も聞かれたので、あえてピアノの出来にはこだわりすぎないように気を付けました。

知り合いの音大卒の方に「伴奏の留意点は?」と聞いたところ

①テンポキープ
②ハキハキしっかりしたタッチで
③メロディーも大事だけど左手は特にハッキリ
④独りよがりにならない(歌い手を常に意識)

と教えてくれたので、上記4点だけは気を付けました。


▼③④⑤保育士らしい態度と姿勢

私が一番大切にしよう!と心がけたのは、③④⑤の保育士らしい態度と姿勢です。
というか、ピアノも歌もド素人なので、態度意欲でアピールするほかないのです!

元気!勇気!笑顔!を心がけました(生涯チアリーダー)。

また、入室時は「上手くないけど聞いてください」と心をこめて挨拶。
弾き終わりは「上手くないけど聞いてくれてありがとう」とお礼。
(口には出さないです。あくまでも気持ち)

あと、万が一つっかえても絶対に止まらないことと、テンポはキープするということは最初から決めていました。

体験談を読んでいると、つっかえたり、「もう一度最初から弾かせて下さい」とお願いした人の中でも合格者はいたようなのでこの辺は難しいですね。

私は、途中で伴奏が止まると子ども達が「先生どうしたのかな?」ってなっちゃうと思ったので、多少のミスは気にせず、最後まで笑顔で元気に歌うことを心がけました。

幸い、本番は大きなミスなく終えられました。
緊張していたのでテンポが速すぎやしなかったかが心配な点でしたが、無事に合格していました。


▽使用した楽譜

受験に当たっては「ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。」と書いてあったので、私はインターネットでダウンロードできる楽譜を使用しました。

課題曲の「いるかはザンブラコ」「夕焼け小焼け」ともに、Piascoreで購入。

1曲数百円で購入できるし、初級~上級まで様々なレベルの編曲から選べるのがありがたかったです。

ちなみに私は、中級レベルの編曲のものを購入しました。

初級の楽譜はタッチミスを減らせるというメリットがありますが、私のように演奏者のレベルが低いと、シンプルな編曲の楽譜ほど、演奏の粗が目立ちやすいのではと考えました。

また、音大卒の方から、「理由がない限り伴奏はペダル無しで」とアドバイスをもらっていたのも中級の編曲を選んだ理由。
ペダル無しの分、左手の動きが適切に華やかな編曲の楽譜を選びました。
そのほうが自分で弾いていても楽しめますしね。

▽練習時間と練習方法

練習期間が1か月弱と短かった分、毎日15分はピアノに触れて練習すると決めて取組みました。

練習タイムは子どもを寝かせつけた午後20~21時。
とは言っても、試験前はほぼ毎日夫が寝かせつけを担当してくれたので、おかげ様で私はありがたく練習に取組むことができました。

まずはピアノをスラスラ弾けるようにし、歌の練習を重点的に行いました。
試験本番は緊張で意識ポイントが吹っ飛びそうだと思ったので、

✔ブレス
✔テンポキープ
✔笑顔

などの気を付けポイントを楽譜に書き込んでおきました。

また、走り屋の私は、スマホのメトロノームアプリを毎回使うようにして、無意識でも正しいテンポで演奏できるように練習しました。

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以上が、保育士試験実技「音楽に関する技術」の受験に向けて私が行ったことを記録しました。

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