価値観の迷宮。タトゥー篇

早速投稿を始めます。

価値観って大事なものだけど、人間関係を築くにあたって1番面倒なものだと私は思っています。
人には人の価値観があり、全く一緒の価値観を持ち合わせている人なんていないだろうし合わない部分が妥協できるかどうかで今後の付き合い方が変わると思います。
もちろんこれもただの私の価値観なのでこう思わない方もいらっしゃると思います。それが普通です。

本題です。
私は約6年間お付き合いしていた男性がいましたが、とにかく価値観が合わず辛かったです。何度も別れを試みましたがなかなか上手くいかず、キッパリと別れられたのは去年の暮れのことでした。
価値観合わねえええええっていうエピソードを思い出せばキリがないのですが、1番頭に残っている揉めた会話は〝タトゥー〟でした。
ファッションや思い出を入れるのはとても素敵なものだと思っていましたし、理解していたつもりでしたが彼は、私の名前と記念日を入れたのです。
確かに事前に聞いていましたし、私は止めました。
もし別れたらどうするの？体に一生残るものだから私の名前はやめてほしい、と伝えていたのですが
「別れるつもりは無い」の一点張り。
結局、まあ私の体じゃないし好きにさせればいいかと思い、折れたのは私でした。
ですがいざ完成したタトゥーを見ると心がドッシリと重くなりました。一生体に残ってしまうものだから責任を感じてしまいました。この気持ちは彼には伝わらなかったです。
「別れるつもりは無い」と思ってくれることは嬉しいことですが結婚もしていない若者のカップルですから、別れの可能性だってもちろんあります。実際に別れましたし。
そのことを何にも考えずに入れた彼とはやはり価値観が合わないと感じてしまいました。
価値観の違いって誰も悪くないし誰も責められる必要がないことなのに自分の価値観を通そうとする人がいるから生きにくいんだなあと感じます。
人には人の価値観があって当たり前ですが、自分の価値観を人に押し付けるのは間違っていると思います。タトゥーの彼は非常にこれが多かったです。
ですがこれも私の価値観。彼に押し付ける訳にはいきません。どうすれば正解だったのかも分かりません。
いま文章にしてみて、恋人にこんなに気を使っていたのかと気づきました。
HSPの生きにくさを勝手に感じました。

彼とはタトゥーの件から約1年後に別件で別れましたが、別れ話の際に「このくらいわこのことを好きになった証だからタトゥーは一生残しておく。タトゥーを見てわこを思い出す」などと言っておりましたが、私と別れた3日後に付き合った彼女に消せと言われて消したらしいです。それをわざわざ報告してきたので非常に面白かったですし非常に不愉快でした。
タトゥーが消せる時代でよかった。