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本となって語ること、それぞれのcommonを言葉にすること。JAPAN-INDIA TRANSFORMATIVE TECHNOLOGY NETWORK2024 #Day2

日本との時差はちょっとしたお得感もあるけど永遠に仕事しちゃうなと思うDay2。
今日は参加者の中で6人が選ばれ、”本”となって語るいわゆるショートプレゼンテーション、関心領域の近い人で集まるランチ、ケーススタディセッション、さらに領域を狭めたテーマ別セッションがハイライトで、内容は最も盛りだくさん。仲もだいぶ深まってきた。今日もウンタースベルク山は最高。

Day0:日本とインドの少し先の未来をつくる。
Day1:文化の紡ぎをどう捉えるか。
Day2:本となって語ること、それぞれのcommonを言葉にすること。
Day3:手元でできる、自分と仲間の課題の持ち寄り方はなんだろう。
Day4:今なお無い組み合わせを掛け合わせる価値を、国を越えて実感する。

私の”本”を聴きに、全3回のセッションで20名強が参加してくれ、それぞれにたくさんのコメントや日本のコンテクストを問う質問など時間は常にオーバー気味。
誰しもが持っている違和感を実装するためのチャレンジや工夫を違う言語で端的に伝える困難さはあるものの、こうして安心した空間で話せることは私にとって得難い機会。
本を聴いてくれたメンバーといよいよ仲間作りが始まるかも、という兆しが見えていく。

ラウンド2の様子。Amid(写真左端)、弁護士である彼の知的好奇心は止まらなくてその様子がまたいいなぁと感じていた

昼はRomitaとLoliと国連のユースワークから、インドの高齢化が待つ末恐ろしさなどたくさんの生の感覚を聞く。インドといってもひとくくりにできない、でも何か共通項はあるのだろうなと耳を傾ける。

Loliはよく笑う、寛容さの塊のような人だった。また会ってハグしたい。

ランチを終えて臨んだケーススタディは、昨年のプログラム参加者、サティアンが作ったゲームで進んでいく。すでにリサーチも発表されているものだということだった。

「76歳の日本女性Tatsukoに対して、あなたはIT担当大臣として、暮らしに中にAIを入れるか入れないか?」を、意見を出し合いながら皆でビジュアライズしていく。
4つのステージに沿って、メリット(+)、デメリット(-)を使いながらTatsukoの暮らし全体を見ていく。彼女にとって心地いい衣食住、社会性、生きがいを保っていくためには?日本とインドのコンテクストを使いながらチームで進む。

デザイナーが描いてくれた図。私の図解はひどかった。デザイナーってすごい。

私が割り振られたチームはムンバイ在住のマーケターにベンガロール在住のデザイナー、同じくベンガロールで会計事務所を経営する人、そしてアメリカ在住の博士課程学生。孤独、孤立感など多くの観点からディスカッションは進む。極論を求めつつもチームの合意形成を図っていく。進めながら互いのコモンを確認する。

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その後は、日本式のお茶会を日本delegateの皆さんが開催。私はただお茶をいただき飲んで話すだけとはいえ、文化の交換はいつだって人を笑顔にさせる。cosyな時間。

みんなMACHA好き。スタッフの1人Yonがとびきり喜んでいた。かわいい。

お茶会が終わった後は、テーマを絞りさらにディスカッション。
Health and Healthcare System「医療システム」、Accesibility, Mobility and Inclusion「アクセシビリティ、モビリティ、インクルージョン」、そしてLivable cities and Communities「快適に生活できるコミュニティの充実」の3つに分かれていくことに。私はLivable cities and CommunitiesとHealth and Healthcare Systemの部屋をを行き来し自分の関心を感じていく。
自分自身がど真ん中のヘルスケア、にいる感覚よりも、あらゆるものを内包するテーマ、今回でいえばLivable cities and Communities。どんなふうに機嫌のいい暮らしをつくるか?を考えるのが自分向きなのだろうなと感じたことも大きなポイントのように感じ、自分の変化を楽しんでいる。

途中で財団からのインタビューを受ける。いい記事になるといいなと楽しみ楽しみ。

少しだけ自由時間。
居ても立っても入れなくなって限られた晴れ間を縫い、あのホーエンザルツブルグ城に行こうと仲間とサイクリングを思い立つ。東山魁夷が見た景色を自分がみることになるなんて。

途中でたくさんの市民とすれ違う。犬の散歩、ランニング。丘の上にある城をランニングの地点に決めて走るあらゆる年齢の人。暮らしの中に500年間がある。

ホテル・シュロスレオポルツクロンから歩いても10分、自転車だと5分の距離。通りを抜けると草原の先に突如として姿を現すホーエンザルツブルグ城。

途中雨が降ってきたけれど、続いてきたその雄大さに涙ぐむ自分のそれとが混ざっていった。

高い。高いなぁ。

2024.5.21