箪笥に悲哀
箪笥に悲哀
開けたら泪
古い引き出し
なかなか開かん
取手が錆びて朽ち果てたのか
木材軋んで開かぬのか
開けても埃で咽せるだけ
中身はなんでかすっからかん
哀しみのしまい処は
なぜだか勝手に決まってる
いつも心と脳の間
そこの箪笥にしまってる
いつしか埃と煙になるまで
箪笥に悲哀
開けたら泪
古い引き出し
なかなか開かん
取手が錆びて朽ち果てたのか
木材軋んで開かぬのか
開けても埃で咽せるだけ
中身はなんでかすっからかん
哀しみのしまい処は
なぜだか勝手に決まってる
いつも心と脳の間
そこの箪笥にしまってる
いつしか埃と煙になるまで