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「差し歯が保たなくなって入れ歯になるとか、反対側の歯の被せ物が一気に2箇所はずれるとか、そんなことは小さなこと」と教えられました

先月、左の奥歯の差し歯が取れてしまいました。
その差し歯の後ろ側の奥歯も、差し歯だったのですが、
ちょっと前に取れてしまって、空間が空いていまして、
それで手前の差し歯に負担がかかってしまったようです。
空間になっていたのは、そこの差し歯の土台となる歯が
ほとんどなくて、差し歯をつけてもすぐに外れてしまうから。
手前の歯も差し歯だからブリッジにしてもあまり保たないだろう、
と言われていて、インプラントか部分入れ歯のどちらかに
するように言われてました。

今回、手前の差し歯が取れたのを機に、思い切って
インプラント・・・・するほどには思い切れず、
部分入れ歯にすることにしました。

人生、初入れ歯、です。

ああ、もうそんな歳になっちゃったのか、と
ちょっと落ち込みました。

で、入れ歯って慣れてないので、なかなか
入れ歯側でものが噛めず、ついつい反対側の
奥歯で咀嚼する感じになっていたら、
おそらくそれが負担になったのでしょう、
反対側の奥歯の被せ物が、一気に2箇所も
外れてしまいました。

もう、この歯のガタガタ具合、どうなのよ!

と、ガッツリと落ち込んでいる僕に、

「私の所属しているレイキヒーリングのグループには、
子供が脳腫瘍で手術しなかればいけない人とか、
親がもう緩和ケアするしかない人とか、大変な人たちが
いっぱいいる。
どっちがいいとか悪いとかはないと思うけれど、
視点を少し高くすれば、歯が多少不具合があるぐらい、
大したことではない、って思えるよね」

と妻が言ってくれました。

ああ、そうだよ、その通りだよな。

入れ歯になったと言っても1本だけの部分入れ歯。
被せ物が取れたと言っても、また付け直してもらえて
当分はたくさんの自分の歯で、おいしく食事ができる。

視力は弱ってきても、モノはちゃんと見えるし、
2本の足でどこまでも歩ける脚力はあるし、
左手にお茶碗を持って右手の箸でご飯を食べられる。

そう思うと、たかが入れ歯、たかが被せ物が外れただけの
ことなんて、本当に大したことないな、と思えました。

人間、自分のことだけに焦点を当てがちですが、
ちょっと視座を高く、視野を広くすれば、
世界には、いろんな人がいて、いろんな苦労をしているのだな、
と思うことができます。

今日も、妻から、素敵な考え方を教えてもらえました。

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